あじさい物語

七色の紫陽花のような日々の心模様
       

「さよなら、ぼくのひみつ」漆原智良編著 進藤かおる画を読みました!

2014-03-05 21:58:25 | Weblog
読みました!!
    
「さよなら、ぼくのひみつ」

実は、帰省する前日、2月19日の夜に井嶋敦子さんから届きました、本当にありがとうございます。

帰省準備のてんやわんやの中、いただいた敦子さんの作品だけを読んで帰省したのです(他の方ごめんなさい…。とにかく時間がなかったの)
うるうる先生のお話もゆっくり読みたくて…で、こちらに帰ってから、うるうる先生の作品を読み、敦子さんの作品もまた読みました。

そして、先ほど、他の方の作品も読了。通勤バッグに入れるもこのところの仕事の忙しさにぐったりで、なかなか読めなかったのです。

今頃になって感想とは…本当に遅くなってごめんなさい。
でもね、今だから再び皆様に宣伝をとなるからいいかな…と、自分に言っています(またもや自己満足じゃ~ん


よかったです。いい本ですねえ。考えさせられます。

井嶋敦子さん作「いちご肌のふたり」
おお、マイムマイムから始まるんだ。うわっ、楽しそう…そうよね。手をつなぐのよね…導入場面がいいなあ。
ちなみに「マイムマイム」は、私もよく踊りました。マイム、ベッサンソン!がいいなあ。
敦子さんも踊った?
フォークダンスって、男の子と手をつなぐの、ドキドキするのよねえ…そう、そうよね。
いちご肌とオレンジ肌が心に残りました。その違い、アトピーの意味…
医師である敦子さんしか書けないことがてんこ盛り…。
運動するとよくなるかもしれないと思わせるところ…今、アトピーの方、アレルギーの方も多いなかで、時機を得たとてもいい作品だったと思います。

多くの子どもたち、大人に読んでほしいです。

サキとアンナの会話も子どもらしくて少女らしくて楽しかったです。
P.53のあとから4行目からのサキのキャラ、つい敦子さんを想いました。
私には体脂肪率7パーセントが耳にきつかったなあ……なんて。
読後感のとてもいい作品でした。
敦子さん、これからも敦子さんしか書けない作品を読ませてくださいネ(また私信になっています

それから、わが師のうるうる先生、漆原智良先生の「幸福を呼ぶ鳥の絵」
心にジーンと来て…そうよねえ。個性よねえと思いました。
一人ひとりを認めること。どの命も尊いものだということ。全てに通じる基本だと思います。いちばん大事なこと…それができれば戦争も起こらない…一人ひとりを尊ぶことを教えてくれました。流石、うるうる先生ですね(若輩者が申し訳ありません…またまた私信ですね)
勉強が得意な子、絵が上手な子、走るのが速い子、歌が上手な子、みんな、何かしらいいところを持っています。そんな人のいいところを認めて、学べばと思うのです。
私の小学校のとき、図画の上手な幸三さんがいました。みんな図画については一目おいていました。クラスのみんな、それぞれによさを認めていた気がします。

そして、幼稚園教諭時代、受け持ったかわいい明美ちゃんを思い出しました。
今頃は「おかあさん」かな。ちょっとしたひと言で、クラスのみんなの明美ちゃんを見る目が変わったのを感じました。そんな出来事を思い出しました…。

「いじめ」と言うのをどうのこうのといちがいに言えないけど、教師もいじめを作っていませんかと思うことがあります。ひとこと、みんなの前で、その子のいいところを言ってあげればと思うのです。
そんな単純なことではないかもしれませんが、そのことを教師自身、大人もちょっと意識してもいいと思います…。
とてもいい物語です。ぜひ、お読みください。
大人も子どもたちも。
エジソン、アインシュタインレオナルド・ダ・ヴィンチも学習しょうがい児だったのですね。

ほかに、あだちわかなさんの「作ろう! 安全マップ」
学校の図書館司書をしていらっしゃるあだちさんとは、この前、季節風の分科会で一緒でした。明るくてとてもかわいらしい方です(あらら、ごめんなさい…ホントです
今回の作品はとても生き生きと学校の様子が描かれ、よくわかりました。
ホントにあることですね。
些細なことで怪我をしたり、命を落としてはならないですよね。
無限の可能性のある子どもたちです。子どもの自主性を感じました。

そして、ほかに高森優芽さん作「やくそくの自転車」
今、自転車事故が多くなっていますよね。この前も子どもの保護者に9500万円の賠償金が求められたという話がありましたよね。気をつけなきゃいけないことですね。

それから、本のタイトルになっていますが、平松詩子さん作「さよなら、ぼくのひみつ」
虐待を受けていた子どもの話です。しつけという名に化けて…。
いつでしたか、そんなことが平然と行われる世になったのだなあと思うことがありました。信じられなかったけど、仕事上で知ったことです。
親は子どもが無条件にかわいいという世の中ではないのでしょうか…。


以上、思ったことを書きましたが(感想を充分には書ききれていません…)「さよなら、ぼくのひみつ」それぞれに感じることがあり、考えさせられます。
子どもの純粋さ、けなげさ、すばらしさを思います。
子どもにはもちろん、大人にも読んでほしいです。
みんなで読んで、みんなで考える本にしたいですね。

ぜひ、皆様、お読みくださいね。

もし、私がいつか文庫を開いたとしたら、置きたい本です
コメント (4)
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わっ、幸…和幸

2014-03-05 20:24:08 | Weblog
まさしく字のごとくである。

仕事帰りに夫と横浜東口のポルタのとんかつ屋さん前で待ち合わせる。
少し前に着いたので先に入って待っている。
以前のお店と変わっていた。今流行の和モダンというかんじ。
このお店には、以前、長女と来たきりかしら。
同じトンカツの他のお店には結構行きましたが。

「この石、本物かしら」なんて触ってみる。本物だった。
(なにをするぞや…子どもみたいねえ)

タイトルのことを言えば、お願いしたものを女性のかわいいスタッフが聞きちがえ、他のものを若い男性のスタッフが持ってきた。
「あら、ちがいます」と言えば、しばらくたって、またそれを持ってきて「ちょっと大きさが違うのですが…どうでしょう」って感じ。
「ああ、いいですけど、お高いのにいいのでしょうか」と私。
「はい。すみません」と男性のスタッフ。
私が注文したのよりすこ~し高いのです。

まあ、私はどっちでもいい。
スタッフの若い女性には謝られるし、店長らしき方にも「間違えてすみません」と…。

でもね、おいしかったのです。
やわらかくて…お代はそのままでいいですと言われたので「あら、かえって、ごめんなさいね。ありがとう」と。
帰りに、レジでまたかわいい若い女性に謝られし…「ううん、かえって、ありがとう。頑張ってね」と帰る。

今日のタイトルは、だ・か・ら…わっ、幸・せ…和幸なのです。
こういうことを喜び、ラッキー、サンキューと思う私です。

スタッフがよかったな。

それからマルゼンの書店。
おもしろい並べ方をしてあった。
指宿の友達のE子さんは、藤沢周平を全部読んだと言ったけど、書棚の本を見て、あらためてすごいなあと感心することでした。
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