昨年映画になった東京新聞の望月衣塑子(もちづきいそこ)さんの
取材を中心に追いかけるドキュメント作品。
菅官房長官(2018年)の対応がこの当時からそっけない。
望月さんの質問に対して正答な返答をくれていない。
カメラ機材は記者関係以外入れない仕組みのようだ。
警察官が2~3人が総理官邸前でカメラを入れまいと追い返す。
伊藤詩織さん強姦事件でこういうことがあってはいけないと講演する
望月衣塑子。
電話で恫喝されることも。「北朝鮮人やろうが・・・殺すぞ!」
多分新聞社にそういう電話が来るのだろうが、こういう電話が
くるのも承知の上で取材をしていると言いたいのだろう。
望月さんと他社の記者さんを会見場で撮りたいという撮影者。
所が前にも書いたが特定の記者さんだけしか中には入れない。
望月さんは、森友問題で改ざん、自殺者が出た後に篭池夫妻を
取材してた。どんなことにも挑戦して聞いていく姿勢には頭が下がる。
(日本会議=自民党安倍政権)
この取材のとき篭池氏は新制保守だと言っていた。
ちょっと矛盾してるか? 完全に保守系だったじゃない。
このときは「やりすぎたかな~」と後悔はしていたようだ。
論語とかはいいが、「教育勅語」はやりすぎ!戦争万歳!でしょ?
「武士道に反することはしない」と篭池氏は言ってはいたが・・・
その辺はどうだか~な。
加計学園の件から・・・
前川喜平氏を取材していた。
はめられた?(官邸内部の人に・・・)
自分の行動(私的なこと出会い系バー問題に対すること)をなぜ
知っているんだ?と望月さんに話していた。
そのことで責任取って辞めたけどね。
宮古島の弾薬庫建設のことに関しての取材
島民は誰に相談していいのかわからなかったと言う。
取材でようやく政府側が説明不足だったと簡単に答えておしまい。
島民が納得するわけないと思うけど・・・
この件で菅官房長官に質問したがかなり司会者?に遮られて、
最後まで質問出来なかった。
共産党の志位さんからお褒めの言葉をいただく望月さん。
「あれはパワハラだよ」と言ってくれた。頑張れの意味だったようだ。
伊藤詩織さんの問題で司法に委ねられたが、法廷にカメラは
入れなかった。
再び記者会見場に入りたい通常カメラマン。
誰かの推薦状なり記事を書いてそれを提示しないと入れない仕組み。
映像だけ撮りたいというのはだめなんだそうだ。
(テレビカメラだって入っているのに?記事書かないよね。
テレビカメラは忖度で入れるの?)
このやりとり何回あった?4回くらいあったように思う。
昨年の選挙運動の時の映像は凄かったね。
安倍コールと安倍辞めろコールの応酬で・・・
安倍辞めろコールの人達を排除しようとする警察官。
望月衣塑子はじっと菅氏と安倍首相をじっと見つめていた。
望月衣塑子VS菅官房長官の図は今でも続いている。
撮り続けた人もかなり突っ込んでいたからね。
こうやって日々戦い続けている社会部の記者さん達。
政権に惑わされずに信念を貫いて取材して欲しいと願っている。
充実したドキュメントになっていた。