伊藤若冲の半生を描いたドラマ。(多少フィクション入ってると思うが)
若冲を中心に美意識の高い系男達3人が競いあい、愛と絆がいっぱい
詰まっていた。
僧侶大典顕常(永山瑛太)、玩具屋の丁稚、後の円山応挙(中山大志)、
アウトドア派画家の池大雅(いけのたいが)(大東駿介)。
路上で茶を点てる(普通の緑茶)ナゾの仙人売茶翁(ばいさおう)には
石橋蓮司が演じた。さすがにベテラン俳優さんで仙人に見えたね。
水指しに『~若冲君子 〇酌』と書かれていた。
この文は大典が書いたとか言っていた。書かれていた「"若冲"の名を私に下さい」と頼むと大典への紹介状を渡してくれて相国寺を訪れる若冲。
大典が若冲を見初め、いろんなものを描いて欲しいと頼む。
大典は若冲の手を握って頼み込む所は説得力あったな~。
見つめ合った所なんか男同士の感情がバチバチって感じ。
3年が過ぎる頃、いきづまってしまう若冲。自分は何を目標に
描いていいか・・・売茶翁に訪ねてみたりして・・・
3年後、ようやく自分の描きたいものを見つけ黙々と描き続ける。
しかし大典は寺を辞する考え。放浪の僧侶として旅にでるという。
円山応挙は今だに若冲に追いついていないことに肩を落としていた。
3年後、若冲は見事に絵を描いて相国寺に31幅の掛け軸を寄贈した。
よくぞ集めたね~。美術館で見た絵ばかり並んでいて圧巻だった。
上方番付で絵師のランクが載っていて、3位が大雅、2位が若冲、
1位が円山応挙と書いてあると言って、応挙が万歳していた。
ようやく若冲を抜いたことを喜んでいた。弟子達も大喜びだった。
苦節9年以上、よく頑張りました。(本当かどうか知らないけど😅 )
最後、若冲と大典のボーイズラブ的な場面はいやらしくなかったが、
七之助さんが女性ぽくふるまったのが笑った。
それっぽく演出したのかな~。気になっている。