3/2の金曜日の研究室の打上げでのスピーチで言ったこと。
修論生,卒論生たちは,自分の能力の限界に挑戦してくれたので,見ていてすがすがしかった。
ただし,Performanceとは,これまでの人生の蓄積によるので,これまでサボった人は低いPerformanceしか出せず,地道に努力をしてきた人は高くなる。一夜漬けなどということはもはやこれからの人生で通用しない。継続的な努力を求む。
この研究室の雰囲気が好きな人が多くてうれしい。やるときはやる,遊ぶときは遊ぶ,ONとOFFがはっきりしていることがその理由,という人が多いが,そんなのは当たり前。私がこの研究室で良いと思うことは,「徹底的にFairである」ことである。元のキャラクターなぞ関係なし。とにかく自分のやるべきことを一所懸命やる人のみが評価される。元の能力が多少あったって,挑戦しない人など誰も相手にしない。自分の元の能力にあぐらをかくようであれば,この私と勝負できるようになってから,あぐらをかけ。(そこまで言ってないけど,そのようなつもりで言った)
2011年度は私にとっても大きなチャレンジだった。これまでのやり方,考え方を変えないと,対応できないような負荷がかかった。そしてそれを乗り越えてきた。結果,私自身は大きく伸びたように思う。
そして,いよいよ一つ目の勝負どころを迎えた気分である。これまでは準備であった。
人生で何度か勝負どころが来ると思っている。何の勝負どころも来ない人が多いと思うので,そうなるよう各人奮起せよ。
私は,最初の勝負どころが思ったよりも早く来たと感じている。
ここから数年,最初の勝負どころなので,全力で努力する。皆さんも,人に文句言ったり,説教垂れている暇があったら,もっと研鑽せよ。結局,自分の本分を果たしている人の言うことしか,他人は真剣には聞かない。
これまでも100%の力でやってきたつもりであるが,勝負どころでは120%が求められる覚悟である。そのための知力,体力,精神力は備わったと思っている。
皆さんも頑張ってください。そうすれば,先ほど学生の誰かが言った,世界一の研究室にだってなれるかもしれないよ。