今日はシンガポール休暇の実質的な最終日で,家族で満喫しています。
ゆったりと朝食した後,15:00前までプールで遊んでました。長女は初めて25mを泳ぎ切り,それで自信を得たのか,その後1000m以上泳いだようです。最初の25mは現時点でのベストフォームで。その後,1000m以上は彼女のリラックスフォームで。Lifeguardの人が,「Is that your daughter ? Can she swim ?」と心配そうに寄ってきましたので,おぼれているように見えたのかもしれませんが。
私は今日のプールサイドでは,本当に自分のしたいことをやってました。
水泳(クロール,平泳ぎ),子どもたちとプールでじゃれ合う,土木学会論文集の執筆,iPhoneで音楽を聴く,「海辺のカフカ」を読む,マンゴーマルガリータを飲む。それらのコンビネーション。
今日はJCIの年次論文集の査読修正の締切りですが,最後のブラッシュアップの指導も,プールサイドでできました。すごい時代ですね。
「海辺のカフカ」の上巻が終ろうとしています。すごい小説です。小説とは,作家の世界観,人生観の凝縮された作品だと思いますが,今の私が読むと,「海辺のカフカ」に近代日本の問題点,戦争の本質などがえぐり出されており,人間としてのあるべき姿が高らかに述べられているのもキャッチできます。すごく面白い。そして,そのあるべき姿は,私の感性ともよくマッチします。だから面白いと感じるのでしょうが。
宮本輝の世界観,人生観もとても好きです。一言で言うならば,「まともな日本人の大人の」人生観,世界観,でしょうか。
今回の休暇では,本当に読みたい本を読みたいときに読んでいます。読書の趣味も,この数年で毎年変化していっています。自身が変化していることの一つの証拠かな,と感じます。
土木学会論文集の原稿の2章が「山口県のひび割れ抑制システム」であり,システムの仕組みと,それによるひび割れ抑制効果を論じる章で,もうすぐ書き終わります。連名者に見ていただいて添削を受けます。3章,4章が表層品質についての章で,今年度の研究成果を反映させます。5章が,ひび割れを抑制することの意義,で私がこれまで山口県のシステムで勉強させていただいたことを思い切り述べます。
帰国後,週末ですが,この論文の執筆と,台湾の国際会議の論文の執筆で過ごすことになりそうです。