細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

2012-03-21 13:22:53 | 人生論

昨日は胃腸の調子がよくなく,食欲もなく,気分も優れませんでした。

娘二人を大学に連れてきて,急ぎの仕事を少し処理しようとしましたが,オフィスで遊びまわってどうにも集中できず,完了せずに退散しました。オフィスに置いてあるホワイトボードにマジックで落書きをしていたのですが,次女は自分の手や顔にも書き始めて,その時点で強制終了・・・

おまけに帰宅途中の電車で寝てしまい,結局家まで担いで帰ることになりました。かなり重いので,私も疲れました。帰宅後,私と次女は昼寝。

次女はそのまま朝まで13-4時間寝て,夕食は私と長女で。どうにも食欲が湧かないので,長女にのみ食べさせて,お風呂にも入らずに二人で本を読んで就寝。こういう日もあります。

今朝は,5時過ぎに起きて,長女のお弁当作り。給食が終わっているので,お弁当が必要です。材料の買い物をしてなかったので,冷凍庫にある食材なども駆使して,それなりのお弁当を作成。明日もお弁当なので,今日はお買い物をして帰りましょう。

昨夜はお風呂に入れなかったので,6時過ぎから三人で朝風呂。「朝風呂は久しぶりだよ」などと長女がのたまわっておりました。

明らかに激務時とは異なる時間の流れ方となっておりますが,こういうときには,また自分自身を冷静に見つめることができます。

宮本輝の「慈雨の音」を読み始めました。「流転の海」シリーズの最新作で第6巻です。このシリーズや宮本輝の作品は私はとても好きです。

人間とはこういうものだ,人生とはこういうものだ,という教訓が主人公の松坂熊吾の言葉として語られます。納得できるものばかりです。

4月に私も39歳となります。 不惑,にはすでに精神的には到達しているように思っていますが,来年度を元気に展開していくために,まずは自分自身の「幅」を広げていくことが必要と思っています。「度量」と言い換えてもいいかと思います。ますます時代が転換していくでしょうから,どーんと構えておく必要を感じるからです。

読書は相変わらず興味の赴くままにたくさん読みますが,上記「慈雨の音」などもそうだし,村上春樹もたくさん読みそう。古典にもようやく本当の興味を持ち始めたので,どんどんとチャレンジしたいです。

そして,23年度は,自身の専門分野に関する勉強が少しおろそかになったように感じているので,24年度は新しく入ってくる学生たちも巻き込んで,専門分野に関する勉強をしっかりとやりたいと思います。途中で止まっているT.C.Powersの"The Properties of Fresh Concrete"の勉強も再開したい。 「幅」も大切だけど,「深く」とか「地に足のついた」とかもとても大切。