今の小学校では,全国的にかどうかは知りませんが,音読が毎日宿題になっています。とても良いことだと思います。何代か前の自民党の首相の成果かなと想像しています。小学校教育には本当に我が国の行く末がかかっていると思うので,ぜひクリエイティブな議論が各所で起こるとうれしいです。
娘の音読のメインは小学校の教科書なのですが,休日や夏休みなどは基本的に自由。昨年は,論語を二人で読破しました。素読ではありませんが,斎藤孝さんの「声に出して読む論語」。私自身もすごく勉強になりました。
今年は小学校2年生。結局,百人一首を全部覚えよう,ということにしました。これも立派な音読。
私も,恥ずかしながら百人一首を全部を覚えているわけではなかったので,私が先生役も務めますが,私も一緒に覚えます。 朝の通学でも練習するし,お風呂に子供たちと三人で入るときも練習。昨日は,購入したCDをかけながら寝ました。3才の次女も4つくらいの歌を覚えており,それが流れると反応して歌いだします。
中には駄作もあるようですが,少なくとも,我々素人が作るような歌と比べるとはるかに美しい凝縮された日本語,世界がそこにはあります。天智天皇の歌を我々が声に出して情景を想像できる,ということが素晴らしい。感動しながら,日本文化を子供たちと味わいたいと思います。
かるたも始めており,今は20数枚くらいのかるたで争っています。次の正月辺りには,実家に帰ったときにも競技かるたをみんなでできるよう,親族にも輪を広げていきたいと思います。
私自身の趣味の一つにも加えようと思っています。
2008年にウガンダに出張して,マケレレ大学で2時間ほど講演したときに,冒頭で日本を簡単に紹介したときに,「田子の浦に・・・・」の句を紹介しました。今月末から,タンザニアに出張して,今回も大学で講演できるようなので,またとっておきの歌を紹介したいと思います。ある意味で日本の代表として行くわけですから,日本の魅力をしっかりと伝えるのは日本人としての義務ですな。