今回は日曜日夜の出発となり,夏休みに入って娘たちも祖父母の家に遊びに行っていることもあって,土曜,日曜と仕事をしてから成田空港へ向かうこととなりました。それでもすべての仕事を片づけることはできず,スーツケースにいろいろと仕事グッズを入れていくことになりました。
成田を22:00発のエミレーツでドバイ経由です。22:00発なので,機中でぐっすり眠れそうで,長旅はあまり気にしてません。とはいえ,ドバイに夜中の4時前について,乗継ぎに7時間あるので,それなりのタフな長旅ではあります。
今回の出張は,横浜国大のIMP(Infrastructure Management program,インフラ管理学コース)に所属している留学生の調査出張という位置づけです。過去,この修士課程コースの留学生を4人指導しておりまして,ベトナム,ウガンダ,エチオピア,そして今回のタンザニアです。指導した4人の国をすべて訪れております。今後もチャンスがあれば,訪れたいと思います。
IMPの留学生は母国では役人だったり,インフラを管理する立場にある人がほとんど。なので,一緒に調査で出張に行くと,こちらもすごく勉強になります。 観光で旅行に行くのとはかなり異なり,内容の濃い時間を過ごすことができて,その国への理解や愛着も深まるし,何より指導している留学生と十分にコミュニケーションが取れることがうれしいです。そのコミュニケーション(お酒付き)のおかげで,最初のベトナムの学生は,土木の博士課程の特別プログラムに応募することにし,私の博士号の第一号となりました。今後もそのようなパスも十分にあり得ると思っています。
今回は,タンザニアの首都ダルエスサラームで,海岸沿い(インド洋)の構造物の調査も行います。表面吸水試験はハードルが高いので,表面に水をかけて流下距離を測る試験などを実施します。微破壊が許されれば,中性化深さや,鋼材の腐食状況を自然電位法で計測する準備もしています。南半球のインド洋沿いの構造物を調査する,と思うだけで何だかわくわくしてしまいます。結果はどうあれ,ね。
いつもIMPの調査出張に行くと感性が刺激されるからか,元気になるのですが,今回はどうでしょうか。8日間の出張(ホテル5泊)に行ってきます。