細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

復調

2013-08-04 13:04:08 | 人生論

しばらく低空飛行でした。

最低限の仕事はもちろんしていましたが,どうにも気力が湧いてこない。天候も不順で,それも体調や精神状態に影響はしていると思いますが,それでも自らが奮い立たない状態は非常に歯がゆく,自身のレベルの低さに失望してしまいます。

抱え込んでいる業務がやはり多く,すべてをこなすのは不可能であると再度割り切り,私がやらなくても変わらないものについては「諦める」ことも積極的に選択することにしました。一方で,私がしっかりとやらないとガタガタになってしまうことについては,責任感を持って全力を尽くすことにいたします。

これまでも,周囲の信頼できる,私の大好きな方々と一緒に仕事を進めてきました。持ちつ持たれつで,ポジティブな,刺激的な議論を重ね,形にするように努めてきました。まだまだ至らない点は多いですが,活字になった論文や解説文なども,以前のものに比べると影響力が大きくなってきていると実感します。これは,仲間,同志と積み重ねてきた真摯な活動の成果です。学術的な価値の高さは知りませんけれど,世の中の実際が良くなることに貢献できる潜在力は大きいと思っています。

私が幹事長を務める大きな二つの委員会の報告会が近づいています。それらの取りまとめ作業には,できうる努力をしたいと思っています。今日はそのための作業を本格的に開始しましたが,8/10(土)からのお盆も返上で,今年は仕事三昧のお盆になりそうです。

夏休みということで子供たちが私の両親の家に遊びに行っています。

今日は夫婦で,それぞれやりたいことを日中こなし,夕食は年に1,2回程度になってしまいましたが,二人でデートです。

仕事に対する意欲が戻ってきましたので, 本来のパフォーマンスを発揮できるよう,頑張ります。


オープンキャンパス 模擬講義 聴講御礼

2013-08-04 09:28:54 | 教育のこと

8/2、8/3とオープンキャンパスの模擬講義、研究室紹介に登場しました。

模擬講義を受講された皆様、お付き合いいただきありがとうございました。特に二日目は「世界最大の巨大都市を地震からどう守る」というかなり大きなタイトルを掲げましたので、その影響もあったのか、教室は満室、立見もかなりある、という盛況でした。

1時間の講義でしたので、前半と後半に分け、また感想や意見を書いていただく大型のポストイットも配布して、講義後に感想を提出していただきました。後日、このブログにもアップします。
土木工学、都市基盤に興味のある方々にとっては良い刺激になったようですが、土木にほとんど興味がなくてフラッと入ってこられた聴衆にも、我が国の歴史や自然災害のリスク、土木工学の役割などが適切に伝わったようで良かったです。

地道な活動ですが、粘り強く、このような活動を続けていく必要があると思います。

講義後、歩み寄って質問に来てくれた生徒さんや、私の部屋までついてきて名刺をください、私も防災教育に強い関心があり勉強しているんです、と言われた高校の先生もおられました。「講義をお願いするにはどれくらい費用がかかるんですか?」と聞かれましたが、現状では研究としてやりたくてやってますので、「無償です」。

(6月5日に横須賀高校に呼ばれて2年連続で防災に関する講義をしましたが,謝金をいただきましたので,全額,高校生たちに読んで欲しい本と,家具固定の材料を購入してのプレゼントに使わせていただきました。高校生たちが講義を聴くために500円ずつ払ってくれた積み上げの謝金だそうですので,とてもとても受け取るわけにはいきません。皆さんの将来のために活用してください。)

さてさて、講義資料をご希望の方は(模擬講義を受講された方限定)、お気軽にお問合せください。concrete@ynu.ac.jp までご一報を。