ここまでやれば記憶に残ると思うので,最終段階を楽しもうと思いますが,JCiデータベース委員会の報告書の取りまとめに苦労しています。
今回は私の執筆箇所もかなり多いので,自身の原稿の執筆と,報告書全体のフォーマットの統一などの事務作業の両方です。
残る作業は,私の担当の原稿,2つとなりました。全部で10以上の原稿を担当していたので,当然ながら書きにくい2箇所が残ってしまいました。もう一週間以上,この報告書関連の仕事ばかりやっているので,精神的にもかなり疲れてきています。
残り2つの原稿についてですが,いざ書き始めると,指が動きます。書き始めるときには考えていなかったことも頭の引き出しから出てくるし,使うつもりでなかった図も,過去の原稿等から引っ張り出してきています。つまり,書き出せば,執筆は進んでいくのです。
村上春樹さんも次のように言っています。ストーリーも何も考えずにとにかく最初の文章だけ書いて,あとは自然に書き進んでいく。ものすごく体力を使うけど。
原稿執筆に限りませんが、とにかく漕ぎ出す第一歩が極めて重要。これまでの経験や蓄積があれば、第一歩が出れば、あとは自分の中のネットワークが情報をかき集めてくれます。人間とはつくづく、きっかけが必要なのですね。
何度も何度も経験していることではあるのですが、最近は苦しんだ末の第一歩の後の走り出しが,以前よりもスムーズになっているように思います。フランス滞在中は,これまでに溜め込んだ執筆待ちの論文等の原稿をほぼすべて吐き出すつもりでいますが,この第一歩を常に意識して,スムーズに走り続けられるようにチャレンジしてみたいと思います。
お盆休みも終わり,大学の諸活動も始まっています。
大変に申し訳ないのですが,実行委員でもあった京都での国際会議ですが,不参加としました。結局論文も出さなかったし,自身が幹事長の二つの委員会の取りまとめのまさに佳境で,そちらを優先しました。データベース委員会の報告書は,本日,何とか完成しそうです。私自身が抱えていた原稿もかなり多かったので,苦労しました。
自宅の片づけも少しずつ進めています。10月ごろの渡航を機に,不要なものはすべて廃棄です。
オフィスの片づけもだいぶ進んできました。渡航中は,秘書さんに書類等の管理をしてもらうので,これを機会に不要な書類をすべて廃棄し,棚に置く書類等も秘書さんが分かりやすい形で整理していただきます。以前,本格的な廃棄を一度やりましたが,それに続いて第二回目です。つくづく,不要な書類を抱え込んでいるものだと感じます。
まだ,日本でやるべき仕事がたくさんありますが,少しずつ,渡航後の生活のことを想像するようになりました。とにかく私が一番求めているのは時間であり,日本での時間も大変に貴重なのですが,日本にいると決してできない時間の使い方ができるわけです。そのために行くようなものです。
その時間を使って,いろんなことをやるつもりですが,それらをやるための段取り,準備を開始した,ということです。
10年というまさに絶妙のタイミングでの区切りとなるわけですが,物理的にも精神的にもリセットする非常によい機会になりそうです。