R 04.05.08 かきつばた NO.3569
杜若(かきつばた)アヤメに似た葉の大型多年草。
アヤメ 花菖蒲に似た、小型の花弁の花を咲かせる。
菖蒲 黄色で水辺に棲息する多年草。
いずれがアヤメか杜若というように、私達にはこの3種のみ見分けがつかな
い。 でも、和歌の題になるのは杜若が多い。
か からころも(唐衣) 唐衣は紙が原料の着物
き 着つつ慣れにし それを着馴れて
つ 褄しあれば 褄(着物の端)のほころびが目立って来ている
のを見れば
は はるばる 来ぬる はるばると来た
た 旅をしぞ 思う 長い旅路であったものだとしみじみ思う。
(藤原 業平)
薩摩から蝦夷へ行くのに、命がけで2年ほどかかった時代の歌。
さて、我が高槻にも立派な菖蒲園があったが、人手不足のため
とやら、廃園になってしまった。 残念でならない。