R 04.06.28 奨 学 金 NO.3589
恥ずかしながら、貧乏な母子家庭育ちだったので、4人兄弟の内3人は夜間
学生でした。 当時の奨学金は、成績が良いのに家庭の事情で、学費が
払えない人に対して「返済不要」の金銭が支給されたものでしたが、成績は
そんなに良くはないために、貧困という条件は満たしましたが、奨学金を受
けることができませんでした。
でも、昼に働いて夜に学校へ行く「夜学」があったので夜学に通うことがで
きました。 仕事だって給料は安く・きつい仕事でしたが、定時に終わっ
て通学することできる仕事もありました。 ところが今や、夜学がほとん
どなくなるとともに、定時に帰れる仕事なんてほとんどありません。
今の仕事は、疲労困憊して勉学にいそしむことができるようなものはありま
せん。
奨学金だって、今じゃ支給されるものはなくて、利息を払って「借りる」も
のになっています。 ・・・続く