R,07,01,09 た わ け2 NO,4352
「たわけ」という言葉を使った川柳というか戯詩がある。 太田道灌が狩の帰途
雨に見舞われた。近くに豊かそうな武家屋敷があったので、雨具を借りたいと申し
出たところ、妻女が山吹の枝と短冊を持って来た。 その短冊には「七重八重
花は咲けども山吹の 実の(蓑)一つだに なきぞ悲しき」と書いてあった。
つまり、豊かそうに見えても雨具一つさえなんですということだった。
道灌は感激したというが、江戸の町人はこれを嘲笑した。
おおタワケ それが雨具か やい女