6月29日
そうだ! 体を動かした方がいいんだった!
はたと気が付いた私は、手すりを持って、仰向きから横向きになった。
もともと私は、仰向きで寝るのが苦手なのだ。
やっぱり、横向きは楽ちん!楽ちん!と思っていた。
ちょうど、バイタルチェックのために看護師さんがやってきた。
「あれ~ 自分で寝返り打てるんだ!
じゃあ、体を支える枕、持ってくるね。」
そんなに、驚かなくてもいいだろう・・・
手術前の説明で、床ずれ防止のため、体を動かして下さいって、言っていたやん。
でも、枕(三角形の形をしたマット?)があると、もたれられるので楽だわ~
自分では、元気のつもりでいるが、体の方は、そうでもないらしい。
まず、尿は出ているんだけど、ちょっと量が少ない・・・とかで、
点滴を1つ増やされた。
血液中の酸素濃度が低いので、酸素マスクをつけた。
貧血防止のため、取っておいた血液400mlを輸血。
どうやら、最初に取った分らしい。
200mlずつ、2回に分けて行った。
自分の血が、体内に入っていくのも、変な感じ。
(貯血していない場合は、鉄剤が処方されるケースもあり)
夜になって、37度台の熱が出る。
氷枕を頭に当ててもらう、
ひや~として気持ちが良い。
消灯前、「歯磨きしましょうか?」と看護師さんの声。
はぁ? 歯磨き?
寝たまんまやるの? まさか~
akubi:今日、何も食べていないので、いいですよ。
nurse:じゃあ、うがいだけでもしましょう。
冷たい水を持ってくるね。
そう言って、吸い飲みに氷水を入れてきてくれる。
口の中が気持ちが良い。
二度ばかり、うがいをする。
生き返った!
こうやって書いていると、結構起きているようだけど、
足に付いている血栓防止のマッサージ器は、とっても気持ちが良いので、
すぐに眠りに引き込まれる。
その眠りを打ち破るのが、時間ごとにやってくる看護師さん。
術後管理のため、当然のことなんだけど・・・
起きているとき、ふと気になる会話。
なんか、普通の会話じゃないのよねぇ。
私の向かい側にいる患者さん。
「毛布にネコの毛が付いているから、使わない。」
「○○(娘さんの名前?)、やってよ~」
「○○、聞いてるの? お願い、やってよ~」
看護師さんが来たときは、相手になっているが、
それ以外は、1人でブツブツ。
当たり前のことだと思われているのか、いちいち看護師さんは来ない。
さすがに、「きゃあ~! 誰か来て~!」と叫んだときは、飛んできたが・・・
おまけに、この方のベッドからガサガサ音がする。
音がするたび、こっちへやってくるんじゃないか?と
ドキドキする。、
こっちは動けないんだよ。
来たらどうしよう?
と言った恐怖心を持っていた。
(後日、その方に関する話を小耳に挟んだが、前もって説明されていたらな~、
怖いと思うこともなかったのに・・・と思った。 個人情報保護から難しいことなのかなぁ)
ふと、左腕のあたりのベッドが冷たい。
そぉ~とさわってみると、ぬれている感じ。
点滴が漏れてる?
あわてて、ナースコールのボタンを押す。
nurse: どうかした?
akubi: ここぬれているんだけど、点滴はずれているのかなぁ?
nurse: えっ! どこ? 本当ぬれているねぇ。
あっ! 点滴がゆるんでいるんだ。 ありがとう。
すぐに変えるね。
そう言って、新しい点滴パックを持ってきた。
衛生上、いったんはずれたパックは使わないのね。
akubi: さっき寝返りをしたときに、はずれたんだろうか?
nurse: そんなんじゃ、はずれないとおもう。
心配しないで、どんどん寝返り打ってね。
でも、たまには仰向き・・・
と、言われ苦手な仰向けにされてしまった。
酸素マスクは、深呼吸をしたら、酸素濃度が上がったので、外せるようになった。
バイタルチェックのたびに、目を覚まし、しばらくは起きていたが、すぐに寝てしまう・・・
この繰り返しが、朝まで続くのだった。
そうだ! 体を動かした方がいいんだった!
はたと気が付いた私は、手すりを持って、仰向きから横向きになった。
もともと私は、仰向きで寝るのが苦手なのだ。
やっぱり、横向きは楽ちん!楽ちん!と思っていた。
ちょうど、バイタルチェックのために看護師さんがやってきた。
「あれ~ 自分で寝返り打てるんだ!
じゃあ、体を支える枕、持ってくるね。」
そんなに、驚かなくてもいいだろう・・・
手術前の説明で、床ずれ防止のため、体を動かして下さいって、言っていたやん。
でも、枕(三角形の形をしたマット?)があると、もたれられるので楽だわ~
自分では、元気のつもりでいるが、体の方は、そうでもないらしい。
まず、尿は出ているんだけど、ちょっと量が少ない・・・とかで、
点滴を1つ増やされた。
血液中の酸素濃度が低いので、酸素マスクをつけた。
貧血防止のため、取っておいた血液400mlを輸血。
どうやら、最初に取った分らしい。
200mlずつ、2回に分けて行った。
自分の血が、体内に入っていくのも、変な感じ。
(貯血していない場合は、鉄剤が処方されるケースもあり)
夜になって、37度台の熱が出る。
氷枕を頭に当ててもらう、
ひや~として気持ちが良い。
消灯前、「歯磨きしましょうか?」と看護師さんの声。
はぁ? 歯磨き?
寝たまんまやるの? まさか~
akubi:今日、何も食べていないので、いいですよ。
nurse:じゃあ、うがいだけでもしましょう。
冷たい水を持ってくるね。
そう言って、吸い飲みに氷水を入れてきてくれる。
口の中が気持ちが良い。
二度ばかり、うがいをする。
生き返った!
こうやって書いていると、結構起きているようだけど、
足に付いている血栓防止のマッサージ器は、とっても気持ちが良いので、
すぐに眠りに引き込まれる。
その眠りを打ち破るのが、時間ごとにやってくる看護師さん。
術後管理のため、当然のことなんだけど・・・
起きているとき、ふと気になる会話。
なんか、普通の会話じゃないのよねぇ。
私の向かい側にいる患者さん。
「毛布にネコの毛が付いているから、使わない。」
「○○(娘さんの名前?)、やってよ~」
「○○、聞いてるの? お願い、やってよ~」
看護師さんが来たときは、相手になっているが、
それ以外は、1人でブツブツ。
当たり前のことだと思われているのか、いちいち看護師さんは来ない。
さすがに、「きゃあ~! 誰か来て~!」と叫んだときは、飛んできたが・・・
おまけに、この方のベッドからガサガサ音がする。
音がするたび、こっちへやってくるんじゃないか?と
ドキドキする。、
こっちは動けないんだよ。
来たらどうしよう?
と言った恐怖心を持っていた。
(後日、その方に関する話を小耳に挟んだが、前もって説明されていたらな~、
怖いと思うこともなかったのに・・・と思った。 個人情報保護から難しいことなのかなぁ)
ふと、左腕のあたりのベッドが冷たい。
そぉ~とさわってみると、ぬれている感じ。
点滴が漏れてる?
あわてて、ナースコールのボタンを押す。
nurse: どうかした?
akubi: ここぬれているんだけど、点滴はずれているのかなぁ?
nurse: えっ! どこ? 本当ぬれているねぇ。
あっ! 点滴がゆるんでいるんだ。 ありがとう。
すぐに変えるね。
そう言って、新しい点滴パックを持ってきた。
衛生上、いったんはずれたパックは使わないのね。
akubi: さっき寝返りをしたときに、はずれたんだろうか?
nurse: そんなんじゃ、はずれないとおもう。
心配しないで、どんどん寝返り打ってね。
でも、たまには仰向き・・・
と、言われ苦手な仰向けにされてしまった。
酸素マスクは、深呼吸をしたら、酸素濃度が上がったので、外せるようになった。
バイタルチェックのたびに、目を覚まし、しばらくは起きていたが、すぐに寝てしまう・・・
この繰り返しが、朝まで続くのだった。