akubiののほほん日記

のほほんとした日常の一コマを綴っています。

入院8日目 午前・午後の生活

2007年07月19日 20時35分26秒 | 入院~手術してから
7月4日

シャワータイムを、今日は2時半からにする。
そうすれば、ある程度荷造りが出来るだろう。
そうなってくると、処置が終わってしまうと、
すっかりすることが無くなってしまった。
それだけ、元気になった証拠だと思うようにしよう。

さんが、
「今日の治療は何時からなんだろう?終わらないと帰られないし・・・」と、
少々イライラされていたが、10時半過ぎには放射線照射を終えられ、
午前中に退院していかれた。

やがて昼食
この病院は、看護助手さんがベッドまで食事を運んできてくれる。
私がいた病室は、他に比べて早いうちに持ってきてもらえる。
しかも私は、食べるのが早い。
患者が多かったのか、食事内容がややこしかったのかして、
私が食べ終わったときには、まだ配膳車が戻ってきていなかった。
って・・・ことは、まだ食べていない人もいるって事だよね。
なんか、ここでも恵まれたような生活をしているような気がする。

お昼から、手術を終えたさん、さんが、
病室へ戻ってこられた。
「お帰りなさい!」と、出迎える。
何事もなく、回復室から戻ってこられるのを見ると、
他人ながら嬉しくなる。

2時半、シャワーを浴びに行く。
汗をかいたので、さっぱりする。
でも、目はやはり手術の跡に行ってしまう。
仕方がないね。
目立つんだもん。
でも、チューブの跡は、すっかりわからなくなっている。
こんな感じで手術の跡も薄くなってくれたらいいのになぁ。
あれ? 腕の所が赤くなっている・・・
そうだ! 
昨夜蚊がいて、あちこち噛まれたんだった。
窓を開けているが、ここは6階なので、
蚊がいるとは全く思っていなかった。
油断していた。
ともかく私1人が標的だったみたい。
「元気なので血がおいしいのよ。」と、
さんは、言ってくれるが・・・
噛まれてかゆいし、ブンブンうるさかった。
もう蚊はごめんだ。

シャワータイムの後、看護師さんから退院後の生活指導を受けた。
ふ~ん、結構早くから動いてもいいんだ~って、思った。
ま、一応主婦であるから、退院したら家事をしなくてはいけない。
どこまで「自宅療養」ができることやら・・・

そのあと、荷物を片付け始める。
今使ったバスタオルはベッドにかけて、干すことにした。
それ以外のバスタオル2枚を、それぞれ圧縮袋につめる。
思いっきり押さえつけても、お腹に響かない。
よかった~
それだけが気がかりだったのだ。
下着も同じようにパックにつめる。
洗面器を、キッチンペーパーできれいに拭き、完全に水気を取る。
これが場所を取るんだもん。
でも・・・
ダンナが「また行きますわ」って、言っていたなぁ。
来るとしたら、今日しかない。
バスタオルとか持って帰ってもらおうかな?
頼んでみよう。

ある程度荷物をつめたら、疲れてしまったので、
ボケ~とベッドに寝転がっていた。
そうだ! 
せっかくデジカメを持ってきているんだから、
窓からの景色の写真でも撮ろう!



ベッドサイドに立って、撮った写真。
遠くに高速道路が見える。
防音壁の効果か、交通量が多い割にとても静かだった。
逆に、ここに移っていない電車の音が、よく聞こえてきた。
病院の北側すぐ近くに、私鉄の線路がある。
私が向いているのは、南側。
その南側から、電車の音が聞こえてくるような気がしていたので、
何かに反射していたんだろうか?

そうしているうちに、お茶が配られだした。
もうすぐ夕食・・・


















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入院8日目 退院後の生活指導

2007年07月19日 16時44分06秒 | 入院~手術してから

7月4日

午後、「退院される○○様へ」と書かれた病棟発行の冊子をもらう。
書かれていることについて、看護師さんが説明してくれる。

冊子は、
・日常生活
・手術後の身体の変化について
・性生活について
・婦人科の手術受けられたあなたへ
の4項目で、構成されていた。

日常生活について
日常生活の目安としては、
退院→シャワー・シャンプー
1週間→無理をしない程度の家事、散歩、近所への買い物。
2週間→外来診察(入浴の許可の確認)       
      美容院(カット)
約1ヶ月→自転車(長距離以外で体に負担をかけない程度)
約3ヶ月→スポーツ

車の運転は、入院生活により集中力が低下すると言われているので、1人での運転はしない。
体力の回復には個人差があるので、体の負担にならない程度から行う。

食事:高タンパクで高カロリーのものを多く摂るよう心掛ける。
    便秘気味の時は、乳製品、果物、こんにゃくなどを多く摂
    る。   
    貧血気味の時は、鉄分の多い食品類(レバー、緑黄野
    菜、根菜など)
清潔:入浴が許可されても、疲れない程度に
排便:手術により腸の動きが弱くなっているので、
    便秘や下痢になりがち。   
    便の症状にあわせて、薬剤で調節する。
仕事:仕事の開始は、外来診察時に相談する。

上記のことを参考にして生活して下さいって、事だった。

手術後の身体の変化について
*子宮を摘出したら
  子宮を摘出した後のスペースは、腸が穴埋めをしてくれる。
  また生理は無くなるが、排卵はこれまで通り行われる。
*片方の卵巣を摘出したら
   残された卵巣が今まで通り二つ分の働きをする。
   女性ホルモンの分泌の変化もない。
   排卵は毎月ある。
   生理は今まで通りある。
*両方の卵巣を摘出したら
   卵巣からのホルモンの分泌、排卵が無くなる。
   個人差があるが、卵巣欠落症状(更年期症状)が起こるこ
   ともある。
   ホルモンの分泌は、副腎が補ってくれるので、完全になくな
   ることはない。 生理はなくなる。

 こう書いてあったのですが、この説明は、それぞれ単独の手
術をした場合の説明です。 
 nurse: 子宮を摘出したら・・・排卵はこれまで通り行われます
 akubi: 私の場合は、子宮・卵巣両方ともとっているので、
     排卵もないでしょ?
  nurse:そうですね
と言うやり取りをしたので、今度説明に追加されることを、期待
しています。

★卵巣欠落症状とは
 ホルモンのバランスが崩れ、頭痛、肩こり、イライラ、のぼせ、
 めまい等の症状が起こること。
 しかし、個人差がある。
 趣味や仕事に打ち込むなど気分転換を図りましょう。
 カルシウムの吸収が悪くなり、骨粗鬆症を起こしやすくなるの
 で、カルシウムの多い食品を摂るよう心掛けること。

*帯下(おりもの)・出血について
 手術後も膣から帯下がある。
 手術後2~3ヶ月すると、組織が盛り上がり、その部分から
 帯下や出血が少しあるが、心配は要らない。

そのほか、広汎子宮全摘術を受けられた方へは、
退院後2~3ヶ月して、排尿障害について注意事項が書いてあ
りました。
 ・頻尿、排尿時痛、尿が濁る。
  水分を多く摂ってみる。それでも症状が持続する場合は、
  外来受診
 ・尿漏れ、1回尿量が減ってきた。
  残尿があるかもしれないので、骨盤低筋体操を再開する。
  それでも症状が持続、痛みなどの出現の場合、外来受診

性生活について
 
さすがに独身の看護師さんには言いにくいのか、「読んでお
いてください」と言われました。
akubi: まぁ~どっちでもいいし~ (と流す)
nurse:そんなことを言っては駄目ですよ!
    大事なことなんだから!
と、叱られました


性交に必要な膣は今まで通り残っているので、性生活にほとん
ど支障がない。
・性交によって縫った部分が、破れたり出血したりすることはない。
・開始時期は、個人差があるので外来受診時に先生に聞く。
・膣壁からの分泌物があるので、性交時に痛みはほどんどない
と思われる。(両方の卵巣を摘出した場合は、多少分泌物の減
少があるので、市販のゼリーを使用するのもよい。)

婦人科の手術をしたあなたへ
★女性としての自信を持ちましょう
 女性らしい体つきは、思春期に作られる、女らしい雰囲気や
仕草などは環境や価値観で変化していくので、閉経後に急に
女らしくなくなるようなことはないので、自信を持って日常生活
を送って下さい。

 と言うようなことが書いてありました。
個人的には、別に子宮・卵巣が無くなったらと言って、男になる
はずがないので、改めてこう書かれていることに違和感を持ち
ました。
 

★パートナーとの性生活を再開しましょう

ふ~~ん、と思いながら読みました。

でも、一番大事なのは、最後に書かれていた
退院後も定期的な婦人科受診を行い、健康管理を行ってい
きましょう。
これだと、思っています。



 


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入院8日目 やり取り間違い その2

2007年07月19日 11時55分07秒 | 入院~手術してから
7月4日

朝、尿を取る以外に、採血もある。
最初は5日に予定していたけど、
退院予定が5日なので、4日に変更になった。
この話を、先生としたのは、
ちゃんと覚えていた。

朝食をすませたら、今日はもう何もないのか・・・って思っていたら、
看護師さんが、「抜糸(正確には抜鈎)するので処置室へ来てください。」と呼びに来た。
はぁ? 
抜糸?
明日退院前の検診の前にするって、聞いているけどなぁ。

訳がわからないけど、ともかく処置室へ行く。

処置室にいたのは、先生じゃなかったので、
akubi: 抜糸は明日って聞いているんですけど・・・
Dr : あれ? 
    カルテに、「4日に抜糸するってakubiさんに説明した」って、
    先生が書いているんだけど・・・

ここで、絶対に聞いていない!って断言する自信もない。
私の悪い癖で、信用できる相手なら、
言っていることが、はっきり聞こえなくても、
適当に相づちを打つことがあるのだ。
あくまでも相づちで、確定的な返事はしないが・・・
まして、ぼぉ~とした頭で、聞いたのかも知れない。

それに、今日抜糸することに、何も不都合はないのだ。
まあいいか~と思って、ベッドに横になる。

お腹を出したら、
Dr : あれ? 半分すんでいるねぇ。
akubi: へっ! いつしたんだろう?

「研修医なな子」のコミックで、半抜糸という言葉を知っていた。
半抜糸とは、1本おきに抜糸して、残りを置いておき、
創のくっつき具合を確認するって、解釈している。

ともかく、2日か3日に、半分ホチキスを抜いたのは確かのようだ。
それにしても・・・まったくそんな処置をされていたとは、
気が付かなかった。
それくらい、痛みがないって事だろう。

抜いている!って意識しても、全然痛くなかった。
むだ毛処理を毛抜きでする方が、痛いような気がする。

5日程度で、人間の皮膚って完全にくっつくんだ!

やりとりに間違いがあったけど、生命にかかわるような重大なことではなかったのが、幸いだった。
ただ、治療に関することは、文書でもらうか、こちらもきちんとメモするとか、
しないといけない!って反省した。

あとでお腹をしみじみ見たら、切ったところがくっついた線と、
ホチキスなので小さな穴が、線に沿って赤くなっていた。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入院8日目 やり取り間違い その1

2007年07月19日 11時42分26秒 | 入院~手術してから
7月4日

2日のことで書き忘れていたことを思い出したので、
まず、このことから・・・

2日の午後、のんびりさんとおしゃべりをしていたとき、
麻酔科の先生の回診があった。
と言っても、私の手術を担当した先生は、手が離せなかったのか、
まったく別の先生がやってきたのだが・・・
同じ日に手術した2人が、固まっていたので、
先生にしたら、同じ質問をしなくてもいいので、楽そうだった。

Dr : 手術後、気分が悪くなったりしませんでしたか?
akubi: 気分は悪くなりませんでしたが、ノドがしばらく痛かったです。
    でも、今はなんともないです。
Dr : 何か気が付かれたこと、気になったことなどありませんか?
akubi: 昨夜硬膜外麻酔が切れたので、痛みを感じましたが、
    これまた今は、我慢できる範囲です。
    ただ、背中のテープがかゆいので、今朝看護師さんにみてもらったら、
    麻酔が抜けていたそうなんですが・・・
Dr : とれた方に、全部そろっていて、残っていませんでしたか?
akubi: それは、看護師さんがチェックされ、大丈夫でした。
Dr : それなら心配いらないです。
    よくあることなんですよ。

 えっ! よくあるの?
 痛み止めは、術後の命綱でっせ?
 麻酔薬の残量を看護師さんがチェックしているので、
 薬が残っているのに痛みを感じ出したら、抜けていることを疑うんだろうか?

 まあ、よくあることなら、前もってこんな事もあるよ~って、教えてくれたらいいのに・・・と思ったのでした。

さて、ここからは、4日のお話

前夜、「朝尿を取ってください。」と言って、
紙コップと、検体入れを渡された。

akubi: どれくらい取ったらいいんですか?
nurse: この位置まで入れてください。
   (と言って、入れ物に線を引く。)
akubi: じゃあ紙コップに一旦取って、入れたらいいんですね。
nurse: そうですね。 トイレで紙コップに取ってもいいし・・・

こんなやりとりをしていたんだけど、
最後の「トイレで紙コップに取ってもいいし・・・」って、
言葉が何か変だ。
トイレじゃなかったら、どこで取るんだろう?
その時、質問すればよかったんだけど、
その人のいい方なのかな?と思って、流してしまった。

この疑問に対する答えが、この日見つかったように思う。
またまたさんとおしゃべりをしていたら、
看護師さんがやってきて、
「akubiさん、さん、もう尿ためなくてもいいですから。」
はぁ?
尿をためるって?
貯めてないよねぇ?
と、2人で顔を見合わせる。
二人して、「尿・・・貯めるって話、聞いたことがないので、貯めてませんけど。」と告げる。
看護師さんは、そう聞いて驚いているが、こっちだって、驚きますよ。
どうやら、尿の管をはずした後、尿量を調べるためか尿を貯めておくようだ。
でも・・・今日は4日。
看護師さんも、今まで量のチェックしていないって事になる。

貯めていないものは、仕方がない。
結局、この話はここで終わってしまった。

トイレで紙コップに取ってもいいし・・・
これは、「尿を全量取るんだから、何も紙コップを使うことはない」
っていうことが看護師さんの頭にあったんじゃないかな?って、
この日のやりとりで、私が想像したこと。




 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする