akubiののほほん日記

のほほんとした日常の一コマを綴っています。

セカンドオピニオンについて思うこと。

2007年07月22日 21時37分43秒 | 子宮体ガン

医療分野におけるセカンドオピニオンとは  

主治医以外の医師に意見を求める行為、または求めた意見。 複数の専門家の意見を聞くことで、医者任せの治療ではなく、 より適した治療法を、患者自身が選択していくべきという考えに沿ったもの。

私は、セカンドオピニオンをこう解釈しています。

開業医の先生から、医大病院を紹介された私。
2カ所に通ったとはいえ、セカンドオピニオンを受けていません。

でも、開業医の先生のところで紹介状を書いてもらっているときには、とりあえず医大病院に行くけど、もっと信用できる病院を探して行くつもりだったんです。
だってその時点では、病院?って思っていましたから、はっきり先生にも言いました。
先生は、時間がもったいないだけだと思うけど・・・と、おっしゃる。
多分初期なので、さっさと治療に取りかかるべきだ!って言いたかったんでしょう。でも選択権は患者にあるので、それ以上は言えなかったんだと思います。

わぁ~~癌だ!って事で頭がいっぱいになっていましたが、家に帰って冷静になると、「なんで医大病院なんだろう?」と、いう疑問がわいてきました。
と言うのも、一番近くで設備の整った病院と言うことで、 医大病院をすすめられたのですが、我が家から医大病院へ行くまでに、公立の病院があるんです。
そちらが子宮癌の治療を取り扱っていないのならわかるのですが、 HPを見る限りでは、手術・放射線治療・抗ガン剤治療を行っているのです。

私の中の風向きが変わってきました。
開業医の先生には、特に医大病院を紹介した意味は無いのかも知れません。
でも私は、「そこになんか意味があるんじゃないか?」と考えたのです。

そんな思いで、医大病院へ行ったのです。
初診を受けたあと、いろいろなHPを読んで出した結論。
癌細胞が出なくても、一度は見つかったんだから、子宮・卵巣の全摘をする
その通りのことを、教授から告げられたのですから、
なにもセカンドオピニオンを受ける必要はありません。
ただ、この病院で手術をしても大丈夫かな?っていう思いは、残りました。

かといって病院の評判を、特に調べたわけじゃありません。
せいぜい医大病院のHPに載っている手術件数を見ただけです。 
その数は、何年か前の数字だった。
そして、少なかった。
でも・・・・
いくら評判のいい病院でも、そこにいる先生と相性があうか?
世間様がいくら名医と呼んでも、私に合うのか?
これが私の病院選びの基本。
医大病院の先生、看護師さん、技師さん、事務の人、
すべての人たちの雰囲気がよかったので、ここなら任せられる、って思いになりました。
ある意味、カンかもしれないし、カケかもしれない。

入院中、同室だったさんの場合、
2ヶ月前に引っ越しをしてこられました。
その際、どこの病院にするか?
本を買って調べたそうです。
そこには、隣の市にある病院と医大病院が、載っていたそうです。 
彼女の場合、市内と言うことで医大病院を選んだそうです。
結果は大正解だったとおっしゃっていました。

病院選びも人それぞれ。
セカンドオピニオンを受けるのも、受けないのも人それぞれ。
でも、納得して治療を受けるのが、一番だと思っています。
ただ、あちこち回っている間に、治療機会を失わないように気をつけなければ・・・てことも、思っています。


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退院1日目 午後はブラブラ、夕方以降は再び家事

2007年07月22日 21時12分34秒 | 退院してから
7月6日

午後は、1件かかってきた電話にでたくらいで、
ノンビリ過ごすことができた。
この1件の電話は、家庭教師の勧誘の電話だった。
我が家は、電話番号を表示するサービスを申し込んでいるので、
非通知以外は、基本的に電話に出ることにしている。
っていうか、転送するサービスも申し込んでいるため、
出ないと自分ちの電話代がかさむので、取っているだけだ。

どこで我が家の電話番号を調べる事やら・・・
とにかくうちには必要がないので、電話も入らないし、
名簿から削除してと、ワンパターンの返事をする。

でも、苦労して椅子から立ち上がって、やっと取った電話が勧誘だったので、
どっと疲れた。
これに懲りて、子機を持ち歩くことにしたのだが、
それ以降、電話は1本もかからなかった。
なんでやねん!って言いたくなる。

4時頃、息子が下校してきた。
リビングでテレビを見たり、DVDを見たりするので、
私は寝室へ移動。

6時前、洗濯ものを取り込んでいると、ダンナから電話。
当分の間は、出来たら6時頃には帰宅して欲しいと頼んでいたので、
もうすぐ帰るとの事。

わんこの散歩をお願いして、近くのスーパーへ買い物に行く。
このスーパー、小さいので、おそめに行くと食材が残っていないことがある。
9時45分閉店なのに・・・
なので、前もってメニューを考えるのはむずかしいのだが、
とりあえず簡単にできるメニューと言うのは決まっている。
アジが残っていたので、焼き魚と味噌汁を作ることにする。
味噌汁に根菜を使えば、野菜もとれるしね。
買い物中も、何人か知りあいに会い、挨拶をする。
たまにしか会わないので、「ひさしぶり~」で済むから楽ちん。

家に帰り、調理をしていると、ダンナ、息子、わんこが帰ってきた。
その後、食事をする。
食後、ゆっくり座っていたら、ある程度ダンナが後片付けをしてくれていた。
ありがと~~~~

片付け終わったら、後はテレビを見たり、シャワーを浴びたりして過ごした。
シャワーの後には、風呂掃除がついているが・・・

これが、私の退院1日目、手術して1週間目の生活だった。
動けるから動いてしまったのだけど、
はたして、こんなのでいいのかは疑問。








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退院1日目 朝から家事をする。

2007年07月22日 15時03分18秒 | 退院してから
7月6日

当分の間、朝晩のわんこの散歩をダンナにお願いしていたんだけど、
すっかり忘れたようで、さっさと4時半に出勤していった。
昨夜、念を押さなかった私も悪いのだけど。

私が散歩をさせないといけないのか・・・
犬って、意外と一緒に歩く人間を見ていて、
うちのわんこも、年配の方が一緒だとゆっくり歩く。
だが、わんこのなかには、ゆっくり歩く私のイメージがないだろう。
ましてや、オス犬であるので、ケンカ相手に出会ったら、
一気に突進していく。
リードを放すことなく、踏ん張れるだろうか?
なるだけ、他の犬と出会わないコースを選ばなくっちゃ!

6時半頃、息子が起き出す。
でも、食事時間を7時半と決めているらしいので、
テレビを見て、ラジオ体操をしていた。
座ってするバージョンもあるので、私も体操できるかな?とふと思う。

ともかく、こいつの朝食を用意しなければならない。
炊飯器のタイマーをセットしていたので、ご飯は炊きあがっている。
まず仏壇に供える。
おかずは、簡単に野菜を炒め、卵を焼く。
後は牛乳とかヨーグルトだとか、プリンでオッケー。
1人で食べさせることに抵抗があるので、
一緒に7時半過ぎ、朝食を摂った。

母から、7時50分には家を出ていた・・・と聞いていたが、
私が知っている息子が家を出て行くのは、8時15分。
はたして、どっちの息子だろう?って思っていたら、
案の定、8時15分過ぎに出て行った。

こうなると、次は自分だ!と思っているわんこ。
待って! ちょっと休憩させてよ。

8時半頃、わんこに「家の周りだけだよ。」と言って、家を出る。
やはり早く外に出たいのか、リードをグイグイ引っ張る。
「待ちなさい、ゆっくり、こっちにあわせて歩く!」と言う。
なんでついてこないの?って感じで振り向く、わんこ。
ともかく20分程度、ゆっくり歩く。
時間ほど、距離は歩いてないけど・・・
お互いに疲れ、家に戻る。

洗濯、食事の片付け、掃除・・・
しなきゃいけない家事は、いくらでもある。
ただ、幸いなことに、4時に息子が帰ってくるまでは私1人。
元気なときなら、洗濯は洗濯機が勝手にやってくれるので、
その間、他の家事をするのだけど、今日は一つ一つやることにした。

散歩から帰って、まず洗濯機のボタンを押し、休憩する。
ごろ~と寝転がる。
その間、40分あまり・・・
少し横になったので、脱水終了のブザーが鳴るころ、少し元気になる。

洗濯ものを干し、一気に食事の後片付け。
あっ! 
今日は古新聞や段ボールの資源ゴミの日だ。
出すゴミはあるんだけど、ゴミ置き場まで行く体力がないので、
今回はパスした。

掃除は、掃除機をかけただけ。
明日は、拭き掃除にも挑戦しよう。

途中、インターフォンが鳴る。
出るのにも時間がかかる。
出てみると、「お届け物です。」と言う。
出てしまった物は仕方がない。
はい・・・と言って、玄関へ向かう。
お願いだから、早足で来ないでね。
私は早く歩けないんだから。

荷物を手渡そうとするが、チラッと送り状を見て中味をチェックする。
重そうだったら、持つのは怖いモン。
幸い軽そうだったので、受け取る。
視力がいいのが役に立った。
午前中にもう1回、頂き物があった。
ありがたいんだけど・・・・

ゆっくりしていたら、あっという間にお昼。
昼食の用意をしなくてはいけない。
きちんと3食摂らなきゃね。

入院中一度もメニューになかったので、おうどんが食べたくなった。
なんで、こんな面倒なものが食べたくなるんだろう・・・
と思うが、一度食べたいと思ったら我慢できない。
また、うどんの乾麺が、たまたま家にあったのだ。
おうどんをゆでるためのお湯を沸かしている間に、
ダシ用にもお湯を沸かす。

でもお湯を沸かしたりゆでたりするのに、結構時間がかかるのに、
食べるのは一瞬。
いくらおいしい!って思って食べてもね。
あ~無情・・・

野菜も摂らなきゃ!と思い、冷蔵庫をゴソゴソする。
目についたキュウリとトマトを切って、
マヨネーズをつけて食べる。
そう言えば、病院ではよくジャガイモが出ていたなぁ。
夕食に粉ふきいもでも作ろうかなぁ、とメニューを考える。

とっとと後片付けをして、わんこと並んでゴロリ。
至福の時である。

まだ昼までしか過ごしていないが、
退院した翌日に、こんなに動き回っていいんだろうか・・・
















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退院当日 初めての外出

2007年07月22日 14時09分42秒 | 退院してから
7月5日

今日は、ほとんど歩いていない。
これではいけない・・・
歩かなくっちゃ!

8時過ぎ、散歩がてらに、家の近くのスーパーに行く。
だって、散歩、近くのスーパーへの買い物は、オッケーだもんね。
一石二鳥だ~い!
元気よく、「行ってくるね」と言い残し、家を出る。

靴を履いて歩く自分の足元を見て、びっくり。
足がほとんど上がっていないのだ。
すり足とまではいかないけど・・・
よく高齢になると、自分が思っているほど、
足が上がっていないで、ちょっとした段差に躓くと言う。
まさに、そんな感じ。
今、躓いても踏ん張れないので、気を付けなければ。

足が上がらないし、歩幅も狭い。
こりゃ高齢の方が歩く速度が遅いのって、当然かもね。
なんとなく、お年を召した方の気持ちを体験した気分。
この気持ちを忘れないでおこう。
高齢の方と歩く場合、役に立つだろう。
病気が私をすこし成長させてくれたような気がした。

元気なときなら2~3分でつくスーパーにも、
倍以上かかって到着。
スーパーの中は、カートを押して歩く。
でも、買い物をしすぎて重くなってもいけない。
カートを使っているので、荷物の重さがわからない。
気を付けなければ!
ダンナの朝食のおかず、私の明日のおかず、
牛乳などを買って帰る。

知りあいにあって、病人だと気付かれても困るので、
出来るだけ自然に振る舞ったつもりだ。

でも、手術してまだ1週間しか立っていないのに、
こうしてスーパーで買い物をしているんだもんねぇ。
なんか不思議な気分になる。

お風呂はシャワーのみだが、
気分が悪くなると困るので、
ダンナと息子が起きている時間にシャワーを浴びる。
我が家は、幸いなことにお風呂場とトイレに、
リビングにつながる呼び出しボタンがある。
何かあればこのボタンを押せば、誰か来てくれるだろう。
もっとも、昼間1人でいるときは、全く意味をなさないボタンだが・・・

シャワーを浴びて、すっきりする。
テレビも、イヤホンなしで見るので、耳も痛くない。
あ~、退院できてよかった!と言うのを、
こんなところで感じる。

いつの間にか、ダンナも息子も寝ていた。
彼たちも、日常生活に戻ったようだ。
今頃は、母も日常生活に戻っているだろう。
多分、何気なく過ごしている「日常生活」のありがたさを、
みんな言葉にしないが、感じているだろうなぁ。

用意してくれたベッドで寝る。
いつの間にか、わんこが足元に来て寝ていた。
やはり日常生活だった。




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退院当日 自宅に戻って・・・

2007年07月22日 13時46分15秒 | 退院してから
7月5日

病院を後にした私たち。
従兄から「家までの道、わかる?」と聞かれる。
へっ! 
知らないで送ってくれようとしていたの?
お腹にシートベルトがあたって痛くなっても困るので、
後部座席でぼけ~と座っていた私。
そんなことを急に言われても、とっさに頭が働かない。

「とりあえず、広い道に出てよ。」
そう言って時間稼ぎをする。
入院中、脳トレ系のゲームをやっていたが、
結果はさんざんだった。
頭も使わないと駄目ね。

車は、なんとか広い道へ。
おお! この道なら知っている!
楽勝よ。
ある交差点で、「ここ右やったね。」と従兄が聞く。
その方法でも帰れるんだけど、もっと信号が少ない道があるのだ。
なので、「このまままっすぐ行って。」と告げる。
今度は、従兄がへっ?って思う番だった。

次右折・・・とかいいながら、家の近くまでたどり着いた。
ここまで来たら、もう言わなくてもいいだろう・・・って、
油断していたら、「そろそろ曲がるやんね?」
あら、まだ言わなくてはいけなかったのか
それでも、無事我が家の前に到着。

母はそのまま近くのスーパーに、昼食のおかずを買いに行くという。
私は、一足先に家にはいることにした。

わんこは、どんな反応をしてくれるんだろう?
息子と違って、わんこには何の説明もしていない。
(当たり前の話だが・・・)
急にいなくなった私のことを、どう思っているんだろう?
歓迎してくれるかな?
無視をするのかな?
いろいろな思いを抱きながら、家まで歩いた。
楽しみ半分、不安半分で、玄関のドアを開ける。

普段なら、「ただいま~」と声をかけながら家にはいるのだが、
この日は静かに家に入る。
その気配に、寝ていたわんこも起きたようだ。
そこで「ただいま」と言うと、スタスタ来てくれた。
意外とあっさりした再会だった。
もし、ただいま~と声をかけながら入っていたら、
飛んできてくれたのかな?

ともかくわんこをナデナデした後、荷物を片付ける。
だっこはまだ出来ないからなぁ。

母が、スーパーで赤飯を買ってきてくれたので、
仏壇に供え、無事帰れたことを報告し、お礼を言う。

食後、ソファに座っていたら、寝てしまったようだ。
3時前、電話の着信音で目が覚めた。
お~寝てしまったとあわてて起きるが、
ぼぉ~とした頭と体はすぐに動けないので、
母に出てもらう。
電話の相手は、息子の担任の先生だった。

先生に「今日おばあちゃんは?」と聞かれ、
「○○(母が住んでいるところ)にいる。」と答えたらしい。
それで、息子が家に1人になるのか?と心配して、
電話を下さったそうだ。
母が、私が帰ってきたことを告げると、後で家に来られるという。

電話の後少しして、息子が帰ってきた。
母がいるのか・・・様子をうかがうような態度で帰ってきた。
「今日、お稽古ごとに連れて行ってもらうまで、おばあちゃんいるよ。」

私がいない間、いい子だった・・・と言うが、
リラックスしたのか、母に言わせると「こんなコトしなかった。」過ごし方をしていた。 私にしたら、いつものことなのだが・・・
ついでに言うと、わんこも同様だった。

先生が来て下さった。
息子の学校での様子を聞いたり、
翌日の用意のことを聞く。

しばらくして息子は習い事に行くため、
母と出て行った。
ちょっと休憩じゃ~
ごろりと横になる。

休憩してから、洗濯ものを取り込む。
でも、疲れてはいけないので、また休憩。

休憩の合間に家事をするという感じ。
当分、こんな調子だろうなぁ。

習い事が終わり、そのついでにダンナと合流して、
食事に行った3人。
私は、座り続けられる自信もないし、
家にある物で十分なので、1人残る。
そして、食事の後片付けと、明日の朝炊くため、お米を洗う。

食後、「明るいうちに家に帰るわ。」と言い残し、
母が帰っていった。
どうもありがとう。
疲れが出て、体調崩さないでね。










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