7月4日
入院初日、心の準備をしていなかったので、
8時に流れた「面会時間終了」の放送に、
なんの放送が始まるんだ!と、どきっとした。
でも、8日もたつと慣れて、
「逆に8時か~」と思うようになったものの、
お見舞いに来られた方の中には、
「後ろ髪を引かれる思いの方もいるだろうなぁ。」
そう思うと、すごくもの悲しい調べに聞こえてしまう。
でも、気のせいか8時を過ぎると、
病棟内に静けさがやってくるように思う。
病室内で、みんながおしゃべりをしていると、
仲間に加わらないといけないと思っていたさん。
「自分のペースで寝て下さいよ。」と声をかける。
私だって、話に入らないで寝ているときもあるから・・・
さん・さんと、おしゃべりをしていると、
必然的に私の体は、廊下側を向いている。
その廊下を、通る1人の姿が目に入る。
あれ?月曜日に退院していったさんに似ている・・・
でも、その時は自信がなかったので、黙っていた。
あの方向だから・・・トイレ?
でも、入院してきたら声をかけてくれるよねぇ?
戻ってきたのは、やはりさんだ!
ヤッホ~!と声をかけ、手を振る。
だって、さんの名字、はっきり知らないんだもん。
声に気づいて、こっちを見るさん。
「どうしたの?」と不思議そう聞いてくるさん。
名前を知らないので、言いようがないよ・・・
「いつ入院したの?」と、声をかける。
その声につられ、廊下を見たさんが、
呼びかけたので、さんが入ってきた。
「本当は明日入院予定だったけど、具合が悪くなって今日に入院。
でも病室が空いていないんで、回復室に入っている。」とのこと。
このさん。
病気について、あれこれ調べる熱心な人。
いや、私もネットであれこれ調べるけれど、
知るだけ知ったら、「なるようになるさ」と、
思ってしまうタイプ。
マイナスに考えたって、免疫力が落ちるだけだもん。
だけど、さんは、マイナス思考タイプ。
もっとも具合が悪いから、仕方がないかも・・・
おまけに、家の近くじゃあれこれ言う人が多く、
入院なんて出来ないので、遠く離れたこの病院に来ている。
家族と離れているので、それも関係しているのかも知れない。
さんと同じ病気を経験してきたさん
今回も同じ病気で、手術をする。
は、明るく前向きな方なので、
さんもパワーをもらってくれれば・・・と思う。
やがて、消灯時間になる。
ベッドに横になっていたら、先生の声。
さんの所へ来ているようだ。
次に私の所へ・・・
akubi: お世話になりました。
ありがとうございました。
おかげさまで、明日退院できそうですね。
Dr : そうですね。
手術できれいにとったし、創もきれいになっているし・・・
akubi: あとは、日にち薬ですかねぇ。
Dr : そう、家事をしないわけにはいかないだろうけど、
無理をしない程度から始めて下さいね。
akubi: ところで、重い物って持っては駄目なんですよね?
うちの犬、10キロくらいあるんですが、抱くなんて無理?
Dr : 10キロですか・・・
重い物を持って、傷口が開くってことはないと思うけど、
しばらくはなでるだけにしておいて、抱くのは外来を受けてから・・・
って、ことにしましょうか?
akubi: そうですか、わかりました。
その時は、外来診察は2週間後だと思っていたので、
「わかりました。」と、返事をしました。
でも、退院できるのは嬉しいけど、
先生に会えないのは、
ちょっと寂しいかなと、ちょっぴり思った。
入院初日、心の準備をしていなかったので、
8時に流れた「面会時間終了」の放送に、
なんの放送が始まるんだ!と、どきっとした。
でも、8日もたつと慣れて、
「逆に8時か~」と思うようになったものの、
お見舞いに来られた方の中には、
「後ろ髪を引かれる思いの方もいるだろうなぁ。」
そう思うと、すごくもの悲しい調べに聞こえてしまう。
でも、気のせいか8時を過ぎると、
病棟内に静けさがやってくるように思う。
病室内で、みんながおしゃべりをしていると、
仲間に加わらないといけないと思っていたさん。
「自分のペースで寝て下さいよ。」と声をかける。
私だって、話に入らないで寝ているときもあるから・・・
さん・さんと、おしゃべりをしていると、
必然的に私の体は、廊下側を向いている。
その廊下を、通る1人の姿が目に入る。
あれ?月曜日に退院していったさんに似ている・・・
でも、その時は自信がなかったので、黙っていた。
あの方向だから・・・トイレ?
でも、入院してきたら声をかけてくれるよねぇ?
戻ってきたのは、やはりさんだ!
ヤッホ~!と声をかけ、手を振る。
だって、さんの名字、はっきり知らないんだもん。
声に気づいて、こっちを見るさん。
「どうしたの?」と不思議そう聞いてくるさん。
名前を知らないので、言いようがないよ・・・
「いつ入院したの?」と、声をかける。
その声につられ、廊下を見たさんが、
呼びかけたので、さんが入ってきた。
「本当は明日入院予定だったけど、具合が悪くなって今日に入院。
でも病室が空いていないんで、回復室に入っている。」とのこと。
このさん。
病気について、あれこれ調べる熱心な人。
いや、私もネットであれこれ調べるけれど、
知るだけ知ったら、「なるようになるさ」と、
思ってしまうタイプ。
マイナスに考えたって、免疫力が落ちるだけだもん。
だけど、さんは、マイナス思考タイプ。
もっとも具合が悪いから、仕方がないかも・・・
おまけに、家の近くじゃあれこれ言う人が多く、
入院なんて出来ないので、遠く離れたこの病院に来ている。
家族と離れているので、それも関係しているのかも知れない。
さんと同じ病気を経験してきたさん
今回も同じ病気で、手術をする。
は、明るく前向きな方なので、
さんもパワーをもらってくれれば・・・と思う。
やがて、消灯時間になる。
ベッドに横になっていたら、先生の声。
さんの所へ来ているようだ。
次に私の所へ・・・
akubi: お世話になりました。
ありがとうございました。
おかげさまで、明日退院できそうですね。
Dr : そうですね。
手術できれいにとったし、創もきれいになっているし・・・
akubi: あとは、日にち薬ですかねぇ。
Dr : そう、家事をしないわけにはいかないだろうけど、
無理をしない程度から始めて下さいね。
akubi: ところで、重い物って持っては駄目なんですよね?
うちの犬、10キロくらいあるんですが、抱くなんて無理?
Dr : 10キロですか・・・
重い物を持って、傷口が開くってことはないと思うけど、
しばらくはなでるだけにしておいて、抱くのは外来を受けてから・・・
って、ことにしましょうか?
akubi: そうですか、わかりました。
その時は、外来診察は2週間後だと思っていたので、
「わかりました。」と、返事をしました。
でも、退院できるのは嬉しいけど、
先生に会えないのは、
ちょっと寂しいかなと、ちょっぴり思った。