昨日19日着で、上等なお菓子二種類と、美しい小梅干しと、歌舞伎座一月のプログラム、および各種・未来の舞台のちらしをご送付いただきまして、ありがとうございました。
ご返事のトップに置きたいのは、「どうか、二月の切符を、私のためには、買わないで、くださいね。去年の、11月16日の二の舞はごめん仕りたいです」ということです。
あなたは、歌舞伎座、または、松竹の会員としては、ゴールドクラスでしょうか? で、13日か、14日には、チケットが買える資格を持っていらっしゃるでしょう。普通の人より、三日か、四日早くです。で、もしかすると、すでに、二席・連続した、切符を二月分として、お買い求めになっておられるでしょうか。お手紙を読むと、その可能性も感じます。だが、どうか、ほかのお友達と、一緒に行ってください。
どうして、こういうことを書くかというと、5つぐらい理由があるのです。が、今、この文章が、五行ぐらいバッと消えたので、背後にCIA=警察の特殊部隊=が、いることをも、十分に考えられるので、何度も消えると困るので、できるだけ穏便な、理由から書き始めます。
まず、元禄忠臣蔵、御浜御殿綱豊卿は、2016年11月に見ています。現幸四郎(当時の染五郎)は主役の一人でしたが、ほかに、左団次、時蔵、などが、助演していた舞台です。真山青果の中でも、もっとも、演劇的に成功したものだと、私は、考えています。
喜撰の方は東劇のシネマ歌舞伎で見ています。三津五郎と時蔵の共演でした。きっと新歌舞伎座・こけら落とし三弾目(2013年)で、お坊さん役で、有名なわかてが全部出ていたのを、映画化したものだったと、考えています。三津五郎は、テレビで、【お国と五平】を見ました。三津五郎のすごさは、この谷崎純一郎もので、十分すぎるほど、十分に分かりました。生の彼は見ていませんが。あなたは、むろん、見ておられるのでしょうね?
この喜撰の映画化作品ですが、お坊さんの一人として出ている秀調だけは、三津五郎との、ご縁で、共演しているらしいので、若手ではないのですが、この舞台の、10年後には、浅草歌舞伎の、常連になっていますと、言う若手たちがに、総出で出ています。
所化栃面坊 = 坂東秀調(5代目)
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所化阿面坊 = 坂東亀三郎(5代目)
所化解面坊 = 坂東亀寿(初代)
所化戒面坊 = 尾上松也(2代目)
所化雲念坊 = 中村梅枝(4代目)
所化慈念坊 = 中村歌昇(4代目)
所化観念坊 = 中村萬太郎(初代)
所化浄念坊 = 坂東巳之助(2代目)
所化真念坊 = 中村壱太郎(初代)
所化無念坊 = 坂東新悟(初代)
所化楽念坊 = 尾上右近(2代目)
所化東念坊 = 大谷廣太郎(3代目)
所化西念坊 = 中村種之助(初代)
所化光念坊 = 中村米吉(5代目)
所化寂念坊 = 大谷廣松(2代目)
所化市念坊 = 中村児太郎(6代目)
所化青龍坊 = 中村鷹之資(初代)
第二の穏便な理由としては、三月にオペラを見るので、それの切符代が高いので、すでに、歌舞伎が、好きでも、すでに、見たことのある舞台は、見なくてもいいと、言う決意です。
第三の理由は、穏便ではなくなります。実は、あなたの今回のお手紙には、四か所も毒が含まれていました。でね、もう、キツネと、狸の化かしあいは、やめたいと思うのです。
あなたの、筆跡は、ペンで、あっても、美しいです。しかし、着物の下に鎧がちらほらです。
千恵子ちゃんは、ばかではないです。もう、こういうだましあいは、やめたいです。
もう、金輪際、「一緒に歌舞伎座に行こう」とは、誘わないで、くださいね。お願いします。では、とても、簡単でしたが、、、、もしかして、1万8せんえんの席を千恵子ちゃんのために用意したのよ」などというお電話が来ると大変なので、取り急ぎ、公開の形で、お手紙を書かせていただきます。こういう形式をとれば、伊藤玄二郎と、井上ひさし(まだ、本当は生きていますよ)は、「あいつ(=私)を、歌舞伎座に誘っても駄目だ。彼女は、我々が企画している罠には、引っかからないのだ」と、判断するでしょう。
それで、私は面倒なことから逃れられ、自由にブログを書くことができますので。ほっとします。
千恵子
実は、これは、私信です。しかし、相手側のお手紙が、心理的、攻撃を内包するものなので、防衛のために、こういうブログを書かせていただきました。切符を買ってもらうと、私の負けになるゲームなのです。
我が家のプリンターは、こういう手紙をプリントアウトをしてくれないはずなので、実際には、相当、遅れて、手書きで、ご返事を差し出すつもりです。