Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

ホテル ラビスタ函館ベイ

2018年05月09日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

 

 

旅行に出かける時の、楽しみの1つは、
どの宿に泊まるかを決めることなのですが、
出来るだけ、文化財に登録されているお宿に泊まりたいという希望があります。

今回宿泊したホテルは文化財に指定されてはいなかったのですが、
なんと、明治時代に常備倉が建てられていた跡地に建てられ、
その部材が一部使われていました。天窓の大きな木材もそうなんです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「明治七年」と刻印のあるレンガが!!何か所かに見られました~すごい 

 

長い歴史が醸し出す風格、優しさを感じます 

 

 

 

 

 

こちらのホテル、ベイエリアでは一番大きく、
目立つので夜も道に迷わずたどり着くことが出来ました。
クリスマスの飾りつけも、この明治時代の遺構も、
なかなか嬉しいホテルでした。
あ、朝食がとても美味しかったのも高得点~ 

 

 

 

 

 

 


函館 金森赤レンガ倉庫他

2018年05月01日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

 

GWの初日は、3月にあったバレエの発表会の打ち上げがありました。
思いがけないサプライズを頂き、
とっても感激、楽しい時間を過ごすことが出来ました
後半は、弟夫婦を招いて、ガーデンランチをする予定です
お天気が良いといいな~!

 

 

さて、北海道旅行編です。
五稜郭から、先にUPした遺愛女学院へ寄ってから、函館に戻ってきました。
夕食に行くまでに、街並みに溶け込んでいる、
木造の洋風建築を見ながら、お散歩しました。
1階が和風、2階が洋風の建築が多かったです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは、ベイエリアの有名な金森赤レンガ倉庫群です。
サンタさんが 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内部です。 

 

あと少し続きます~ 

 

 

 

 

 

 

 


函館 相馬株式会社

2018年04月17日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

 

 

 

 

庭の工事が終盤に入ってきました。
夫の両親が植えっぱなしにしていた目障りな樹木をばっさり伐採してもらい、
気分もすっきりし、
(鬼嫁のようですね~、もともとこの土地は、好きではないのです。
でも、木の神様がお怒りにならないように、お酒とお塩とお米でお清めしましたヨ)
赤レンガで花台を造り、外塀も一新したら、
古い家まで新築のように見えるからびっくり。
これで、また雑草が生えてくるスペースを減らすことも出来て、
気分が楽になりました

 

 

 

久しぶりの北海道旅行の続きです。

市電の駅の近くに建っている、目立つモスグリーンの素敵な建物。
電線が本当にいやになりますが、今も現役で会社の社屋として使われています。  

 

相馬株式会社・・・と言うと、
そう!あの素晴らしい旧函館区公会堂の建設の際に、
多額の寄付をした、豪商、相馬哲平氏の一族ですね。
屋根は和風に瓦が使われていますが、装飾はルネッサンス様式です。 

 

 

 

北国で古く貴重な建物を維持していくのは大変だと思いますが、
いつまでも現役で存在してほしい建物です。 

 

 

 

走っている市電です。
おしゃれなハイカラ号も走っているようですよ。
「どつく前」とあります。面白い地名です。
どつく、というのではなく、1896年(M29)に創業した、
造船会社の名前のようです。

 

こちらは、函館市地域交流まちづくりセンターの建物。
1923年(T12)に建てられた百貨店の建物だそうです。
十字街の交差点にとても存在感を放っています。 

 

 横から見ても、なかなかいい感じですね~

 

 

北海道編、もう少し続きます~ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


函館 中華会館ほか

2018年03月27日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

 

 

暖かくなってきましたね
週末は、夫とスカイツリーへ出かけ、隅田川沿いを歩いてお花見をしました。
桜を見ながら、ようやく春なんだな~と身体も目覚めたように思います
これから、いろいろ忙しくなるので、がんばろう♪

 

 

さて、北海道函館旅行日記の続きです~
こちらは、有名な八幡坂。 

 

函館の山の手の坂道をジグザクと歩きながら洋館めぐりしています。
こちらは、ふと横を見た時に、
あれは??と気になった建物が見えたので寄ってみました。 

玄関ドアの上の屋根が目を引きました。ちょっと違います。

 

函館でハム・ソーセージを作り始めたドイツ生まれのマイスターが
住んでいた住宅でした。
昭和初期、戦前に建てられたものなのですね。シンプルです。

 

和洋ミックスに建ち並んでいますが、なんだか雰囲気が良いですね。 

 

見たかった赤レンガ建築
遠目に見ても赤レンガ色が目立っていました。
赤レンガは通りに面した部分で横側は同じ色合いの塗装でした。 

 

凝った造りです 

 

 

 

豪華な内部も見たかったのですが、閉鎖されていて、
見ることは出来ませんでした。
これだけの存在感のある建物なので、高級中華料理店などとして
再生されるといいなと思います。 

 

 

 

 

こちらもとってもシンプルですが、タクシーの運転手さんによると、
日本銀行の支店だったとか・・・ 
日本橋や大阪の建物に比べて、
へぇ~こんなシンプルな建物が日本銀行?と不思議だったのですが、
調べてみると、もともと1911年(M44)に建てられた
日本銀行函館支店の建物は、
あの辰野金吾と弟子によって設計され、とても優美な建物でした。
個人的にはそちらの方を見てみたかったな~
こちらは現在は、北方民族資料館となっています。

 

つづく~ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


函館 カトリック元町教会

2018年03月23日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

 

桜が開花しましたね
昨日大きな公園の近くを通りかかったら、蕾が膨らんで、もうすぐ開くよ!
という感じで
濃い桃色が見え始めて、なんとも言えない色合いが広がっていて
お花見に行くのが楽しみになりました♪

 

 

さて、函館の坂道、面白い名前が付いています。
この「チャチャ登り」という坂道の意味は・・・
タクシーの運転手さんに聞いたのですが・・・
たしか、アイヌ語で、おばあちゃんのように腰を曲げてないと登れない坂道、
だったような、違うかも、記憶がおぼろげになってきています。 

この辺りに教会が集まっていて、
上の画像の左上、街灯のすぐ左の茶色の屋根の建物も教会。
函館聖ヨハネ教会です。
建物的には、あまり興味が湧かなかったので、素通り。。。

 

赤レンガの小屋に「水」という文字が。 配水場です。
日本で初めて日本人による設計、監督で建てられた
赤レンガの配水場だそうです。
1889年(M22)に創設され、現役です。
冬季以外は敷地内に入ってみることができます。

 

ハリストス正教会の近くにある、カトリック元町教会 。

 

風見鶏がついています~ 

 

長崎の大浦、横浜の山手と共に日本で最も古い歴史を持つ教会です。
ゴシックスタイル

 

現在の教会は、1921年の函館の大火のあと、1923年に建てられたものです。 

 

内部は、とても重厚でした。 

 

 

 

 

つづく~ 

 

 

 

 

 

 

 


函館 ハリストス正教会

2018年03月13日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

 

 

 

今日、目が覚めたら3時半でした
いつも5時に起きているので、お布団から出ずにいたのですが、
全然2度寝が出来ません。
なんだか頭の中にいろいろなことが浮かんで、グルグルするので、
それなら起きようと、4時すぎに起きました。
白湯を飲みながらボォ~とテレビを見ていたら、
あっと言う間に5時になりました。
いつもより早めに朝食の用意が出来て、夫も早めに出社していきました。
なんだか、今頃眠たくなってきてしまいました。。。

 

 

さて、遺愛幼稚園をあとにし、道なりに歩いていると、石造りの門柱が出てきます。 

 

 クリスマス前なので。大きなリースが飾られています


ハリストス教会というのは、すべてのキリスト教の中で
最古の歴史を持つ教会だそうです。

日本の正教会は、1858年(安政5)に日露修好通商条約が調印されて
ロシア領事一行が函館に着任した時に始まりました。

領事が、領事館と共に聖堂を建設したのです。 

雪の似合う、美しい教会です。
御茶ノ水で見た、ニコライ堂と同じく、ロシア風ビザンチン様式です。 

内部も見学しました。
歴史の重みを感じさせ、また今も信仰の場とされている神聖な空気が
とても心を落ち着かせてくれました。
残念ながら、内部の撮影は禁止でした。 

この教会は1983年(S58)に国の重文指定を受け、
また、塔の鐘の音が、環境省より、「日本の音風景百選」に
認定されているそうです。
残念ながら聞くことが出来ませんでしたが。。。
教会の鐘の音、大好きです 

音風景なんていうのがあるんですね~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


遺愛幼稚園・遺愛女子中学校・高等学校

2018年03月09日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

 

 

バレエのミニミニ発表会が終わったので、
いつも通っている、歯科で歯茎の中のお掃除をしてもらって来ました。
予防歯科に力を入れている歯科なので、口腔内のお掃除を徹底してくれます。

麻酔はかけていますが、やはり大変
前回も、しばらくほとんど固形物が食べられなかったので、
今回は事前に流動食のようなものを作っておきました。
あとは、成城石井でスープやレアチーズケーキを購入しました。
レアチーズケーキは、歯や口腔内が痛い時にとっても良いです
治療をしていない方の歯で、柔らかく喉に入れることが出来ます。
味も美味しいですよ

1週間すぎれば、だいぶ楽になるので、今週は無理せず過ごします。
抜糸は2週間後。美味しいものが普通に頂けるようになるのは1か月後~

 

 

 

 

さて、函館の高台の、旧函館区公会堂とほぼ同じ高さに
遺愛幼稚園があります。
1882年(M15)に、アメリカ人宣教師、M.C.ハリスによって
女学校が開校された場所です。 



遺愛学院発祥の地です。
今は幼稚園が建っています。幼稚園なので敷地内に入りにくく
入り口から写真を撮っただけです。
雪かきしているおじさんに声をかけてみれば良かったかなあ・・・

淡いピンク色で、清楚な雰囲気が漂っていますね~

 

 

そして、この日、五稜郭まで足を延ばしたのですが、
その後に市電に乗って、遺愛女子中学校・高等学校にも寄りましたので、
一緒にUPさせていただきます。
こちらは、守衛さんに声をかければ敷地内見学可能ということでしたので、
早速、右手に見える可愛い守衛室に向かいました。 



見学者も多く、テレビやCMでも撮影に良く使われてるそうで、
守衛さんも、親切で優しく、建物の場所を教えて下さいました。

お目当ての建物がある奥に進むまでにも
なかなか目を引く建物がありました

丸いステンドグラスが気になります。 




2階の四角い窓のガラスも色付きガラスになっています。

 

その先には、幼稚園と同じサーモンピンクの建物 




2棟繋がっています、後から分かりましたが、本館の裏側でした。 

 

ようやく見えてきました。宣教師館の洋館。 

 

宣教師館って、わりと質素で小ぶりな建物が多いように思っていましたが、
こちらは、かなり大きい建物です。
現在は使われていないようです。 

 

表に戻ってきました。こちらは講堂です。
1935年(S10)に、ヴォーリズが設計しました!
今もその設計図は大切に保存されているそうですよ 

 

シンプルだけれど、アーチの窓が素敵で優しい雰囲気が出ています 

 

そして、こちらが本館の建物です。
さすがに古さを感じますが、大切に使われているんだな~と思います。
こちらの本館と先ほどの宣教師館の設計は、
アメリカ人建築家、J.M.ガーディナーです。
ガーディナーって分かりますか??
私の大好きな、あの京都の長楽館を設計したお方です
他にも、これまた私の大好きな京都の聖アグネス教会、東京の立教大学、
この2つは赤レンガ建築です。
後は、横浜山手の外交官の家も設計しています。 

 

ガーディナーとヴォーリズがそれぞれ設計に関わっているなんて
なんて素敵な学校なんでしょう~ 

 

こんな曲線を使った部分も良いですね 

 

そして、私たちが敷地内を出る頃、女学生さんたちの下校に重なったため、
写真を撮らなかったのですが、こちらの正門は、創立120周年を記念して
ヴォーリスの意思を継ぐ一粒社ヴォーリズ建築事務所がが設計したもので、
赤レンガでした

 

つづく 

 

 

 

 

 

 

 


豪商・旧相馬邸と周囲の建物

2018年02月27日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

さて、函館の旧公会堂を再建する際に、
多額の寄付を出した豪商の相馬家の住宅です。
1908年(M41)に建てられています。

 

あいにく冬季休館中だったので見学は出来ませんでしたが、
相馬邸のHPはこちらです。興味のある方はクリックしてください。 http://www.soumatei.com/

 

さすがは豪商。広い敷地です。 

 

気になるのは、ちらっと見える洋館です。
小ぶりながらも、旧函館区公会堂と同じような美しい建築のようです。

 

京都や神戸でも見られましたが、和風の母屋に、迎賓館として洋館を加えるタイプです。 

 

当時は、交通も情報伝達も今より時間がかかったと思うのに、
この函館で、当時の流行を取り入れられていることはすごいなと思います。

 

こちらは相馬家の近くの建物です。蔵のようですが、
窓の部分にガラスの窓が、雪除けなのかな?つけられていておしゃれに感じます。 

 

歩いていると、あちこちに木造の洋館が立っています。
やはり貿易港があったからでしょう。 

 

もちろん、りっぱな日本家屋も。 

 

道路にヒーターが設置されている八幡坂
ちょっと曇りがちですが、ここからの眺めは絶景として有名です。 

まだまだ続きます~ 

 

 

 

 

 


函館 旧イギリス領事館

2018年02月23日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

 

 

昨日はあまりいいお天気ではなかったので、確定申告に行ってきました。
税務署の会場で申告する人は、年配の人が多いので、お天気が良くない日は
人出が少ないかな、と思ったのですが、まあ若干少ないくらいでした。
パソコンで作成するまで、1時間~くらい立って待っていました。
頭の中では、バレエの発表会の振りのシュミレーション!!
何度もシュミレーションをすることで、身体も動けるようになるんですよね!

確定申告は今は自宅で申請出来るようになっていますが、
私は外出して歩くことも運動だと思っているので
あえて税務署に出向いています。
駅も階段を使って
いい運動になりました

 

 

 

さて・・・元町公園、旧北海道庁函館支庁庁舎から基坂を少し下って、
旧イギリス領事館へ。

 

ぱっと見た感じは和風に見えます。
が、イギリス政府の工務省上海工事局の設計によるものです。 

 

大雪対策なのか、この石垣のような基礎が、ちょっと日本のお城のように見えます。 



アーチ窓がいいなぁ~ 

左上に見えるのが、旧相馬邸です。
そう、あの素晴らしい旧函館区公会堂の建設のために
多額の寄付を出した豪商の相馬家です。 

旧イギリス領事館の内部です。
こちらは、領事執務室です。
窓際にいるのは、市民に愛されたリチャード・ユースデン領事です。 



 



こちらは、イギリス領事館の紋章です。 

 

 



 



領事の家族居室です。ティーセットが置かれているのですが、
碗皿ごとテーブルに張り付けられていて、びっくりしました。
あっ、どこの食器かなと見ようと手に取ろうとしただけですよ 

 

 



 



 



 

 

 

 

 

 

旧イギリス領事館では、ティールームと雑貨を扱うショップが併設されています。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


旧開拓使函館支庁書籍庫と旧北海道庁函館支庁庁舎

2018年02月20日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

 

羽生君と宇野君、素晴らしかったですね!!
日本が金、銀を獲るなんて
2人とも気迫、自分の力を出しきるぞというものを感じました。
羽生君はケガの後ということもあってか、鬼気迫るものを感じ、
ゾクゾクしました。
素晴らしい滑りと演技を見せて頂きました

 

 

 

さて、美しい旧函館区公会堂を一段下がったところにも
見るべき建物が並んでいます

こちらは赤レンガ建ての書籍庫。

1880年(M13)築。
近辺の建築を焼失させた大火の被害も受けずに残っています。
さすがは赤レンガ!

防火扉も付いているそうで、貴重な書籍を失わずに済んだそうです。
あまりに雪が多いので近寄りませんでしたが、
赤レンガが、函館近郊で作られたことを示す、
刻印があるものが見られるそうです。 

 

 

書籍庫の横には、現在観光案内所となっている、
旧北海道庁函館支庁庁舎があります。


札幌で見た赤レンガ庁舎の函館支庁庁舎です。
4本の円柱が威厳を感じさせます。
こちらは観光案内所になっているので、気軽に中に入ることが出来ます。
少し暖をとりました。

 

 

この辺りは、元町公園となっています。 良い眺めです~

 

旧函館区公会堂が一番上に構えています。
北海道庁支庁庁舎よりも上なんですよね~ 

 

階段などは、雪かきされていますが、滑ります。
結局、この山の手の斜面は雪が積もっている部分に足をかけるように歩いたので、
かなり疲れました~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


旧函館区公会堂

2018年02月16日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

 

 

 

立春を過ぎてから日差しが春めいてきたように感じます。
春は待ち遠しいのですが、今年はバレエの発表会があるから、
ちょっと気が重いと思うことも。。。
今月の上旬には、ストレスからか急に頭皮に湿疹がば~と出てしまったり、
胃が痛くなることはあっても緩くなることはほぼないお腹が緩んだり、
気が滅入ることもありました。
でも、悩んでも仕方がない、とにかく体を動かし、音楽を聴こうと
奮い立たせて頑張っています

たった3分ほどの踊りなのに、なんでこんなに大変なのか??と
可笑しくなってしまいますが、
この年齢になって、こんなに夢中になれるというのは楽しいです。

 



さて旧ロシア領事館からここまではタクシーでやってきました。


今回函館で一番見たかった場所はこちら

函館山に堂々とたたずむ、美しい旧函館区公会堂です 

 

 

 

この建物は、1907年(M40)の函館の大火により、
住民の集会所が焼失したために、1909年(M41)に、
あらたに建てられたものです。 

 

焼失後、住民の有志が、当時の豪商、相馬哲平氏から多額の寄付を取り付けて、
1910年(M43)に竣工しました。 

 

設計は函館区の技手、小西浅次郎氏、監督は函館区技手の渋谷源吉、
請負は村木甚三郎氏という、すべて地元の人間によって建てられました。 

 

そして、民意が強かったためか、この建物は、
すぐ下にある、旧北海道庁函館支庁庁舎よりも高い位置に建てられたのです。
民間の力がずいぶんと高かった現れですね。 

 

内部。平日で雪もまだ多く残っていたせいか見学者は少なく、
歓迎して頂けました。 

 

どことなく日本的ですね~。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旧函館区公会堂は、大正天皇の行啓の宿舎として、
また昭和天皇にも使用されたため、
高貴な雰囲気のお部屋がいくつかあります。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

椅子の布地はすべて高級シルクを織ったもの 

 

壁や天井には外国製壁紙が使われています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大広間からテラスへ
函館の街を見渡せる、いい眺めです 

 

 

 

耐震用の柱も同じ色に塗られてさりげなく。

 

 

 

大広間に戻ります。 

 

現在はコンサートホールとして使われています。 

 

今年は明治150年と言われ、
明治時代の様々な良い所を見直そうという動きがありますが、
建築物を、こういう明治時代の素晴らしいデザインの建物が増えるといいな~
なんて思います。
もちろん機能面などは現代バージョンで 

 

浴室です。なんだか寒々しいブルーの色が使われています。

 

天井も高いんですよね。寒くなかったのかな~  

ずっと見たかった旧函館区公会堂を見ることが出来て、大満足です~

つづく♪ 

 

 

 

 

 


函館 旧ロシア領事館

2018年02月13日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

 

 

韓国での冬季オリンピック、日本もメダル獲得しましたね
過酷な寒さの中で、実力を発揮することはとてもすごいこと。
人間ってすごいな~とただただ感動します。


オリンピックの話の後に自分のことを書くのは、
とってもおこがましいのですが、
バレエの発表会の練習も追い上げに入ってきました。
なんとか形がまとまるようになり、少し安心。
でも油断は禁物。ひたすら練習して振りを身体に叩き込ませなくては。。。

 

 

さて、北海道編の続きです。
しっかり朝食を頂いて、ホテルからタクシーでこちらに来ました。

前夜の北島三郎ファンのタクシーの運転手さんに、
まずは高い位置までタクシーで行って、
それからジグザグに歩いて回るといいよ~と
教えて頂いたとおりに行きます♪


この旧ロシア領事館は、函館山の斜面の洋館群の中でも
少し離れた場所に位置するので、こちらからスタートすることにしました。
塗り壁のように見えますが、
赤い部分はレンガ積みされています。白い部分は漆喰。 

 

函館の最初の洋館建築は、1859年(安政6)に建てられた
函館ハリストス正教会と伝えられているのですが、
その敷地内に建設されました。

玄関の屋根が唐破風で、東洋的です。
函館の洋館は、和洋折衷のタイプが多いことも特徴です。

建築主はロシア帝国で、設計者もロシア人。
施工は函館の棟梁、佐藤誠氏です。


函館は、寒く火を使うことからか、昔から火事が多かったそう。
1907年に、この領事館も正教会も、函館の大火で焼失してしまいました。
そして、現在の位置の旧領事館は、1908年(M41)に建築されました。

残念ながら、内部は非公開です。
若干、痛みが目立ちます。せっかくの建物ですから、
行政なり、民間なりで修復、有効活用されるといいなと思っています。 


門柱のレンガの色合いが2種類。
傾いて見えるものもあります。
門扉も閉められているので、敷地の中に入ることも出来ません。

 

なかなかお洒落な雰囲気が漂っています。
日本に現存する、ロシア帝国時代の在外公館建築で、貴重な建物です。

見学が出来なかったので、
待っていてもらったタクシーに乗って次のお目当てへ~
  

 

 

 

 

 

 

 


北海道庁旧本庁舎 赤レンガ庁舎内部

2018年01月18日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

 

昨日1月17日は、23年前に阪神淡路大震災が起きた日でした。
23年前。今もあの日に朝起きてテレビに映っていた映像を思い出します。
昨日の朝のニュースで現地での黙祷の時間に手を合わせました。 

今、NHKのBSで「平成細雪」が放送されています。
「細雪」は大好きで何度も読み、過去の再放送なども見たことがありますが、
今回は、バブル崩壊後の平成に時代を移してとのこと。
お話そのものより、私が楽しみだったのは、
舞台である阪神間の景色が見られるかな~
と思っていました。
阪急芦屋川駅や夙川が出てきて、
なんだか懐かしく、嬉しく思うとともに、
もう2度と、素晴らしいあの街に災害が起きませんようにと祈りました。

 

 

 さて、北海道庁旧本庁舎。 赤レンガ庁舎に入ってみます。

 

入り口を入ると正面に3連アーチ。
階段も裾の方がカーブを描いていて優雅な感じです

 

 

 

 

 

 内部は、いろいろな資料が展示されています。

 

こちらは旧北海道長官・知事室です。 重厚な雰囲気です。

 

 

 

 

 

表に出て、建物の左手に回ってみました。 


綺麗な青空に赤レンガが映えています 

 

除雪された雪がこんなにあったのですよ~ 

 

 

 

お天気が良かったので、雪道用のアタッチメントは付けずに歩きましたが、
やはり、慣れていないので、恐る恐る・・・
けれど、同じ道を歩いていた、札幌のサラリーマンやOLさんたちは、
普通の靴やパンプスで小走りしていてびっくり~ 

慎重に、でも早めに次の目的地へ~

 

 

 

 

 

 


北海道☆北海道庁旧本庁舎 赤レンガ庁舎

2018年01月16日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

 

 

今日からは、昨年12月に出かけた北海道旅行のことを、
記録を兼ねてUPしていきたいと思います。
宜しければお付き合い下さい

朝早くに家を出て飛行機で新千歳空港へ~

前日まで北海道のお天気は荒天で、まず飛行機が飛ぶか、が不安だったのですが
当日は晴天 神様が味方してくれました

雪が結構降っているとのことだったので、モコモコの防寒ブーツに、
雪道用のアタッチメントも準備、貼るカイロ10枚入りを3袋用意していきました!

上空からの景色もきれいです。 富士山も見えていますよ~ 

 

こちらは青森県上空だと思います。
八甲田山かな・・・?調べていないので不明です 

 

新千歳空港に着いたらすぐにJRに乗り換え。
札幌で寄りたいところが2か所だけあったので、札幌に寄ったのですが、
お昼過ぎには、函館へ向かう予定にしているので、時間を無駄には出来ません。
普段のんびり歩いていますが、旅行中はテキパキ早歩きです。
車窓から見た、初の雪景色です
なんだか気持ちがいいです~ 

 

札幌で見たかった所は、そう、こちらです
北海道庁旧本庁舎、赤レンガ庁舎です。

 

札幌には、過去2回来ていますが、まだ近代建築に興味を持っていなかったので
じっくり見ていなかったのです。
前回、近くを通りかかった時に、何か、赤レンガの綺麗な建物がある、とだけ記憶していたので、
ゆっくり見たいと思っていました。

 

 

 立派な門柱ですが、表札が、一般家庭の表札のような感じで、なんだか可愛らしい~ 

 

こちらも、中国の方がとっても多かった~!! 画像に映っている人たちはみんな中国の方でしたよ。

 

記憶では、とても大きかったと思っていたのですが、こじんまりと小ぶりで素敵です 

 

夜はライトアップや、クリスマスイルミネーションが灯るようです。
カメラのレンズに指がかかっていてスミマセン 

 

赤レンガに銅板葺きのドーム、いいですね~
ドームは、当時のアメリカで独立と進取のシンボルとしてよく用いられた建築様式なのだそうです。
換気塔の、赤レンガの組み合わせも、とても凝っているんですよ~ 

 

設計は北海道庁の平井晴二郎技師。
アメリカ風のネオ・バロック様式のレンガ造りです。 

 

青空に赤レンガが映えます 

 

ドーム下の三角屋根の下の赤い星のマークは、北海道の開拓使のシンボルマークだそうです。
確か、サッポロビールにも用いられていますよね。

 

使われている約250万個の赤レンガは、北海道で製造されたものだそうです。 

 

広大な北海道の大地に根付くような、どっしりとした石造りのアーチが素敵です。
 

 

北海道に明治政府が開拓使を設置したのは、1869年(M2)。
札幌に開拓使本庁舎が設置されたのが1873年(M6)。
その後焼失し、1888年(M21)に赤レンガ庁舎が完成しました。 

 

寒い北海道で、今よりもモノを運ぶのも大変だった時代に、
こんな素晴らしい建物を造るなんて、並大抵のことではありませんね。 

明治時代の赤レンガ庁舎も火災にあい、復元工事が完成したのは、1967年(S42)。
1969年に国の重要文化財に指定されました。 

 

つづく~

 

 

 

 


憲政記念館

2017年04月28日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

 

 

 

 

国会図書館を出た後に、おトイレを借りに、憲政記念館へ。
まったく興味がなかったのですが・・・ 

 

中へ入ってみると、なんと国会議事堂のミニチュア、
というか縮小サイズが再現されていました。
安部さんが演説していますね。 

議員席も再現されていて、座り心地も良いです。
だから居眠りしちゃうのではないでしょうか?
もっと固い椅子にすれば良いのに 

天井のステンドグラス。 

 

 

木彫が素晴らしいです 

 

 

壇上にも上がることが出来ます。 

 

 

 本物を観たくなりました。 

 

この日は雨の予報で傘を持っていて、入り口で傘立てに挿したのですが、
とても独特のカギで、なかなか傘を取り出すことが出来ません。
受付のおじさまに助けを求めると、
メモを見ながらなんだか暗号のようなことを口にしていて、
マジックのようにカギを開けて傘を渡してくれました。
なんだったんだろうな~?あの傘立て。。。 
梅雨の時期は大変だろうな~