Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

神戸・相楽園内 日本庭園

2009年10月30日 | ★おでかけ & お食事(西日本)
小寺家の私邸だった「相楽園」は
昭和16年に神戸市の所有になってから
中国の古書より「各得其願 和悦相楽」をとり
「相楽園」と名付けられました。

小寺家本邸の豪壮なお屋敷もあったそうなのですが、
戦争で焼失、今は、見事な日本庭園が伝えられています。




手入れの行き届いた、木々ももちろん見どころですが、
国内で唯一現存するものが、こちらのお庭にあります。



船屋形です。簡単にいうと、屋形船の屋形部分が陸揚げされているのです。
江戸時代に姫路藩主が河川の遊覧で使っていた、川御座船(かわござふね)だそうです。
1682~1704年に造られたとされています!
1980年(S55)に保存のために移築されたそうです。



装飾もとても華麗で美しい色あいです。
表だけでなく、内装も春慶塗と黒漆塗りに塗り分けてあるそうです。



金箔の装飾や立体的な彫の装飾に目が引きつけられてしまいます。



緑の多い、庭園でとても引き立っていました。



離れとして使われていた浣心亭。
船屋形と違って、わびさびを感じる装いです。






菊花展の展示広場では、和菓子とお茶が販売されていました。
「もみじ」と「菊」を表している生菓子を頂きました。





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らぶちゃん・・・

2009年10月29日 | ★うさぎ(愛兎&雑貨)と、たまにネコ
早いもので、我が家の先代うさぎ、らぶちゃんが旅立って5年。。。
日々の早さとは別に、いつまでもらぶちゃんは私の胸の中で
ぴょんぴょん♪しています。

昨年のらぶちゃんの命日に、カルトナージュで
グリーンのリボンでデコレーションした骨壺ボックスを作ったのですが、

後から考えれば考えるほど、そのボックスはシェリーちゃんのほうが
似合う気がして・・・

らぶちゃんは女の子で、シェリーちゃんは男の子なのですが、
性格は正反対で、らぶちゃんのほうが気が強く、おてんば、冒険心があって
ついつい女の子であることを忘れてしまうほど。。。

今頃らぶちゃん、怒って足ダン!!してるね~

で、シェリーちゃんは、おっとり大人しくて、見た目も長毛なので
女の子みたい・・・って

シェリーも足ダンしてるね
2人で、「なんてママなんだっ!」ってダンッダンッしてるね。
ごめん~

というわけで、昨年のボックスはシェリーちゃん用にして
らぶちゃん用に、思いっきり女の子らしいボックスを作りました



外側はシンプルなモアレですが、ピンクのリボンを付けて
内側の生地は、YUWAのクラッシックローズの生地を使いました♪

四面に全て、メインのローズの柄が出るようにしました。
らぶちゃん、どこを向いても綺麗なバラに囲まれるようにしたよ
すこし、満足してくれたかな・・・?

                 

小さかった頃のらぶちゃんです♪
みごとな3頭身!



夫の背中の上でらぶちゃんは夫が大好き!
なんだか、まゆげがあるみたい・・・!



逗子の家で、ごろ~んと気持ち良さそうに、この姿でお昼寝



こちらは大阪の夫の実家で。らぶちゃんは車で大阪や、新潟、逗子など
東京の家から長距離移動も一緒に頑張りました。



こちらも、夫の胸のところで。私がカメラを持って近づくと、
「私のパパよ~!」と言わんばかりに、
私をにらんでました~


私に愛想を振りまくのは、ご飯の時間だけな、らぶちゃんでした
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素敵な☆おもてなし

2009年10月28日 | ★日記

 

 

 

 

関西に来て、お知り合いになれた素敵な友人のお宅へお呼ばれ頂いてお出かけしてきました
インテリアやお花のお勉強もされている、センスの良い友人

 

テーブルのセッティングも見事でした
お店のようでしょう~

いろいろおしゃべりして楽しい時間を過ごすことが出来ました
ありがとう

  

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


神戸・相楽園内 旧ハッサム邸

2009年10月28日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)
旧小寺家厩舎のすぐ横には、
「旧ハッサム邸」があります。
もともとは、北野の異人館街に建てられていたのですが、
神戸市の所有後に、こちらに移築されたそうです。



イギリス人貿易商のハッサム氏の私邸として建てられました。
1902年(M.35)建築。
10月20日から期間限定で公開されることになったので、
これを待って相楽園を訪問してみました。



設計者はイギリス人建築家、A.N.ハンセルです。
ハンセルというと、先日訪問した京都の同志社大学の
レンガ造りのハリス理化学館を設計した建築家です。



基礎の部分の通気口まで、こんな風に・・・♪



ゆったりとした階段が優雅です。



入口右手は応接室。
明るくて、ほっとするような色合いです。



左手は、食堂です。



マントルピースも照明も、すてきです~






ベランダの天井に付けられていた、メダリオン。
とても大きなサイズで、躍動感も感じられます。






可愛らしい色あいのカーテンに、落ち着いたアンティークグリーンの長椅子。






とても重厚な織の生地・・・
フローリングの床の板張りも、単調な貼り方ではなく、
いろいろと角度を付けたりして、模様を描くように貼られていて、
部屋の表情を感じさせてくれています。












古くて優雅な建築が大好きですが、表面だけが見られる建築より
ここで生活をしていた人達がいて、
その生活感、もちろん穏やかな、優雅な生活感、
美意識の高さが感じられる生活感・・・を味わうことのできる
洋館は、見ていて飽きません



庭に置かれている、傾いた煙突は、阪神大震災で落下したものを
取り出し、展示しているものです。


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神戸・相楽園内 旧小寺家厩舎

2009年10月27日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)
シルバーウイークに「洋館ミステリー」を見に行った時に、
タクシーの運転手さんが教えてくれた、
「相楽園」1度は見る価値があるよ!と。

見に行って来ました♪

元町駅からの通り道に以前、訪問した「兵庫県公館」が。
少し離れた場所から見ると、また印象が違います。
小ぶりだけれど、ルーブル美術館のようでは・・・?



「相楽園」の正面入り口です。

もともとは、元神戸市市長の小寺謙吉の先代の私邸、庭園で
明治18年ころから着手、明治末期に完成された庭園です。

こちらは、小寺家時代からの正門で総ケヤキ造り。



園内では、秋の菊花展が開かれていました。
あまり菊に興味をもったことはないのですが、
このような立派な日本庭園に置かれていると、
相乗効果で、とても美しく、素晴らしい景色となっていました。



ですが、私のお目当ては、こちら・・・
「旧小寺家厩舎」
馬小屋です!でもわざわざ河合浩蔵氏に設計を依頼して建てられた
建築物としても価値のある馬小屋です。
1910年(M.43)に建てられました。



う~ん、これが、馬小屋・・・うらやましい~



当時は、2階が馬の世話をする厩務員の宿舎となっていたそうです。



どっしりとした造りにも、豊かな装飾が施されているので、
なんとなく、優雅な牧歌的な雰囲気が漂っているように思います。



ちなみに、設計者の河合浩蔵とは、明治大正期に活躍した建築家ですが、
大阪の堺筋にある、あの有名なパティスリー、五感の入っているビル、
新井ビルを設計した人です。



内部の天井もとても高く、換気も良かったのでしょうね。



当時使われていた、馬車が保管されています。
馬車って、古くて、優雅な時代の象徴ですね~



また相楽園には、厩舎の画像にも映っているように
大きくて立派なソテツがたくさん植えられています。
わざわざ鹿児島から取り寄せたソテツもあるそうで、
樹齢300年経つものもあり、「ソテツ園」という別名もあります。

南国の樹木をたくさん植えることは、
富と権力を表すものですね。
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カルトナージュ・診察券ファイル

2009年10月24日 | ★ハンドメイド(クロスステッチ・布チクチク・カルトナージュ他)
ずいぶん前に作っていた自主制作の診察券ファイル♪
使っている生地も、テイストも変わり映えがしませんが・・・
バッグの中で、すっきりするように、お財布と同じサイズで、作ってみました。



診察券を入れるポケットを重ねると、
なんだか、分厚くなってしまいました・・・



一生懸命作って、ポケットの周りに仕上げのブレードでも付けようかな・・・
と思った時、ふと考えたら、
これだけの診察券を一度に持って出かけることって、無いんですよね~
持ち歩くこともなく、診察券収納ファイルとして引き出しの中で活用中です。

なので、診察券1枚と保険証と、病院での受付け表が入れられる、
定期券入れ?のような、コンパクトなケースを今また考え直し中です
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御影新生堂TROIS

2009年10月23日 | ★食材・パン・スイーツ・お酒
突然ですが・・・
我が家の夫はスーパーマーケットが大好きです
休日も、私の代わりに、喜んで買出しに行ってくれます。

私の用事がメインの外出でも、
「帰りに○○のあのスーパーで、食材を買ってみようよ♪」
と言うだけで、OKです。

阪神間はスーパーの種類もいろいろあるので、
週末の買出し日には、ドライブも兼ねて、
少し遠くても、いろいろなスーパーに行っています♪

先日は、メゾンデコールに生地を見に行ったついでに
御影の新生堂が、新しくオープンした、
「御影新生堂TROIS」に行ってみました。
湾岸倉庫エリアにあります。

下の画像を見る限り、いかにもな、ディスカウント酒屋!?なのですが、
もともと酒屋さんから始まったお店ですが、
お米へのこだわりもすごく、精米工房、そしてコーヒー豆の焙煎工房、
そしてパン工房まで、すべて店内に備わっています。

全国各地の名産、お取り寄せ品なども豊富で、
「へぇ~」なんて何度も呟きながら見入ってしまいました

2階には、ナチュラル感たっぷりのカフェ、すごく可愛らしい雰囲気!
そして、夕方からオープンする焼き鳥屋さんもあります♪
スーパーマーケットと焼き鳥が大好きな夫は、嬉しそう!



お店のPOPを見て、つられて購入したもの。。。
「尾花沢のだしっ」君島十和子さんのお気に入りだそう!あやかりたい
「なかむらのしょうゆコンブ」こちらは水野真紀さんのお気に入り。
あやかりたい~!水野真紀さんのお顔って、すごく好きなんです
「PPOROチョコレートケーキ」あの上沼恵美子さん絶賛!!だそう。
もちろん、お手頃で、満足感大、のものです!
カレールー(フレークタイプ)の中で一番お気に入りのコスモのものは必ず!

お酒の種類はとても豊富で、ワインもお店のスタッフの方たちによる
ランキングがあって、1000円前後のデイリーワインも豊富。
ランキング1位の1100円くらいのスペインワインを購入してみたのですが、
とても美味しかったです


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北浜レトロ・アフタヌーンティー♪

2009年10月20日 | ★美建築レストラン

 

 

 

 

爽やかな秋晴れの日に、お友達とアフタヌーンティーに出かけました♪
淀屋橋から、綺麗になった中之島の遊歩道を歩きながら、
お馴染みの中之島公会堂

お友達と会う時は、基本的にカメラを持たずに会うのですが、
彼女も写真を撮るので、今回は私も一緒に♪



いつも、こちら側のドアは閉まっているのですが、
式典があり、開いていたので、ちょっとだけ、覗かせて頂きました。
1918年(大正7年)竣工。
ネオ・ルネッサンス様式が基調ですが、バロックな雰囲気もミックスされています。



写真はないのですが、綺麗に拡張された、中之島の土佐堀川沿いから
眺める公会堂は、道頓堀などの印象が強い大阪のイメージが
180度変わる、ヨーロピアンな景色です
もともと中之島周辺は、パリのセーヌ川沿いを参考に整備されてきたと言われています。





いつも行列のすごい、「北浜レトロ」ですが
予約をしておいたので、安心
ほぼ開店と同時に入ったのですが、全て女性ばかり!



1912年に建てられた小さくて、重厚な洋風建築。指定文化財になっています。
一歩中に入ると、スコーンの甘い香りや、可愛い雑貨が所狭しと並べられていて
乙女(?)心がウキウキします♪
ハイテンションのまま、2階のティールームへ♪



アフタヌーンティーは、ケーキ、スコーン、紅茶の種類を
好きなものを選べるので、うれしい♪
フィンガーサイズのサンドイッチは共通です。
たっぷりとした、おもてなしのアフタヌーンティーです♪
紅茶も、お友達は「眠れる森の美女」、私は「モネの睡蓮」という
素敵なネーミングのものを頂きました。



スコーンも、抹茶スコーンは、色もとっても鮮やかな抹茶色で、
香りもとっても香ばしくて!
こちらは、お友達のベリーケーキなのですが、
ものすごいベリーがたっぷり
私は、白桃とラズベリーソースのケーキを選びました。



全部頂くと、かなりお腹がいっぱいなのですが、
とてもゆっくり過ごしながら、完食~
時間の関係で、ランチ代わりに頂きました。

約100年の時間を経てきた素敵な洋風建築の中で
頂くロマンティックなアフタヌーンティーは、
とってもHappy Timeでした



帰りは、梅田まで、おしゃべり&ウォーキングでカロリー消費~
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洋館カフェ・GOSPEL

2009年10月16日 | ★おでかけ & お食事(西日本)
駒井家住宅を出て、また自転車で疎水通りから、白川通りを下ります。
ここでも、思いっきり下りすぎてしまいました。

また少し銀閣寺の方へ戻って、お目当てのカフェを探しました♪
ほとんど、お店もない、静かな住宅街の中です。



以前は、ツタがかなり這っていたいたようです。
この洋館は、古い建築ではなく、1982年に建てられたものだそうです。
かなり、本格的な造りですよね。



1階には、小さなアンティークショップがあり、
カフェは2階です♪



どっしりとした家具が置かれていて、雰囲気はとっても素敵!



窓側に座った私達から見える、キッチンもとっても素敵で。



こちらでは、京都出身の有名なパテシエ、津田陽子さんの
評判高い、フロールが頂けるそうなのですが、
あいにく、平日の2日間の限定だそうです。
が、津田陽子さんのタルトもお勧めですと言われて、
夫はリンゴ、私は洋ナシのタルトを選んでみました
タルトの生地の部分まで、しっとり、ふわぁ~とした美味しいタルトでした。

店内は、すごくゆったりとした空気で、
お店の人も、ものすごく物腰の柔らかな方で、すごく居心地が良かったです♪



これが、今回の私の相棒
「スーパー3ちゃん」という名前です(ネームラベルにそう書かれていました
ちなみに、夫の相棒は「島ちゃん」!



実は、このあたりで、もうオシリが、痛くなってきてました
なので、相棒を返却し、後はのんびり歩こう、ということで、
また出町柳までひたすらコギコギ

途中見えた、進々堂京大前店。
とっても重厚な洋風建築。写真お断りの張り紙があったので、
反対側の道路へ渡って、撮ってみました。
中の喫茶店も、とっても味のあるレトロな雰囲気でした。

1930年(昭和5年)築。



途中、次回の京都でのターゲットも見つけながら、
レンタサイクルショップヘ、ゴール♪

自転車から降りたら、体がフワフワ浮いているみたいに、
落ち着かないので、
河原町通り、寺町通り、を歩き、先斗町で夕食にして、
また夜の祇園のあたりをお散歩して、
そこからバスで京都駅へ。
日頃の運動不足、解消になったかしら、
かなりの距離をサイクリング&ウォーキングしました。


京都タワーがピンク色でした

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ヴォーリズ・駒井家住宅

2009年10月15日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)
自転車に乗っていると、その気持ち良さに、
ずっとそのまま進んでしまいたくなって、
うっかり、、曲がり道を間違えたり、道を行きすぎたり・・・♪

北白川疎水沿いは、静かな住宅街になっています。
今回のお目当ては、こちら。
「駒井家住宅」という、あのヴォーリズが手がけた、個人住宅です。
以前から訪問したいと思っていたのですが、
公開日が、限られているので、ようやく今回訪問出来ました♪



1927年(昭和2年)に建てられました。
京都大学の理学部教授であった駒井卓博士夫妻の住居です。

駒井博士の静江夫人と、ヴォーリズの 一柳満喜子夫人が
神戸女学院での同窓生だったことから、
ヴォーリズに依頼をされたそうです。



この駒井卓博士は東京大や京都大などで、教授や学部長などを歴任し、
特に動物分類学、遺伝学において、多くの功績を残し、
また昭和天皇に生物学を教授した学者だということです。



駒井家住宅では、静江夫人のこだわりが、いろいろ見られます。
大正、昭和初期の時代の日本女性の一般的生活感覚がどのようだったのか・・・
そんな時代に、静江夫人は、牧師の娘として生まれ、
神戸女学院の英語科を卒業後、夫のアメリカ留学にも同行しています。



この駒井家住宅は、ヴォーリズの円熟期の作品と言われています。
実際に施工をした日本人大工さんの意見も取り入れながら
北白川疎水に面した和室の窓からは、桜が一面に見えるようになっています。

       

家そのものは、30坪ほどの家なのですが、窓が多くとても気持のよい家です。



もちろん、ソファーの下は収納ボックスになっています。
ヴォーリズの家は、いかにもな、壁面を覆い尽くすような収納棚などはなく、
ちょっとしたデッドスペースを、さりげなくつかった収納スペースなので
お部屋がすっきりしています。



このピアノは静江夫人が、わざわざアメリカから取り寄せた
ピアノだそうです。



インテリアの中で、今では当たり前の便利な家具などがあるのですが、
そういったものも、静江夫人の考えで、海外から取り寄せて使っていたそうです。

ダイニングセットも家具も当時のままのものです。
駒井家の子孫とその家族によって、住居と土地すべて、
2002年に日本のナショナルトラストに寄贈されたそうです。



こういう価値のある洋館も、世代が変わり、
相続の為にお金に換えるために、持ち主が変わり、
お金はあるけれど、理解のない持ち主によって簡単に壊され
マンションなどになってしまうことが多いので、
こうやって、残されたことは、とっても嬉しいです。

以前に美智子皇后の東京の生家、素敵な洋風住宅も
相続の為に、あっけなく、更地に、公園になってしまいました。
あの建物を活かした公園にはできなかったのかしら、と
ニュースを見ながら、とっても残念な気持ちでした。



ヴォーリズの建物の素敵なポイントはいろいろありますが、
この駒井家住宅では、この階段の手摺が、ポイントです



階段の優雅さは、家の中でも大きなポイントになりますが、
こういう一般的な小ぶりの住宅では、
お城のようなお姫様階段なんて、無理ですよね。

この階段、平面積は、3~4㎡くらいでしょうか。
この広さに普通階段を付けるとなると、狭い幅で急勾配の階段になってしまいますが、
ヴォーリズは、敢えて、ゆったりとした幅で螺旋状にすることで、
優雅な階段を作りだしています。
そのために、手すりがこのようになっているのです。



これは上からみた感じですが、手すりが柔らかい曲線で、
デザインも素敵なのですが、実際にこの階段を上がるとき
自然に手すりを持ち、そしてこの手すりに手を添えて行くと
危なげなく、上まで上がれるのです。
この曲線が、階段を上下する時に、とても自然に体にフィットするようになっているんです~!

まるで、王子様に手をとってもらって、導かれているような(!?)感覚です。
残念ながら、実体験ありませんが・・・

そして階段横に付いている窓ガラス。
こちらは西に面しているのですが、夕方の西日って、
すごく私もいやなのですが、その西日を和らげ、情緒を感じられるように
黄色いガラスが使われています!
ガラスもツルッとしたものではなくて、少し凹凸があるもので、
西日の光が、かなり穏やかになって差し込んでくるのです。



こちらは2階の静江夫人のくつろぎの部屋です。
ガラスの窓越しに見えるのは、家を建てた時に苗木を植えた、
松(海外の松の1種)だそうです。



こちらの東の窓からは、比叡山、そして五山の送り火が眺められるとのこと。



こちらは、はめごろしのタンス。その横にはハンガーがかけられるクローゼットも
取り付けられています。



お庭に出てみます。






ドアのノブが見えるでしょうか?
ヴォーリズの建築は、ドアノブもとても凝った素敵なものが使われているのですが、
こちらの駒井家住宅では、パブリックスペースのドアには、パープルのクリスタル、
プライベートスペースのドアには、クリスタルのドアノブが使われています。
お客様にも、「ここはプライベートな場所です」と
さりげなくお知らせ出来ていいですよね。






こちらは、台所側の勝手口の扉なのですが、疎水側の桜や紅葉が見られるように
丸くくりぬいてあります。



台所の横には洗濯室があるのですが、当時洗濯をしていた女中さんのために、
静江夫人は、手動洗濯絞り機、を海外から取り寄せて、使わせていたそうです。
この手動洗濯絞り機って、日本では、昭和30年代?40年代初期の頃に
ようやく出回ってきたものです。

お庭からの住宅。



疎水側から見た住宅。


今日もずいぶん長いレポートになりました
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京都でサイクリング~♪

2009年10月13日 | ★おでかけ & お食事(西日本)
3連休、初日に、また京都へお出かけしてきました♪


いつもは、500円の市バスの1日乗車券を駆使(!?)して
京都巡りをしているのですが、
今回は、レンタサイクルを利用して、気持の良い、京都の1日を過ごしました



引っ越しの時に、自転車も処分してきたので、
ものすごぉ~く、久し振りの自転車!
でも、走り始めたら、とまらな~い気持がいい~~



今回の目的地は、京都の一乗寺界隈、でも自転車なので、
かなりの範囲を移動しました

出町柳のレンタサイクルのショップから、
鴨川(高野川側)のほとりを夫と爆走!!

この辺りは、ほとんど観光客もいないので、のんびり、静かな京都です。
とても気持のよい場所です、カメラも取り出すのを忘れてました


のどが乾いたな~と思った所で、ちょうどいい場所に♪
可愛い、おばんざい&カフェのお店でランチ
思わず、私は「梅ジュース」夫は「ゆずと蜂蜜のソーダージュース」
爽やかな日にぴったりのヘルシードリンクでしょ

  

そして、一乗寺界隈をジグザグジグザグサイクリング♪
京都の下町?というような、観光地の京都とは、ひと味ちがう、
でもなんだかとっても静かで、可愛いエリア



この恵文社というお店♪
とっても、可愛いんです
ベースは本屋さんなのですが、
本のセレクトもこだわりがあって、
天井からはアンティーク風なランプやシャンデリア!
もしかしたら、アンティークかも

奥に進むと、お姫様風なソファが置かれていたり、
可愛い雑貨の展示ギャラリーがあったり、

素材にこだわった、雑貨や器、洋服などもあったり、
たくさんの人で、いっぱいでした♪
本当に素敵で、写真を撮りたいくらいだったのですが、
静かな場所なので・・・



こんな本屋さんだったら、毎日通いたくなります~

それから、また自転車に乗って、白川通りのほうへ
歩いて回るのも大好きなのですが、
自転車というのも、本当に気持ちがいいです!




そしてずっと気になっていた一乗寺・中谷へ♪
洋菓子と和菓子のミックススタイルのお菓子が注目されているお店



生のケーキも、ものすごく可愛らしくて美味しそうで、
ついつい、ここでケーキタイムにしてしまいたかったのですが、
後のお楽しみもあるので、
今回は、焼き菓子風の「お豆のタルト」を購入♪
こちらもネットでは2か月待ちなのです。



蓋を開けると・・・

お豆の甘味が、程よく、中はしっとり、サクサクで、美味しい~タルトでした♪


お買い物をして、今度は、
北白川疎水通りに向かいます
北白川疎水は、銀閣寺、哲学の道の方に続いている疎水です。
春はとっても素晴らしい、桜並木が続くそうです。



お次は、また、洋館かしら・・・?
そう!その通り~でございます
つづく♪
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あしや・いち♪

2009年10月12日 | ★おでかけ & お食事(西日本)

連休は、とても気持の良い、お出かけ日和でしたね。
初日には、またまた京都へ出かけたのですが、
画像の整理が出来ていないので、先に、こちらをUPします~


3連休最後の日、朝、目が覚めた時から、気持がいい~♪



初めて行われる、「あしや・いち」にお出かけ♪



芦屋でも人気のある、素敵なお店が出店するマーケットだから、
早めに、開場前に到着!



まだお客さんもまばら・・・一番先に「kaopan」へ♪
芦屋川のお店でも、いつも品薄なので。
結局、この日もお昼前には、完売でした~!
「kaopan」の天然酵母パンも、とってもあとひく美味しさです

   

センスのいい、お店がそのまま集まっているので、
見ているだけで楽しい♪

    

    

  


フード系も、人気の美味しいお店が出店しているので、
お昼前なのに、どこもすごい行列で・・・
どこも、会場で調理してくれるので、てんやわんや!
お店の人たちにも予想外だったみたいで、びっくりしていました。

人気のイタリアンのお店は、電器機器が故障してしまって、
せっかく、夫も楽しみに並んでいたのに、お目当てのピザかラザニアかが、
買えなくて、残念そうでした。

でも大好きなお店、おでんの「楽ぜん」の牛スジ丼と、
(引越して、間もない頃、楽ぜんの牛スジ煮を食べてから
     牛スジが食べられるようになりました

「楽ぜん」と「kaopan」のコラボでのパンと、
山形の庄内豚のソーセージと淡路島の玉ねぎを使ったホットドックを購入♪
ものすごくシンプルなホットドックなのに、
(ケチャップとかマヨネーズでごまかさないタイプ)
すごく美味しかったですよ~

  

会場には、ワンちゃんも、たくさん来ていたのですが、
珍しいタイプのワンちゃんが多くて!
シェリーをそのまま犬にしたみたいな?ポメラニアンが
すごく私に寄ってきてくれて
人懐こくて、本当に可愛かった~


すぐ横は、海キラキラしていてとっても綺麗



「あしや・いち」12時前には、ウロウロできなくなるくらい、
混雑してきて、雑貨屋さんは、すでに品薄。。。
フードも売り切れ状態続出!
ものすごい大好評のようでした!
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ティー&スコーンタイム♪

2009年10月07日 | ★食材・パン・スイーツ・お酒
今晩から明朝に直撃するという台風が心配ですが、
少し肌寒いくらいの今の時期がとっても好きです♪

先日、検査入院のことを書いたところ、
「大丈夫なの!?」と、いろいろ御心配を頂きました。
中途半端な書き方だったので、とても大変な状況なのでは・・・
とびっくりさせてしまいました。ごめんなさい。

少し面倒な持病があり、体力もないので、
体調不良も多いのですが、信頼しているお医者様のもとで
治療等して頂き、自分でも体調コントロールをしていますので、
日常生活は、元気で過ごしています

じつは来月に婦人科で、よくある疾患の手術をする予定になっています。
先日の検査は、その婦人科の手術が受けられるかどうか、
持病の状態がどうなっているかで、手術が受けられるかどうか決まるので、
それを調べるための精密検査でした。

手術自体は、まだこれからお医者様とも相談していくのですが、
持病の状態は、悪くない、という結果でしたので、ほっとしています。

病院通いも、私の生活の一部なので
ブログに書いてしまいましたが、かえって、ご心配をかけてしまいました。

手術や入院となると、こわい、不安も付きものですが、
入院中に快適に、楽しく過ごすためのグッズやルームウエアなどを
お買い物したりして楽しく準備したり、
退院後におウチで快適に過ごせるように、インテリアをいじってみたり、
と、過ごすようにしています。

やはり、生活は好きなモノに囲まれ、楽しく、快適に、ですからね♪
本当に、ご心配おかけして、すみません、そしてありがとうございました


                        


久しぶりに、スコーンタイムしたいな~と思い、
リニューアルして、ものすごい人出の梅田阪急に行ってきました。

入口付近に人気のスイーツショップが並んでいるので、
いつもすごい行列です。

今までは、阪急での「英国フェア」の時でしか、購入出来なかった
ベノアも常設になったので、
ベリージャムとクロテッドクリーム、プレーンスコーン、メープルスコーンを購入♪



久しぶりに、新たに加わったヴィクトリアンシルバーを出したり、
先日届いたフォストリアのキャンドルスタンド、
(見えにくいのですが、こちらも綺麗なエッチングが施されています)
などを並べて、眺めながら~



この日は、とっても涼しかったので、
紅茶をミルクで淹れて、シナモンパウダーを少しふりかけた
シナモンミルクティーにしました♪
とってもコクのある、紅茶です。
ベノアのメープルスコーンにも合いました



ちょうど阪急での「英国フェア」も始まっているので、
ジンジャーショートブレッドも購入してみました。
甘すぎず、素朴で、ほっとなごむお味でした~



お気に入りのフォストリアのエレガントガラスや
ヴィクトリアンスタイルのシルバーを眺めながら、
今年のクリスマスは、どんなテーブルにしようかしら~
なんてちょっと気が早いですね
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洋館ミステリー♪

2009年10月02日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

シルバーウィークは、ひたすら古い洋館を見て回りましたが・・・
もちろん、その締めも、洋館でした

京都、大阪、の次は、もちろん神戸
神戸の北野異人館街より少し離れた住宅街にあります。
築100年経過している、洋館が建っています。
普段は公開されていないとのことですが、まだまだ現役の洋館。
訪ねると、こうやってメイドさんが出迎えてくれます



なんて、メイドさんは、いつもいらっしゃる訳ではありません。
実は、実際の洋館を使って、お芝居が行われるのです。
このお芝居のことを知った時、もうとてもワクワクしてしまいました!



お芝居の観客は1度にたったの20名限定です!
洋館の中を、お芝居の展開とともに、役者さんと移動していきます。
お芝居は江戸川乱歩の「幽霊塔」を基にした「怪屋敷」というお話。



実は、この洋館は、神戸では有名なアンティークショップのオーナーさんの所有です。
なので、置いてある家具や小物、すべてアンティーク
手を触れてはいけないという注意がありますが、
写真はどうぞ、どうぞでした~



洋館の中で、アンティークに囲まれ、そして限りなく、この洋館の時代に合わせた
時代設計、衣装、セリフなどで繰り広げられる、ミステリーのお芝居!
もう素敵で素敵で



そのお芝居も、本当に目の前で行われるのです。
もみ合ったりするシーンでは、倒れたりよろけた役者さんが、すぐ目の前に
迫力ある演技に、汗も飛んできそうな距離感!
興奮して、大声でどなり合うシーンでは、
役者さんが、セリフを噛んだりするのも、逆にリアル感があって!



最初は、役者さんと目が合うと、どうしていいのか分からなくて
ドキドキしてしまいました。



お芝居の幕が変わると共に、役者さんも、私達観客も館内を移動する時に、
古い階段を上り下りすると、とってもリアルにミシミシッと音がして・・・

そして、このお芝居は、最後の幕で犯人が分かる前に、
観客が犯人推理の回答用紙を提出するのです。
最初に用紙が配られていて、自分でも推理しながら回答用紙に
推理を書くのです。

最後に、正解者が発表されてプレゼントが頂けます♪
私達は、思いっきり外れていました



今回は、お昼の部を見たのですが、
夜の部は、もっと雰囲気があるのでは~
各部屋に、素敵なアンティークシャンデリアがあるので、
その灯りの中でのお芝居も素敵そうです!



余韻に浸りながら、帰り道歩いていると、本当に洋館が多くて
素敵な洋館が中華のレストランだったり、スターバックスになっていたり、
今はひっそりと、でも素敵に活用されるのを待っている洋館・・・
たっぷり、素敵な洋館パワーでエネルギーチャージ出来ました

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アンティカ・オステリア・ダルポンピエーレ 

2009年10月02日 | ★美建築レストラン

京都の洋館めぐりが長くなってしまいましたが、
次は大阪です

敬老の日に、夫の両親を誘って、
義父の体調が少し良くなかったので、
夫の実家から近い所で、食事をすることにしました。



1925年に建てられた元消防署の建物ををリノベートしたレストラン。
タイトル名が店名なのですが、「古い食堂・消防士」という意味だそう。
1部が残され保存活用されているので、小さな建物ですが、
雰囲気抜群です♪



内部も狭く、階段も人が1人通るのがやっとな感じですが、
逆にその狭さが、いい味わいでした。


イタリアンのお料理は、こんな感じでした。
  

  





そして、すぐ近くには、こんな素敵な建物もあります。
1912年(大正元年)11月に竣工。
会員制の「大阪倶楽部」の建物です。



レンガの色あいも渋くて素敵です。
夫は会社の仕事の関係で中に入ったことがあるそうなのですが、
「すごく好きそうな、内部だよ~」だそうです。
うぅ~見たいなぁ~



けれど、この電信柱や電線、なんとかならないのでしょうか~?
大無しです。。。


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