Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

池袋 自由学園 明日館の桜

2016年04月04日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)


 

 

 

 

週末、池袋の明日館へお花見へ♪
ゴミゴミした印象で、ほとんど駅の外へは出ない池袋ですが、
こんな良い空間があったのです。

1921年(T10)フランク・ロイド・ライトによって建てられた
自由学園の校舎です。   国の重要文化財です。




曇りのお天気でしたので、スマホのカメラだと撮るのが、なかなか難しい。



ライトのプレーリーハウスという独特の様式がおしゃれです。

実は、ライトの作品は、私の好みとは違います。
シンプル過ぎて、物足りなさを感じます。
が、本当に不思議。好みではないけれど、素晴らしい!と感じるのです。 

大きな桜の木が並んでいます。 

校内の画像は、また後日UPしますが、こんな桜の盆栽が飾られていましたよ。 

喫茶券付きの入場券を購入し、コーヒータイム。
手作りの、桜のケーキとクッキーがついています。 
この日は、音大生によるクラリネットの4重奏のコンサートも
楽しむことが出来ました♪



独特のデザインの窓から眺める桜も格別。 



欧米から入ってきた、洋風建築と、日本の桜。
いい感じですね~ 

 

外のフェンスにもライトのデザインが取り入れられています。 

 

今回は、桜の画像をUPしました。
建物内部の画像は、またその内にUPしますね。

 

 

 

 

 

 


エリスマン邸

2016年03月29日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

 


今日は、昨日の雷雨から一転して、とても気持ちの良い朝になりました。
我が家の庭で巣作りをしているシジュウカラも、私達が起きる朝5時くらいから
元気にさえずっています~♪


昨日、書いた、うんざりするほど心を乱されたトラブル、
1日、どうするのか、どうなるのか・・・と気を揉んでいましたが、
夜、夫が帰宅して、無事解決したから!と。。。。。
良かった!本当に良かった!重い気持ちが晴れました。
もう解決したので、詳細は書きませんが、
私達も、考えもしていない事が起こるのだといい勉強になりました。
相手も、いろいろ学んでくれたら良いと思っています。
人に嫌な思いをさせて、自分の希望を簡単に叶えようなんて、
物事には順序や、場合によってはそれなりの態度も必要だし、
そんなに世の中甘くないよ~って。

でも、あとは、その人達が、第一希望で無くても、
残された選択肢の中から、納得の行く選択が出来たらいいなと思っています。




 


さあ! 気分も良く続きです
エリスマン邸です。
何年か前に訪問した時より、綺麗になってる?塗り替えたのかな。 

 

こちらの邸宅のディスプレイは、オーストリアがテーマでした。 

テーブルは、アウガルテン
シンプルですが、風格がありますね。 



花飾りは、オーストリアンアートフラワーで。
木の実やスパイスやビーズをたくさん使っています。素敵です
1度、神戸で体験レッスンに参加しましたが、
かなり時間がかかるのです。 

つづく~ 

 

 

 

 

 

 

 


山手234番館

2016年03月28日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 


 

この週末は、桜を見に行こうかと楽しみにしていたのですが、
思いもしなかったトラブルが降りかかり、台無しとなりました。

しかも、その問題を我が家へ向けてきた
その人達は、悪びれた様子もなく、自分たちの希望を通したいがためで、
そのために、我が家がどれだけ揉めて、苦痛を味わっているかなど
思いもしていない様子です。
あまりに許せないことでしたので、私は、縁を切っても良いと思って、
なんとか冷静さを失わないように、納得できる言葉を求めましたが
どんな言葉を聞いても、納得出来るものではありませんでした。
本当に、思いもしないことが起こるものだと、びっくりしました。
解決方法は、2つあります。1つは我が家が望む方法ですが、
相手はその方法を取らないことは分かっています。
あとは、長い時間が解決してくれるかもしれない方法。
無事に過ぎることを、心から願っています。
その家族は常識が無いかもと以前からうすうす感じてはいましたが、
そのような人間が近くにいることは、本当に面倒な事になるものですね。
うんざりしました。
いつか、こんなことがあったと、笑える日が来ることを願うばかりです。

 

 

さて気を取り直して、こちらは、山手234番館。 



いくつかの部屋に、いろいろディスプレイされていました。
なんだか、ものすごい格好で写真を撮っている人が多くてびっくり。
大勢の人の間から写真を撮っていたので、かなりボケています。 

 

 

 

喫茶店のえの木てい。満席です。
この山手の辺り、休憩に使えるお店が少ない~。
もう少し、イベント時は増やして欲しいです。
住宅街なので、騒音も問題になるから難しいのかな。 



続く~♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 


山手111番館

2016年03月24日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

 

また寒くなってしまいました。。。

昨日ニュースを見ていたら、湘南とはどこの地域を指すのかと
いうことを特集していました。

なんと湘南という言葉は、大磯が発祥なんだとか。。。へぇ。。。
それで、大磯と茅ヶ崎でどちらが湘南?と現地の人に聞いていて、
茅ヶ崎在住の人は大磯なんて、という発言。
大磯の人は、おしゃれじゃないけど、元祖湘南ですと謙虚。
もちろん、テレビ的なチョイスだと思いますが。。。
そこまでは、そんなものかなと思って見ていましたが、
びっくりしたのが、お役所の答え。
秦野市や平塚が湘南に含まれるのだと~!どうして~??とびっくり。
車のナンバープレートも、この辺りは湘南ナンバーなんですよね。。。
個人的には、茅ヶ崎、鎌倉、逗子、葉山が湘南エリアだと思っているので、
お役所の見解には驚きました。
秦野市や平塚在住の人も、納得しているのかしら???面白いものです。

 

さて、次は、山手111番館。
3連のアーチが素敵です。
J. H .モーガンの設計。 

そして、本当に綺麗な青空です。

 

こちらは、部屋にはいると、目に飛び込んでくる
暖炉とシャンデリアが印象的です。 



 

ダイニングテーブルの上には、オーストラリアフラワー(かな?)で
ディスプレイ。 

2階の廊下がいいなぁ~と思います。 

外に出て、また歩きます。
外人墓地の入り口。 





以前に見た記憶が抜けている、洋館が。
右手の可愛らしい建物は、山手資料館。1909年に建てられたそう。 
むかしの居留地の境界線となっていた、石碑がいくつか移築されて
使われていました。




こちらは、横浜山手聖教会。
1901年に、2代目の建物が建てられた当時は、
あのジョサイア・コンドルによる、レンガ造りのヴィクトリア様式だったそう。
見たかったな~
今は、どっしり、ゴシック?ノルマン様式。 
こちらも、J.H.モーガンの設計です。



続く~。

 

 

 

 

 

 

 


横浜市イギリス館

2016年03月23日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

 

今朝も朝早くから、シジュウカラが巣作りしています。
えらいな~と感心
メスが葉っぱなどを持ち込んでくるのですが、
メスが巣箱から出て行く時は、オスが、注意して!と言っているように
毎回ツピッツピッと鳴いています。優しい~

私は、なんだか体がだるくて、最低限の家事のみして、
ゆっくり過ごそうと思います。
 

 

さて春ですが、これから、昨年12月に出かけた、
横浜西洋館のクリスマスのことをUPしていきます♪ 

12月は、まだ暖かな日が多く、歩きやすかったです。
かなり坂を上がるので、いい運動になりました。

日差しが強かったので、ちょっと画像が白っぽくなっています。

まずは、イギリス館。
玄関のトピアリーが気に入りました。 



シンプルな造りの建物です。 



内部の飾り付けは、とっても温かみがあり、とても素敵でした 

 

かわいい~! 

 

テーブルに銀器があると、引き締まりますね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


鶴岡 カトリック教会 天主堂

2016年02月13日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 




先日、四谷にある迎賓館 赤坂璃宮の一般公開に出掛けてきました。
今までは、郵送で応募し、真夏に設けられた公開日の見学のみ、でしたが、
今後は、公開日を増やす方針だそうで、今回2月の公開となりました。
真夏は、さすがに出かける気力もなかったので、本当に良かった♪
内部の画像は撮影禁止ですが、本当に、素晴らしいお部屋を見ることが出来ました。
ずっと天井を見上げていて、疲れましたが、こんなに素晴らしい
お部屋が日本にあるということに、心から感動しました。
日本の至宝です
また来年、見に行きます
外観やお庭の画像は、またその内に順次UPします。 

 

最近はだいぶ、日の出が早くなり、日の入りが遅くなり、
春が近づいているな~と感じられるようになりましたね。

山形に出かけた時は、東京と寒さも変わらないほどでしたが
やはり冬はものすごく寒いのかなと思いを馳せながら、
遅くなっているUPを頑張っていきます 



「大寶館」から、歩いて行くと美しい教会が出てきます。
カトリック教会天主堂です。 
武家屋敷の門のような入り口を入って行くと、見えます。
教会内部に入れるのかな、と様子を見ていると、
牧師さまらしい紳士が、どうぞゆっくり過ごして行って下さい。
と、それはもう優しい響きで言って下さったので、中に入って見てみました。



1903年(M36)に完成しました。
国の指定重要文化財です。 

 聖堂内部は、バジリカ型と呼ばれるものです。
ローマー時代の王宮にも見られる広間の建築様式だそうです。
教会の中に入ると、なんとも言えず、気持ちが静かになりますね。

 

入り口の方を向いた様子。 

なんと椅子の下には畳が! 

 

教会の姿は、とても厳かですね。
天へとそびえる赤い尖塔が美しいです。 

 

 

 

 

 


鶴岡 大寶館

2016年02月08日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

 

ようやく、春の関西行きが決まりました!
去年会えなかった友人たちにもあえそうなので、嬉しい楽しみ
これで、あと少し、寒い季節も乗り越えられるわぁ~


今日は、バレエレッスンの日でしたが、先生のお子さんが
インフルエンザだそうで、休講になりました。
インフルエンザ、流行っているのですね。気をつけなくちゃ。
これから、家で自主練で~す





さて、もう少し?まだまだ山形旅行の鶴岡編です。
致道博物館から歩いてしばらくすると、またちょっと個性的な?素敵な
建物が見えてきます。 



「大寶館」は大正天皇の即位を記念して創建されました。
1915年(T4)に完成しました。

鶴岡市の有形文化財に指定されています。 



玄関ホールの上の赤い屋根、ルネサンス風の屋根が印象的です。
お庭の樹木の雪囲いの作業をされている職人さんの青い車が
正面に停まっていて。。。なかなか移動もしなさそうなので、
そのまま写真を取りました。
ちょっと横の方に停めてくれたらな~ 



内部は、郷土ゆかりの人物資料館でした。
あまり、記憶が残っていません。。。

鶴ケ岡城跡に建てられているので、周囲はお堀で優雅な雰囲気を醸しだしています。 

まだまだ続きます~ 

 

 

 

 


鶴岡 致道博物館

2016年02月05日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 




先日、関西で、お世話になっていた方が遊びにいらしたので、
一緒にテーブルウエアフェスティバルの初日に出かけてきました。
初日で、日曜日で、お天気も良かったので、
開場前に、随分人が並んでいました。
おしゃべりしながら、展示や販売コーナーを見ながら、
写真も撮りながら、と大忙しで見て回りました♪
(画像は、またそのうちに順次UPしていきます。。。)
昨年の春以来に、お会いできて、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
次回は、春に西宮で♪ですね~!  楽しみ


テーブルウエアフェスティバルは、1日では、なかなか満足の行くように
見られないな~と思っていた所、関西でお世話になって、
同じく東京に転勤で戻られている友人が、誘って下さったのですが、
なんと定期通院日だったので、行かれず。。。ものすごく残念でした!!
近いうちに会いたいな~




さて、山形・鶴岡編です。。。。
アルケッチャーノから、タクシーで致道博物館へ。

博物館と言っても、広い敷地の中に、文化財の建築物が建ち並んでいる博物館です。 

受付を済ませて入ると、すぐ左に布で覆われた建物があります。
なんだろうと覗いてみると、修復中の、「旧鶴岡警察庁舎」です。
1884年(M17)に建てられた擬洋風建築で、
棟梁は、当時の名匠高橋兼吉です。

修復中で、なんと、建物を1メーターほど、上に引き上げて
基礎から修復しています。
建物が、浮いているのが、一部見られるようになっています。
なかなか見られるものではないので、見入ってしまいました。 



それほど大きな建物ではありませんが、美しい擬洋風です。 






こちらは、重要文化財の、「旧渋谷家住宅」
山村豪雪地帯の民家で、茅葺きの兜造りと言われるそうです。
ちょっとめずらしい形をしていますね。
3階建てです。2階と3階では、養蚕をしていたそうです。 

 

 

国指定の名勝、酒井氏庭園もあります。
作庭年代は不明ですが、書院庭園だそうです。 

 






お目当てのメインは、こちらです。
こちらも重要文化財の「旧西田川郡役所」

1881年(M14)に建てられました、擬洋風建築。
明治天皇の行在所ともなった由緒ある建物です。
「旧鶴岡警察庁舎」と同じ棟梁、高橋兼吉によるものです。 

こちらも、完璧なシンメトリーで、綺麗です。 



内部は、考古学的資料や、明治時代の資料が展示されています。
階段が、なんだか可愛い。 

 

横から。 



まだまだ、歩いて次の目的地へ向かいます♪
山形旅行では、3日間、毎日12000歩以上歩きました!
良く歩きましたが、旅行の時は苦にならないものですね。
つづく~

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 


山形市郷土館(旧済生館)

2016年01月21日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

 

昨日、良く晴れていたので、届いた雪かきスコップで雪かきしました。
玄関が北側で、雪が降ってから時間が経っているので、カチカチ!
お湯をかけながら、そして雪国新潟製のスコップで叩いたりしながら格闘。
さすがでしたよ。新潟製。わりと軽い上、丈夫です。
ご近所さんは、プラ製で、ダメだわ~と言っておりました。
3時間くらいかけてようやく、玄関、駐車場前の雪を片付けました。
終えてからすぐに、お風呂にゆっくりつかりましたが、腰が痛く、
のども痛く、鼻風邪も引いてしまったようです。。。

その上、今朝ゴミ捨てに行こうとしたら、
玄関ポーチの上から雪水が落ちてきて
階段が凍っていました。
日中には、大量の雪が屋根からドッと落ちてきそうなので、
病院から帰ったら、また雪かきだわぁ。。。。。。
今週末も雪が降りそうだとかで。。。

 


山形旅行の続きです。
山形城跡二の丸東大手門を抜けて歩いていきます。



独特の建物が見えてきました。 
最初は、教会?と思いました。



1878年(M11)に完成した、山形県立病院です。
「済生館」という名前は、太政大臣三条実美により名付けられました。 



その後、市立病院として使われ、1966年(S41)に国の重文指定。
明治初期の擬洋風建築の傑作と言われています。
シナ風に見えますね。 

円形の中庭。こんな病院なんて、いいな~♪ 



でも、展示物には、恐ろしい医療器具がいっぱいで、
治療はやはり、最先端の医療が良いと思いました。 

病院だからなのか、構造上なのか、やけに緩やかで、幅広の階段。 

さりげない装飾が素敵な螺旋階段。 

綺麗な色のステンドグラス。 

 

さて、これから楽しみなお宿へ向かいます。 

 

 

 

 

 

 

 


山形 教育資料館(旧山形師範学校)

2016年01月18日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

朝起きて、積もっている雪にびっくり。。。
そういえば、天気予報で言っていましたね。。。
慌てて、ネットで雪かきスコップを注文しました。
明日、届いたら、雪かきしなくては~
関西では雪が積もることがなかったし、
昨年の仮住まいのマンションでは、管理人か不動産会社の人がやってくれていて。
戸建てになると、自分でやらなくては~
昔もやっていたのだけど、ちょっと面倒に感じます。

今日はバレエのレッスンで、行く気でいたのですが、
休講になりました。
これから、家でゆっくりストレッチをして、足の動きの復習をします
バレエの動きは、見ているだけだと優しく見えますが、
自分で動こうとすると、とっても難しい!!
先生のDVDはないので、Youtubeで動画を探して、
何十回も見て、頭にイメージを叩き込み、
そして、何十回、百回ちかく足を動かして、
それでなんとか動きはわかるようになりますが、
でも、筋肉の動かし方が、合っているかは自分では分からず。。。
それから、手の動き、リズム、そこまでまだまだ遠い道ですが、
家事をする時も、バレエの足の形を取り入れるようにしています。





さて、山形旅行の続きです。
旧県庁舎から少し歩いて行くと、見えてきます。
なんだかタイムスリップした気分。味わいがありますね。 

今は、四角四面の学校が多いですが、こんな面白みのある学校に通っていたら、
どんな風に育つのでしょう~
こんな建築を作りたいと思った子供もいたのでは、と思います。



左横には、守衛さんの小屋かな。 



内部は資料館として、いろいろ展示がされています。 

板の貼り方が、斜め! 

 

ちょうど小学生達が見学に来ていました。
みんな、元気よく私達にも「こんにちわ!」と挨拶してくれました 

木造なのですが、ずっといつまでも大切に保存されてほしいなと思います。 

 

 

 

 

 


旧山形県会議事堂

2016年01月16日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

先日、夕食を作る時に、赤唐辛子をカットして使いました。
しばらくして、唇がピリピリ~!  
手を洗う前にうっかり唇を触ってしまっていたようです
なかなかピリピリが収まらず、大変でした。。。




さて、旧山形県庁舎の横には、赤レンガの、旧山形県会議事堂が建っています。 

最初、1877年(M10)年に県庁舎、
1883年(M16)に県会議事堂が建てられましたが、
1912年(M44)の大火で両棟とも焼失、1913年(T2)から復興着手、
1916年(T5)に完成したものが、現在の両棟になります。

1975年(S50)まで、県庁舎、議事堂として使われ、
県庁移転後に、1984年(S59)に国の重文に指定されました。
その後、1986年(S61)から1995年(H7)にかけて
10年に及ぶ修理復元工事が行われました。

建物の上部に目立つ屋根飾りなどはありませんが、
どことなく、大阪の中之島公会堂に似ています。 
中の島公会堂の建築顧問、辰野金吾と同じく、
ジョサイアコンドルの弟子の田原新之助が設計担当しました。
顧問は、山形県米沢出身の中條精一郎です。

もともとは、公会堂として使用するために建てられたそうで、
ホールも、優雅なかまぼこ型のヴォールト天井。
大阪の公会堂のほうが、ゴージャスかな。

 

大正時代なので、装飾は少なめですね。 
階段のハート型の繰り抜きが気になります。

今は、東京や名古屋、大阪、が日本の中心のように感じられますが、
九州や、東北でも、このような、その当時の先端をいく
洋式の建築が建てられていることに、感動します。
何もかもが、今より時間や手間がかかったことをされていることに
すごいなと思わずにいられません。 

 

 

 

 


山形 文翔館 (旧山形県庁舎)

2016年01月14日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 


 

お正月に実家へ行った時に、母から、私の雛人形を持って行ってと言われました。
関西に行った頃から言われていたのですが、関西のマンションでは、
昔の7段飾りのお雛様を収納するスペースの確保が難しく、
東京に戻ってから引き取ることにしていました。
自宅に戻って、1つ1つ箱から出して、確認していると。。。
なんと、お雛様達のお顔がシミだらけ!!!

え~お雛様も私とほぼ同じ年頃なので、こうやってシミも出来るのね。。。
と、無理やり自分を納得させました。
お顔の塗り直しもしようかと考えましたが、
継いでいく子供もいないことだし、一緒にシミを受け入れて、
そのまま飾っていこう~♪と思います。
お雛様とお内裏様、屏風、ぼんぼりなどは飾ろうと思いますが、
7段分のお飾りはするつもりもないので、
お雛様の寄付を受け付けている自治体に寄付をして、
何十段にも飾られる大ひな壇の一員に加えてもらおうと思っています。

 

 

昨日はとっても寒かったですね。
今までが、あまりに暖冬だったせいか、かなり寒く感じます。
外に出たくない。。。

さて、とても美味しい山形ラーメンを頂いてから、
大きな通りに出て、まっすぐ歩いて行くと見えてきます。

昔の山形県庁舎です。これを見たいというのも山形を選んだ1つの理由です。

中央の時計塔がちょっと目立っています。
1916年(T5)築。
英国近世復様式のレンガ造りと言われています。
どこにレンガ?ですね。。。
それはのちほど。 

そして、横に目を向けると、何やら赤レンガの建物。 

まずは、こちらを見ていきます。
大正時代に建てられているので、窓などはアーチではなく四角く
大正ロマン、という雰囲気ですね。 

 

 

入り口。リースのようなステンドグラスが可愛らしい。
そして、大階段が目の前に。 

 

 

この建物、四角状に建てられているのですが、
内側が、全部赤レンガになっています。
表から見るのと、まったく印象が異なりますね。
この赤レンガで囲まれた中庭で、あの「るろうに剣心」という映画の
ロケが行われました。 

 

こちらは、正庁の間です。豪華な天井の漆喰装飾は、
戦後復元されました。 

建物中央、入り口の上のテラスに出ることが出来ました。 

こちらは、別のお部屋。 

 

 

こちらのお部屋でも、ロケが行われました。 

こんな立派なお部屋でロケなんて、役者さん達も緊張されるでしょうね。 

県庁時代、食堂だったお部屋。寄木張りの床が美しい~。 

 

 

 

つづく~ 

 

 

 

 


東京国立近代美術館工芸館と皇居散策

2015年12月28日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

来週は、新しい年が始まりますね
今年は、生まれて初めてバレエに挑戦して、随分頑張った1年になりました。
身体は、かなりクタクタになりましたが、精神的には良かったと思います。
来年も休まずレッスンに参加したいと思います。

今年の2月に自宅に戻り、引き続きモノの取捨選択を意識して、
ずいぶんと手放し、いったいどれだけモノを持っていたんだと思いますが、
身軽になり、お掃除もこまめにし、特別な大掃除もしなくても済みました。
ただ、窓ガラス。。。マンションの時はベランダや廊下に出て
さっと拭き上げられたのですが、一戸建ては面倒!
いちいち脚立などを出して登らないと、上まで綺麗に磨けない。。。
寒い季節は、気分が乗らないので、これだけは春にやることにします 

 

秋のある日にお出かけして来ました。
皇居のすぐそばにある、赤レンガ建築。
とても優美な建物。でも、もとは、大日本帝国陸軍、
近衛司令団司令部庁舎として、1916年(M43)に建てられたもの。
設計は、陸軍の技師、田村鎮氏。 

大日本帝国陸軍、なんて聞くと、とても恐ろしいものを感じますが、
建築はこんなに美しい。なんでなんでしょう~ 

以前、京都伏見の聖母女学院の建物を見た時も、同じこと思いました。

 



う~ん、本当に素敵。

1945年、8月15日、日本降伏を阻止しようとした陸軍将校たちが、
この建物の中で近衛師団長を説得していましたが、拒絶され、師団長を殺害、
その後ニセの師団長命令を出しましたが、
他の師団が動かなかったため、鎮圧され、玉音放送が予定通り行われた
宮城事件を描いた、映画「日本のいちばん長い日」の舞台となりました。

先日まで、この本を読んでいましたが、かなり、事細かな描写なので、
最後まで読み切るのに、ものすごく時間がかかりました。
映画だと、緊迫感を感じるのかもしれませんが、活字だとちょっと
しんどかったです。

 



すぐ目の前の皇居は緑がいっぱいです。 



せっかくなので、皇居の中へ。 



下の石垣は、江戸時代、天守閣があったところだそうです。
今、その天守閣を復元させる動きもあるそうで、
もし出来上がったら、姫路城よりも大きなものになるそうです。
戦のなかった江戸時代、これからも戦をしない、という願いを込めて、
戦仕様のない造りだったことが分かっているそうです。 

冬桜という桜が咲いていました♪ 

 

もっとゆっくり散策したいと思ったのですが、空模様が怪しくなってきたので、
帰ることにしました。 

皇居内に入るのが初めてだった夫は、すごいな~と喜んでいました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ガスミュージアム

2015年12月14日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

 

先週、TBSで芸能人の女性で、バレエ経験者が
熊川哲也率いるKカンパニーの舞台に立つ、という特集をしていました。

テレビ局の企画提案に最初は厳しい表情をされていた熊川さんが、
最後、舞台が終わった後に、挑戦者に見せた笑顔、
そして、大変な試練を乗り越えて、舞台に立てた4人の芸能人、
モデルや、歌手、現役大学生でモデル、タレント、
いつもは、美しく汗などかかないように思える方々の
あの必死さ  全身玉のような汗を流し、
プロの先生に、とても厳しい言葉で指導され、それでも食らいついていく姿。
素晴らしい、すごいとしか言葉が出ませんが、胸を打たれました。
バレエは、とっても優雅ですが、本当に身体の動かし方など、
とても難しく、習い始めて半年経っても、私はまだまだ分かりません。
が、私も、本気で頑張ればなんとかなる、微々たる進歩を信じて、
頑張って行きたいと、気持ち新たになりました。

 


さて、三鷹に出かけ、ランチのあとは、小平にあるガスミュージアムへ。 
レンガ建ての建物が2棟あります。
どちらも明治時代に建てられた東京ガスの社屋を移設、復元しています。

並んでいる照明は、明治時代からのガス燈です。 



小さなモザイクが敷き詰められています。
とても綺麗なのですが、これは明治時代のものなのかな。。。 

こちらは、19世紀のフランスの教会で使われていた
ガスランプです。
25個ものガス口から、ガスの炎が出ていたそう。ちょっと怖い。 

 

 

昔のガス式の暖房器具が展示されています。
なかなか趣きのある素敵なものが多く、見応えがありました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


山本有三記念館

2015年12月11日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 




昨日は、東大病院への通院日でした。
1、2ヶ月に1回の間隔で注射を打ちに行っています。
ここ数回は、毎回母、時々父も一緒に病院へ来てくれて、
東大構内のレストランでランチをしています。
学生さん向けの学食やカフェの他、椿山荘や松本楼などの
レストランも数軒あり、なかなかゆったりと過ごせます。
東大のキャンパスの伝統と最先端がミックスされた雰囲気が
両親も好きなようで、毎回楽しみに来てくれています。


 

 

さて、秋に、吉祥寺と三鷹の間にある、山本有三記念館へ出かけました。 

 

ちょっと独特な雰囲気があります。

大正末期に建てられました。1994年(H6)に三鷹市の文化財に指定。 



煙突の下もおしゃれです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


その後は、吉祥寺のお気に入りのブラッスリーエディブルでランチ 



フランス、アルザス地方の郷土料理のタルトフランベをアレンジしたものが
とっても美味しくて大好きです。
こちらも、友人とも何度か来ていますが、何種類もあるので、飽きません。