あの日から・・・

シェリーがあんじぇにべったりに、
そして、起きている時は、いつも
あんじぇを目で追うようになったのは・・・

１２月の１日、結婚記念日でもあり、
ちょうど、お花の作品展を自宅アトリエで
開いている最中でした。

朝からなんとなく食欲が少ないな、と思いつつも、
作品展の初日で、忙しすぎてどうしても
離れている時間が多かったのです。
（言い訳になってしまうんですけどね・・・）

夕食の時間になると、全くペレットも食べず、
●も小さく、少ない・・・
耳の温度も少し冷たい。

あんじぇの頭の中は、シェリーの前に飼っていた
ラブが子宮ガンの手術の半年後、低体温症になり
体調を崩して亡くなった悪夢が蘇ってきた・・・

かかりつけの獣医さんはもう終わっている。
明日９時まで、なんとか・・・

とにかく、体温を温めなくては！
あんじぇはその日、リビングのソファの
ムートンに（シェリーはムートンが大好き）
横になり、自分の脇の間に、シェリーの顔を
あんじぇの肩に乗せて、毛布を掛けて寝ました。

途中、何度もおなかのマッサージをし、
耳をなで、脱水にならないように、
シリンジで、少しずつ水を飲ませたり、
ペレットを砕いて水に溶かしたものを
飲ませたりしました。

いつもなら、抱っこしていても
すぐに、飛び降りていくシェリーなのに・・・
チカラなくあんじぇのそばにいたまま動かない・・・

とにかく、一睡もせず、シェリーの顔を見ながら、
「だめだよ、まだラブちゃんの所に行っては、
まだまだ、あんじぇのそばにいてよ・・・」と
話し掛けていました。

そうして、ようやく、明け方４時頃
シェリーの体がブルブルッとしたかと思うと、
目に輝きが戻り、ピョンと床に下りて、
ケージのトイレに行ったのです

とりあえず、峠は越えた！
シェリーはトイレを済ますと、
またソファーの所まで、やってきた。
抱きかかえて、また一緒に寝た。

だいぶモゾモゾ動くようになってきたけれど、
ずっと側にいました。
顔をあんじぇの方にずっと向けたまま

朝一番で旦那様が、獣医さんに連れて行き、
少し弱っているので、２日間の入院になりました。

入院治療してからは、いつもの元気な
シェリーに戻っていた！！
本当に良かった！！

あんじぇが作品展のことで、一杯になっていて、
寂しい思いをさせたり、
沢山のお客様が出入りしたので、
ずいぶんストレスになったのかも知れない。

そんなことを、恨みにも思っていないような
可愛い目のシェリーを何度もなでながら、
涙がボロボロ出てきちゃった。

２度と、あんなつらい思いはさせないからと
誓いました。

こんな事があってから、シェリーは
あんじぇにべったりになったのです。

あんじぇが、きちんとシェリーの管理を
してあげなかったのに、
それでも、必死に守りたい！と思う気持を
感じてくれたのでしょうか・・・
本当にいとおしいシェリーです。

ずいぶん長くなりました。
読んでくれた方、
どうも、ありがとうございます。


本当に、シェリーはけなげだねと
思ってくださる方、
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