秋服を眺めて歩く葉月かな
秋澄みて川の水面につぶらな眼
朝顔が小さく咲けり幾余輪
色の濃き露草を見て朝清し
青天に筋雲走リ彼方まで
夕暮れに宵待つ瞳十六夜
木犀が咲く公園の徒歩五分
秋日照り汗を拭きつつ行き帰り
涼しげに蜻蛉漂う池のうえ
玄関で人を迎える秋の薔薇
燃え出づる思いにも似た葉鶏頭
謎めいて口を開けたる通草かな
秋澄みて川の水面につぶらな眼
朝顔が小さく咲けり幾余輪
色の濃き露草を見て朝清し
青天に筋雲走リ彼方まで
夕暮れに宵待つ瞳十六夜
木犀が咲く公園の徒歩五分
秋日照り汗を拭きつつ行き帰り
涼しげに蜻蛉漂う池のうえ
玄関で人を迎える秋の薔薇
燃え出づる思いにも似た葉鶏頭
謎めいて口を開けたる通草かな