超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

ティアラこうとうで「運命」をきく

2023-09-02 18:09:15 | 無題
 土曜日に新宿へ出て、都営新宿線で三十数分で住吉駅に着く。
球場横を歩いて数分でティアラこうとう。
そこの大ホールで、オーケストラ・ハルの無料演奏会。
メインは「運命」で、その前にウェーバーの「魔弾の射手」と
バレエ音楽ドリーブ作「コッペリア」の、三部編成の抜粋。指揮は石毛保彦氏。
飯守泰次郎氏に師事したベテラン指揮者。
 楽団員がとにかく若い。これはアマチュアオーケストラというよりは、
若い演奏者に活躍の場を与えるための、ユース・オーケストラと言うべき楽団だ。
有名な「魔弾の射手」はドイツ的だが、短い曲で、序奏として手頃。
「コッペリア」はバレエのための舞曲音楽で、
ダンサーが踊りやすく出来ている。躍動的。二十分を要する。

 ここで休憩があり、その後メインの交響曲、「運命」。
私の席は最前列のビオラの前で、後ろの管楽器や打楽器は見えなかったが、
すごい低音と迫力だった。
弦楽器も上手く、全力で演奏しているのが伝わって来る。
さすが、飯守泰次郎氏直伝のオケだけあって、ドイツ的な凄みがある。
 有名な打音の第一楽章も早めのテンポで重厚に聞かせる。
貴族の田園の散歩のような第二楽章も迫力ある。
騎士団の行進のような、手に汗握る第三楽章に続き、
王の勝利の凱旋のような怒涛のフィナーレまで一気に駆け抜ける。
 ユース・オーケストラとしては最高の出来だった。すごい楽しい。
これから、日曜の分の俳句も投稿するので、それも0時過ぎたら読んでほしい。

音大生含む若手のユース・オケ全力掛けて怒涛の運命
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歳時記俳句・夢の影

2023-09-02 00:03:52 | 自作俳句
秋の蝉静まり返り九月晴れ
指一本触れることなく天の川
流星が願いを他所に闇へ消え

雨月から明月となり照らさるる
布靴に飛蝗来たりて立ち止まり
荒れ果てた線路歩けば帰燕あり

胸の内目に差し出され雁来紅
秋色に染まらずに立つ針葉樹
桔梗より凛々しく歩む草の道

百八つ消えそうもなく仙翁花
どこまでも思いは止まず吾亦紅
夜顔が咲き誇る間に夢の影






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