超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

歳時記俳句・寝待月

2023-09-19 00:03:23 | 自作俳句
秋薬師目ん玉替えの大法会
飄々と病苦に耐えし子規忌来る
この街を少し歩けば稲穂揺れ

草叢に飛蝗が多き町の奥
秋の日に本業にまた腰を入れ
天高し賽の目はまだ定まらず

この先に広野はありや秋の空
南瓜入りケーキを買えば老店主
旧市街秋野の脇に古地蔵

夢の人出で来て嬉し寝待月
幾度でも見上げて会わむ夕月夜
書けぬ字を一筆書きて秋の宵
コメント (2)
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