秋分や思いを昼と夜に分け
月今宵団地の上に顔を出し
いつもよりきょとんと見える十六夜
秋の雨喫茶店まで遠くなり
秋陰のまどろみを経て仕事する
秋石榴実る人家を通り過ぎ
行き帰り装う山に見守られ
秋意差す曇天の中燕飛ぶ
白粉の実をすり潰し確かめる
薄紅や秋桜みつけ夢の頬
枯れ落葉北の町ではそぞろ寒
秋シャツで町行く姿桔梗花
月今宵団地の上に顔を出し
いつもよりきょとんと見える十六夜
秋の雨喫茶店まで遠くなり
秋陰のまどろみを経て仕事する
秋石榴実る人家を通り過ぎ
行き帰り装う山に見守られ
秋意差す曇天の中燕飛ぶ
白粉の実をすり潰し確かめる
薄紅や秋桜みつけ夢の頬
枯れ落葉北の町ではそぞろ寒
秋シャツで町行く姿桔梗花