猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2013/11/20 2回目の夏休み 沖縄行き。

2013-12-09 20:36:18 | 沖縄

今頃夏休み?
そうなんです。
学会とかあって、取るタイミングを逸しました。
あと、僕にとっては、後輩の結婚式にかぶせたかったというのもありました。


今回の夏休みは家族付きです。
今回は、少し家族サービスに気を使いました。
予め、泊まる宿をすべて予約しました。
今まではことごとく行き当たりばったりだったので、妻にも子どもにも苦労をかけました。
今回は、前半二泊が、飯もうまくて雰囲気がよいというヤンバルの宿「やんばるくいな荘」、後半が後輩の結婚式会場のホテル「日航グランドキャッスル」。
しかも、エクゼティブ・ルームなる、なんか良さげな部屋に三泊です。
家族を「まともな」ホテルに宿泊させるのは初めてのことかもしれません。

まあ、それでもやはりヤンバルに行くんですけどね。

那覇到着。
レンタカー。
元バイト先に急行。
旧交を温め、続いて元ボランティア先の作業所に顔を出してきました。
知っている利用者の近況を聞き、いよいよ北へと出発。

と、その前に小腹がすいたので、懐かしの浜屋そばへ。
浜屋そばはお気軽シュノーケリング・スポット、北谷の砂辺にあり、学生時代はよく行きました。
とろとろの軟骨そーきがたまりません。
家に帰ったらまた軟骨ソーキ汁を作ろうと思った次第です。




小腹を満たし、沖縄南インターへ。
インターから高速に入る前に、インターのそばに住んでいる友達の家に少し顔を出し、さて、いよいよヤンバルへ出発です。


ヤンバルクイナ荘は学生時代からよく見かけていました。
なんせやんばるに向かう途中の道の脇にあるのですから、今まで100回くらい見ていると思います。
でも、お世話になるのは初めてです。
なかなか人気があるようで、以前、夏休みに飛び込みで泊まれないか電話をしたら満室だったという記憶があります。

19時すぎに到着。
早速飯です。
母屋の脇にある手作りの小屋で、たき火を囲んでの夕飯です。



雰囲気があって、飯も美味しく、量が多い。
ただ、煙に巻かれながらの食事になるので、服が煙り臭くなりました(^_^;


飯を食い終わり21時くらい。
さて、本番です。
妻と子供は部屋でゆったりしてもらい、僕はやんばるへ。
もう11月も下旬です。
きっとイシカワガエルの鳴き声が森を響き渡っているに違いない。
日常で蓄積した疲れと風邪と左の股関節炎とひどい肩凝りで身体はぐったりと重いですが、心だけはうきうきです。

いざ、森へ!
少し乾燥気味ですが、気温は充分あり、期待できます。

森に入ってすぐに気づきました。
動物たちの気配がまったく感じられない。
虫が鳴いていない。
こんなことってあるでしょうか?


でもとりあえず、ヤンバルヤマナメクジが僕を出迎えてくれました。
体調5cmほどの小物ですが、うれしい。



ベッコウマイマイ。
沖縄島と久米島にのみ分布する絶滅危惧2類に指定されているカタツムリです。
が、やんばるの森には割と普通にいます。




ヤンバルマイマイ。
これも絶滅危惧2類。
個体数では、やんばるの森で一番多い陸貝類かも。



林床にときどきアカガエルが跳ぶのですが、なかなか姿をカメラに納めることが出来ず。
森はだいぶご無沙汰しており、身体がついて来ないのか。。。

沢の源流部にいた(たぶん)ナミエガエルの幼生。




数少ない蛙どもにことごとく逃げられ、カタツムリや沢の浅瀬にいるオタマジャクシなど、地味な存在をコツコツ拾い集めながらのスタートとなったわけです。

通称「砂場」について、やっと姿を捕らえました。

リュウキュウアカガエルの雄。
雄が数mおきにいます。



例年11月下旬から12月上旬にリュウキュウアカガエルの一斉産卵があるんです。
しかし、この夜は月齢16.6。
月が明るすぎます。
雨でも降らない限りこの夜は期待できないだろうとは思っていました。
それでも、若手の雄たちが先回って沢に降りてきてくれていたらなぁという期待には応えてもらえたようです。

アカガエルたちが産卵を控えているのを知っているのは人間だけではありません。

ヒメハブ。
待ち伏せ型の気の長いハンターです。
ヒメハブたちはどうやってカエルの産卵を知るんでしょうね?


ヒメハブのアップ。
本当はもう少し顔を画面の中央に持ってきたかったのですが、こいつはけっこう神経質な個体で、このあと逃げられてしまいました。




こちらは水中で待ち伏せ中?
それとも移動中だったのか?
いずれにせよ、ヒメハブは水が好きな蛇です。




ちょっぴりアップ。




またしても古い湯飲みを見つけました。
半世紀以上前のものだと思われます。
この沢には炭焼き窯が複数あるので、炭焼きに来た人たちが用いたものなのでしょう。




やっと出会えました。
ハナサキガエルの雌。
こんなに警戒されまくった姿しかこの夜は撮影できませんでした。
(疲れていて集中力を欠いたというのはありますが)それくらい僕の腕が落ちていたし、また、カエルの個体数自体が少なかった夜でした。
ハナサキガエルも、冬の間の数日間に一斉産卵をします。
しかし、ハナサキガエルの産卵のタイミングは、僕にはよくわかりません。
12月のこともあれば、1月のこともあり、はたまた3月のこともあります。
なにを基準に産卵のタイミングを決めているのか、さっぱりわかりません。
でも、リュウキュウアカガエルより、寒い日に産卵しているような気がします。




リュウキュウアカガエルの雄。
この夜は雌を見かけませんでした。
雌を誘う鳴き声も聴けませんでした。

いやはや、しかし、こんなしょぼい写真しか撮れなかったんです。
情けないやら悔しいやら。。。




ヤンバルクイナが遠くで鳴き交わすのが何度か聞こえました。
しかし、基本的にはとっっっっっても静かな夜でした。
11月下旬のこんな温かい夜に、こんなに静かだとは…。
鈴虫の鳴き声すらまったくしなかった。
なんとも不自然な夜でした。

帰りに見つけたリュウキュウヤマガメの。。。。




リュウキュウヤマガメの甲羅。
生きていたときのお前に会いたかったよ。



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