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猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2015/10/18 EOS 6Dで地球照再挑戦

2015-11-08 09:03:19 | 天体観測

前回の地球照撮影(2015/10/10)で、天候の影響もあって、不本意な結果となりました。
しかし、もし、高感度に強いフルサイズで撮影していたら、少しは違う結果だったかもしれない、との想いがありました。


EOS 60Daはとにかくノイズがひどい。
長時間露光の場合、一枚撮りで作品を得ようとしても無理(例外はあるでしょうが。)
コンポジットすることを前提に撮影しないと。

その点、フルサイズならどうでしょう?
嘘かまことか、ISO 6400まで普通に使えるという記載をネット上で散見します。
長時間露光となるとまた話が違ってくるのかもしれませんが。


で、買ってしまいました。
EOS 6D


高感度に強いとの評価を耳にします。
その代わりと言ってはなんですが、オートフォーカスが中心のクロス測距点以外は使い物にならないとの評価も散見します。
普通の撮影には腕が求められそうですが、天体撮影となるとオートフォーカスは関係ありません。
バリアングルではないですが、WiFiでスマホを使ってピント合わせをできると、同好会員からの情報があり。


実は、ニコンのD750と迷ってました。
キャノンのCMOSセンサーは、「DxOMark.comでかなり低い評価になっている」、「ダイナミックレンジでニコン採用のCMOSにだいぶ劣る」とのうわさをネット記事で読んだことがキッカケです。
EOS 6Dは2012年発売。
比較対象になっているニコンは2013年発売だったり、D750に至っては2014年発売ですから、ある程度しかたがないのかもしれません。
D750の高感度特性はかなり優れものらしい。


6DとD750で、迷いました。


決着は、フルサイズセンサー以外の要素でつきました。


天体撮影用のフィルターって、ほとんどキャノン向けなんですね。
ニコン向けが少ない。
また、レンズマウントの口径がキャノンの方が明らかに大きいんですね。
天体撮影において周辺減光はできるだけ避けたい。

そういうことを考えていると、キャノンになったと。
天体撮影カメラで、ニコンより圧倒的にキャノンが支持されるのは、理由あってのことだったんですね。



もう一つ理由があります。
EOS 6Dと60Daって、重さが同じなんです。

天体撮影において、これってけっこう使い勝手に関わるんです。
天体望遠鏡のバランスを正確にとることが、正確な天体追尾に必要な要素なので、カメラを交換したらバランスが変わってしまうのは困るんです。
(EOS 60Daのローパスフィルターは、Hα輝線の透過率が高いモノになっているので、6Dを手にしたからと言って、出番がなくなるわけではないのです。対象によって使い分けることになります。)
その場合、重い方にあわせて、軽いカメラにその分の「重し」をつければいいんですが、めんどくさいですよね (^_^;)

地球照撮影のチャンスを待ちました。

実家近くの荒川の土手で、Nagamitsu 60 maxiをEQ6に乗せました。

ISO 800, 20sec




「月が小さい!」というのがファーストインプレッション。
「やはりノイズが少ない」が、セカンドインプレッション。

地球照撮影に限っていえば、「月が小さい!」>「ノイズが少ない」です。

うーむ、いかにノイズが少なくてキレイとはいえ、こんなに小さくてはなぁ。

トリミングしてみます。




やはり解像感が落ちます。
この画角だと、だいたい850万画素になります。
まあ、一昔前のことを思い出せば十分な画素数ですが、一度高画素に慣れてしまうと、「うーむ、眠い」と思ってしまいます。
やはり、せめて1200万画素はほしいところでしょう。


で、続いてEOS 60Daで撮影。
今回は天気が安定していたので、4枚コンポジットすることができました。

ISO 800, 15sec, 4枚コンポジット




うーむ、追尾がうまく行かなかったこともあるでしょうし、月に関してはコンポジットすると眠い画像になる傾向はあるのですが、またしても会心の出来ではありません。
でも、解像感はこちらの方がよい。

どうしたものでしょうかねぇ。

なかなかうまく行きませんねぇ。

あと、60Daの方が露出時間が短いにも関わらず、6Dでは見られないフレアが映り込んでいます。
このフレアは2015/10/10の地球照でも映り込んでいました。
6Dで写っていないのに、60Daで写るのは、なんでなんでしょうね?


最後に、EOS 60Daで普通に撮影したのがこれ。








家に帰って、6Dのもう一つ落とし穴が見つかりました。


なんと、RAW現像できない。
古いOSを使い続けているので、Digital Photo Professional ver.3.14がインストールできない。
普段使いの画像処理ソフトも、60DaのRAWは大丈夫でも、6DのRAWは受け付けない。
同じ拡張子なのに、なんで?!
意味不明です。
「新しいソフトに更新しろ」という企業の圧力を感じます。

さて、どうしましょうかねぇ。

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