身辺に大きな変化があり、パタパタしているうちにひと月近くたってしまいました。
2022/04/01は新月です。
日中の天気がいまいちな感じでしたが、夜に雲が切れる予報。
期待して、仕事が終わってから行きました。
すっかり夜空が春です。
しし座が見ごろ。
まずはしし座のM105に望遠鏡を向けました。
しかし、星が丸く写らない。
(下の写真は、星が伸びているのが見やすいようにトリミングしてあります)
オートガイドPHD2の設定を色々変えてみても改善せず、光軸を疑ってレーザーコリメーターを取り付けてみると、レーザーの反射光がコリメーターの的の外。
光軸を合わせなおすと大きく改善するも不完全。
レーザーコリメーターだけではだめですね。
次回、Chesireタイプの光軸修正用アイピースを持ってこようかと思います。
そうこうしているうちにしし座に雲がかかってしまったので、今度はしし座のあとについてきたかみのけ座のM99に望遠鏡を向けました。
ほんの少し東に振るだけですが、念のためにレーザーコリメーターで再び光軸を確認してみると、、、なんと、また大きくずれてました。。。
なんてデリケートなんでしょう。。。
じゃあ、今までの撮影でも大きくずれていたんですね?
今まで星がなかなか丸く写ってくれなかった原因に、光軸のずれが絡んでいそうです。
結局、M99の撮影でも、最後まで星は丸く写ってくれませんでした。
(許容範囲という人もいるかもしれませんが。。。)
M99、小さな回転花火銀河ですね。
M101が小さくなったよう。
でも、M101がものすごく淡くて撮影難易度が高いのに対して、M99は比較的簡単にきれいに写ってくれる。
M99までの距離が6000万光年。
M101までの距離が2700万光年。
なぜ遠いM99の方が写しやすいのか?
お次は、すぐ近くにあるM85 レンズ状銀河
試行錯誤してなんとか、星が丸く写ってくれました。
次もかみのけ座のM88。
M63 ひまわり銀河を一回り小さくしたような銀河ですね。
APS-C程度の画角にトリミングしてみました。
M90 渦巻銀河
縦構図に写ってしまったので、横構図になるようにトリミングしてあります。
撮影はEOS Raですが、APS-Cくらいの画角になります。
M60 楕円銀河
M58 おとめ座の渦巻銀河
望遠鏡を少し振って、M53球状星団
この時点で気づいてませんでしたが、ギアに引っ掛かりが生じ始めてました。
だいぶ空が明るくなってきました。
少しでも暗い夜空の被写体をと思い、望遠鏡を北に振って、M63 ひまわり銀河に向けました。
すると、、、ギアに引っ掛かりが生じ、まともに写らない。
ギアの引っ掛かりを修正し、撮影するも、星が丸く写らない。。。
試しに10秒露出で撮影するとこんな感じ。
またしても光軸がズレましたな。。。
望遠鏡をの向きを変えるたびに星の形が変わったのではたまりません (>_<)
もしかしたら斜鏡の固定も甘いのかもしれません。
というわけでまた光軸を修正したわけですが、今度はそれだけではうまくいきませんでした。
にゃにがイカンのじゃ!と切れ気味になりましたが、再度チェックすると、今度はピントがズレてました。
そりゃぁ、一晩も使ってればピントの一つもズレますわ。。。
そうこうしているうちに日が上がってしまいました。
4月ではありますが、望遠鏡に霜が降りてました。
ひと眠りしてから、接眼部を、より口径の大きな、マイクロフォーカス接眼部に交換しました。
光軸合わせを再度行いました。
しかし、やはりレーザーコリメーターだけでは無理があるのでしょう。
次回、CHESIREタイプの光軸修正用アイピース、持ってきます。
翌日は近所の桜を見物に行きました。
樹齢2000年の名木があり、ものすごい人の賑わいでした。
エドヒガン種の桜だそうです。
見慣れたソメイヨシノの花とは微妙に違うのかもしれません。
次の夜はあいにくの曇りと雨でした。
望遠鏡部屋の入口の床板が前々から怪しかったのですが、とうとう床が抜けてしまいました。
次回、補強の床板を持ってくる必要があります。
今回のまとめは、、、
星が丸く写らないときは、光軸とピントをチェック!
ということでした。
次のチャンスはGW。
果たしてこれるかどうか。
毎回の光軸チェックは面倒でしょうがやる必要もあろうかと存じます。
特に、暫く使ってないとかでは知らない内にズレていたりして
面喰いますデス。(~ ~;
思うに、季節変化=気温差の影響が大きいのだと思いますが、
特に繰り返しによる変化は対処も必要と思っています。(^0^;
プロ用の機材も保守係が居て、都度チェックかと思いますが、
最近では動かない設計とかがされてないように思い、
お安いのとかはそれなりに改良も必要と感じます。(^0^v
怒涛の日々で、油断すると月日が流れています。
実のところ、まだ2月の写真をアップしてません。
一昨日と昨日、反射用光軸修正補助治具ALINEとChesire型光軸修正用アイピースを用いて光軸を調整してきました。
レーザーコリメーターでもバッチリでした。
しかし、よくよく考えてみると、ALINEとChesire型光軸修正用アイピースで光軸調整すれば、レーザーコリメーターがバッチリになるのは当たり前ですね。
反射望遠鏡の光軸修正、まだまだ理解が足りなく感じます。
満足に光軸調整ができるようになる日はいつでしょうか (^_^;)