ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

紫色は初夏の野原のお宝です

2012-05-19 05:51:04 | 里山に捧ぐ
 ノアザミさんが咲きました。
緑が一段と深まるこの季節に、この色とは。
天の美妙な巡りに、うなるばかりの今日この頃。



まだ、堅く締まっているつぼみさんにも、完全無欠の天の造形。
ちなみに、ノアザミさんの花言葉のひとつに、「私をもっと知ってください」があるようです。



少しづつ開くというのが、ノアザミさんの生き方らしいです。



ホップ、ステップと来て。



やがて、愛でたいジャンプです。
これで知った、とは言えませんが、少し近づけた気はします。
若芽も根っこも、食材になります。
それゆえか、葉にトゲがあるのも、生きる知恵です。



昔、この地に生きた或る老婦人さんは、この花をこよなく愛でました。
骨が折れる農繁期、この花の紫色に慰められたのかもしれません。
紫色は、沈静化の効果や、精神面の深さにつながるといわれます。

花屋さんのドイツアザミさんも、もともとはこの花が原種とか。
かの地で改良されて、逆輸入されたとのお話です。
納得。

わらべは見たり。
野中のアザミ。
茨城笠間では、野ばらさん以上に、わらべ時代の青葉も見入ったものでありました。



想いがめぐり過ぎそうですので、ここで一服、黄色さんです。



さて、紫ツツジさんには、沈静化に無縁のブンブン丸さんがご来訪。



ツツジさんばかりでなく、身の回りに、いろいろな紫色がありました。
今年もいろいろあって、ヤマフジさんたちの紫は、撮りそびれてしまったようです。
ムラサキハナナさんを、ようやく撮影できた昨日。



アカザさんとはいうものの、新芽の芯が、なぜか紫がかって見えました。



畑の縁のアカザさんが、命の水滴を頂いて。



そういえば、誰かさんがこの日、直売所で買ってきたのも、ラベンダーさんの紫。



紫の一日、西の空の暮色は紫。



桐さんの花の紫は、夕闇にまぎれて。



今週も、いろいろなことがありました。
暗い草むらに散りゆく桐花の色は曖昧ですが、時の巡りは確かです。

 とにもかくにも、天地に生かされていることに感謝します。
その昔、桐の紫を想像で補う人々が、瑞祥の鳳凰さんを想ったか。
暗闇の樹下に青葉が一人、明日を想ってただずむ夕べでありました。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (ノリーダヨ)
2012-05-19 08:02:50
アザミの花綺麗ですね、
でも、そちらのアザミは皆紫ですか?
沖縄のアザミは白なのですが、
たまたま、明日私のブログに載せます。
白いアザミを(笑)
返信する
素晴らしい白ですね (青葉)
2012-05-20 05:36:09
ノリーダヨさん

 コメントと情報を頂き、ありがとうございます。
早速、白いアザミさんを拝見しました。
紛れもなくアザミさんですね。
品格が漂う白に、目が覚めました。
沖縄復帰記念の週に咲くこの色には、やはり鎮魂の願いを重ねてしまいます。
 こちらにも、いろいろなアザミさんがありますが、いずれも紫系です。
拙宅では、しばしばご先祖さまにもお供えします。
 沖縄の皆様とご先祖さまも喜んでいただけるような、穏やかな未来を志向したいと念じております。
 そのためにも、事実を学んで、野の一人として歩み続けたいと思います。
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