ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

石山によみがえる花に心潤う

2011-10-08 06:00:47 | 里山に捧ぐ
 晴れ渡る空の下、石の仕事の合間に、風景に目を向けました。
笠間市西部・稲田石切山脈は男の世界、石をうがつドリルの轟音。
夕暮れ時、ようやく訪れた静寂の中、密やかな詩情に出会う喜びは格別です。

末尾、編集後記を添付致しました。

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石山日本晴れ、美しい青空が有難いですね。
夏でなくて秋だから余計に有難い。
白い稲田みかげ石に、白い雲と青い空、仲をとりもつ青葉さんが、向こうの山を覆っております。
日本全国の道の要・日本橋の石の故郷がこちら、茨城笠間の石切山脈です。
 
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石切り場は広大です。岩盤と石の山と砂のステージ。
ロケ地としても、いろいろ使えそうですね。
不毛の大地にも、着々と自然さんは復興を始めております。
先駆植物・パイオニアプランツさんには、いつも励まされる青葉です。
まず、こちらのパイオニアプレーヤー・ススキイチローさんが、内野安打で出塁しました。
それにしても、全然関係ないものが結びついてしまう、この日本語というものは誠に有難い。
今度イチローさんをテレビで見たら、このススキさんを思い出して吹き出しそうな青葉でございます。

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みかげ石の風化した砂粒に、西日が陰をつくっております。
野でよく見かける草ぐさも、ここでは過酷な炎天に耐え忍び、ただ今は磨きぬかれた珠玉であります。
砂の中の根っこさんも、よく頑張って張ってくれたものです。

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クズの葉が石山を囲み始めております。
どこでも厄介者のクズさんですが、クズの視点からは、文明の利器は厄介者。
自然さんの側に立ってカメラを構えると、少しはクズの心に近づける感じですね。

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遊水地の水鏡に、七月の記事で書いたヤシャブシさんが映っています。
夕暮れ時、今日も無事に役目を果たして、山の男達もほっと一息。
水面も穏やかに夕暮れを迎えます。

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石を見つめていると、感覚の一部が研ぎ澄まされます。
そんなとき、真珠にもまさる野の妖精の出現は、サプライズ。
このようなミゾソバさんは、初めて見ました。
石山が磨いた美の結晶です。

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お陰さまで、石の積み込みも無事完了して、心は明日の現場へ。
葉も赤らめたミゾソバさんが、名残を惜しんで手を振ります。

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言葉を失い、見つめるのみです。
ミゾソバ三昧。

ミゾソバ三枚で、今週も無事に千秋楽。
どうぞ皆様、健やかに週末をお過ごしください。
今週もご訪問、誠にありがとうございます。
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【編集後記】

 今週は石の仕事がメインでした。
 石山で石を積み込む作業は、無骨なようでも、細心の配慮を要する、仕事のキモです。
いつも風景や石や生き物さんに励まされる日々の一こまを少しでもお伝えできればと思います。

 稲田石は、日本の近代石造建築には欠かせない、今もなお優れた素材です。
このささやかなブログでも、その奥深い世界を、少しづつお伝えして参ります。

 ご参考までに、こちら、
NPO法人神田雑学大学のサイト、 日本橋の石の故郷をご案内させていただきます。


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