ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

忘れると危ないのが防災の心

2019-04-10 07:59:30 | 里の歳時記
 遅くなりましたが、先月実施いたしました防災訓練。



大震災以来、地域の恒例行事となりましたものの。
昨年は参加者が激減、残念ながら今年も盛り上がりに欠けました。



こんなふうに。
県内唯一の地震体験用特装車であります、起震車さんにお出まし頂いたにも関わらず、です。
事前の広報は、今回は二度にわたって行いましたので、これは地域自体の意識の変化でしょう。



やはり、天災が過ぎてしばらくすると、考えが甘くなると思われます。
揺れ始めても、電話はそのまんま、とか。



それと、大震災後も揺れは絶え間なく続きましたので。
いわゆる慣れという緩みも、あるのかもしれません。
しかし。



慣れたおもったその後に。
いつもと違う大揺れは、忘れたころにやってくるものです。



 ところで、起震車は多様なスペック備えており、瞬間震度が表示されます。
東日本大震災の揺れのコピーなども、この日は体験できました。
あの時のあの揺れの記憶が、身体の奥から呼び覚まされ、皆さんの真剣なまなざしになりました。




震度7ともなれば、もうどうにもならぬ状況ながら、人間は生きねばならぬもの。
されど本番には、さらなる困難が立ちはだかることを忘れてはなりません。
車両のみならず街も山河も激動、火の海に囲まれるピンチもあり。



それを予感する心を鍛えることも、訓練の大切な目的。
少ない人数ながら、この日の体験を経た人は、その心をご近所職場に伝えたことでしょう。
忘れない心こそは、防災の基本なのです。

 さて、二年連続の参加者低迷を反省しつつ、防災訓練の在り方につきまして協議した結果。
今後は、本地域におきましても、地域の防災組織化とセットで在り方検討したいと思います。
笠間市消防本部・笠間市消防団・実行委員の皆様に心より御礼申し上げ、ご報告と致します。
☆人気ブログランキング☆ついでの一押し↓オン願い申し上げます↓↓。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿