ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

草土手さん巡る昼下がりです

2012-03-03 06:48:34 | 里山に捧ぐ
 昼下がりの田んぼが、春めいてきました。
今週は、常陸太田市町屋、田んぼの草土手さんにお邪魔しました。
冬の間でも青々だったヒガンバナさんの葉にも、春の陽射しです。



こういう草土手の小道には、抑えがたい感慨を覚える青葉です。
大地のほほえみにふさわしい、曲線の大彫刻。
何も無いじゃないかといわれそうですが、そういう風景にほっとするというのも、人情の真実です。



こういう小さな手作りの石垣さんも、忘れられた日本の原風景です。
人力黄金時代の遺産には、今もなお心動かされます。



最近まで、石垣の上は、畑だったのでしょう。
畑や田んぼの石垣というものは、耕地の中にある玉石さんを、身近なところで活用した仕事です。



一面のチガヤさんです。
福島の原発の汚染水の樹脂パイプが、チガヤさんの根で破損したという報道がありました。
チガヤさんとは、夏の大祓(おおはらい)、茅の輪くぐりの古来の神事の素材。
生命力の再生の巡りです。

古い古い大祓詞(ことば)には、アマツツミクニツツミココダクノツミという言葉があります。
田んぼやあぜを破壊することは、重い重いツミ。
チガヤさんの根の力に、先人の断固たる戒めの言葉を思い出し、わが身を恥じました。



チガヤさんの間で、カラスノエンドウさんやスイバさんたちが、躍動を始めました。



カキノキさんも、陽だまりで枝を温めはじめています。



鎮守の森のヤブツバキさんが、ぽつりぽつりと咲き出した常陸太田市町屋地区。
笠間市飯田の鎮守さんよりも、こちらは少し暖かいようですね。



緑のトンネルをくぐって青葉の現場へ。
現場の楽屋では、話の花も春めいてくる季節。
花とともに、人とともに、日本列島の春風はいかに。
風が吹こうが吹くまいが、揺るがぬ巨木のケヤキさんでした。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kuroken)
2012-03-03 09:35:05
おはようございます。

土手の色が変わってきましたね、
春が来ますね\(^o^)/
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春の土です (青葉)
2012-03-04 05:45:23
kurokenさん

ありがとうございます。
日なたの土は、目を覚ましてきたようです。
虫も人も、少しづつ外に出てきて楽しみです。
返信する

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