ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

福島白河へ久しぶりの道中記

2012-05-12 05:10:57 | 里山に捧ぐ
 今朝も、かなり冷え込んでいます。
今週は、田んぼを案じながら、久しぶりに、福島県に伺いました。

茨城笠間から、栃木那須を越えて、福島白河の郊外へ。
羽鳥湖方面からの冷たい風が、田植え前の田んぼさんを吹き抜けます。


 目的地は、白河石の採石場です。
適度に柔らかく、火にも強く、洋風の庭園にも使える貴重な素材。
青葉も長らく、適材適所の使用をさせて頂いております。



福島県南部も、震災では激しく揺れました。
何度発破をかけても崩せなかった岩盤が、震災で一瞬の間に崩落しました。



工場の片隅で、いろいろなお話を伺いました。
ベテラン女子従業員さんより、山菜とシラタキのピリ辛煮物の差し入れを頂きながら、一服のお茶。
その後の、福島でのいろいろな出来事について、直に伺いました。
本当に美味しいこの一皿の大切を、しかと記憶いたしました。



午前中で、無事に用件が完了しました。
帰路、イヌザクラさんが目にとまりました。
笠間でもよく見かけますが、今年は撮影するチャンスが無く。



そよ風に、よく似合う樹です。
広くなった路肩に、車を止めました。
ここで一息つかせて頂きます。
長らく動き続けていましたので、この緑陰にて、しばしの休息を頂きましょう。



さて、回れ右をして眺めれば、崖の上から、太いフジさんの根っこが降りています。



降りた麓の、コアジサイさんのつぼみ。
ああ、白河もこの季節か。
などど、漠然と想う青葉です。

福島の空気を、ゆっくりと呼吸させて頂きました。
こういうひと時は、とても大切です。
少し疲れがたまっていた青葉ですが、青葉さんのお陰で生き返った青葉は、福島の皆さんに感謝しました。

うつくしま、福島。
至福島、ふくしまへ。
語り合っていきたいと想います。



 そろそろと、国道294線を戻ります。
そういえば、ふくしまの語呂につながっている数字です。
石の仏さんや石碑もしばしば目に付きます。
石がある土地柄と、長い間、旅人が歴史を刻んだ道なのです。



県境を越えると、早速、トチノキさんに出会えました。
ここではやはり、栃の樹が土地の木でした。



風が強くなって、関東一円に竜巻注意情報が発令されました。
空模様を見ながら、鯉のぼりさんの無事を祈り、笠間に向かいます。

 ここ、那須・大田原方面では、節句を過ぎても鯉のぼりに出会えます。
もしかすると、旧暦でお祝いするのでしょうか。
桃の節句に桃の花は咲かない新暦の3月3日を思い出しました。



昔の知恵も大切ですね。
画像右手の木陰は、有名な遊行柳の聖地です。

近頃の細道は、太く立派になりましたが、今も昔も、旅は人間を進化させます。
このあたりには、昔の風も時々吹いてくれる、とても大切な場所です。
久しぶりの白河道中は、とても有難い、学びの旅でありました。
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