風ニモ負ケズの椿劇場さんで

　ヤブツバキさんが続々と。



寒風に負けじと、咲いておりました。
その蜜を求めて、鳥さんももれなく訪れているようで。



こんなふうに、花びらにも花粉が散乱。
笠間ではメジロさんが多いですが、こちら水戸市東部あたりではヒヨドリさんが多いようです。



鳥さんの顔にくっついて受粉するという。
虫さんが少ない真冬の花ゆえの、大胆な戦略。



それゆえに、真冬の風もなんのその。
濃緑の中に埋もれても、大胆に咲いているのでしょう。



色彩のコントラストが強烈ですから、よく目立ちます。
木の実はほとんどが鳥さん目当てで赤いですが、花の赤いのは貴重です。
日本国の自然界では、例外的な存在という話は、しばしば申しておりますが。



そして。
咲いた後は、大胆に散って。
地球さんの色に、馴染んでいきます。



昨日は、大胆に生ききったお方にも、注目させて頂きましたが。
おしべ付近に、よく見ると動くものあり。
陰に隠れてよく見えませんが、小さい昆虫さんの背中です。



甘党ヒヨドリさんの、おこぼれ頂戴組の組員さんとおぼしき背中。
さらに続きをと思ったところで電池が切れま、続きを撮りそこないましたが。
真冬の小さな自然さんに、大いに驚かされました。
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