ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

東京の早春に絆を思いました

2012-01-18 06:55:15 | 今日の一歩
 昨日は、仕事の調査と研修を兼ねまして、上京しました。
ここは、午後の西東京市、家庭菜園の一角です。
ただ今、アブラナさんの上に、リンゴさんの葉が、一枚落ちました。

 遅すぎる落葉ですが、都心の千代田区神田、学生街の街路樹のプラタナスさんは、さらに青々としていました。

学生街の喫茶店を過ぎて、並木道。
プラタナスの枯葉舞う冬の道。
振り返っても、そこにはただ、風が吹いているだけという歌は、既に昔の冬景色なのでしょうか。



暖かい東京です。
茨城笠間では低温にへたっていますが、こちら、西東京市のアブラナさんは、はちきれそうなつぼみ。



はちきれました。
飛び出した黄色さんが、輝いているのが一株。
菜園の前は、歩行者専用の小道になっていて、駅までの通勤路になっています。


 この菜園には、一年前までネコが住んでいて、通りかかる皆さんに可愛がられていました。
Yスケというそのネコさんは、昼は野良、夜は家ネコという、二足のわらじ人生だったそうです。
晩年のネコさんは、菜園の入り口で、毎日毎日、置物のように日向ぼっこしていました。


そして、一年前のある冬の日、菜の花がつぼみの頃に、天地に一体となりました。
そして、菜の花が開くにつれて、皆さんに、ネコさんの不在が伝わりました。
飼い主だったN子さんに、たくさんの人から、お花や、お手紙が届けられました。

 ネコのYスケ翁は、去った後に、地域の絆・人の輪という、置き土産を残したのです。
角突き合わせて言葉を交わさなかった方同士にも、会話が生まれました。
じつは、そのネコさんは、家ネコと野良猫、そして地域の絆ネコという、三足わらじだったのですね。
そして、ネコさんが居なくなったあとに、東日本大震災です。

昨日は、東北の被災者の方も、神戸を訪れました。
神戸の方々とともに、鎮魂と復興に向かう灯火をともされました。
菜園の片隅では、赤い花色のオキザリスさんが、静かに灯を点じていました。

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