ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

大カエデさんの枝の下でした

2012-12-10 07:07:22 | 庭の仕事誌
 昨日の現場は、イロハカエデさんのあるお庭。



剪定で落とした葉っぱさんが、もったいないほどの輝きです。



お天気は良かったですが、茨城も寒風が強い一日でした。



なかなかの大カエデさんです。
機材と両腕も駆使する大立ち回りでも、この一本で3時間ほど掛かります。



大立ち回りの最中でも、呼吸を乱さず。
作業後は、その形跡を残さないことが、プロの剪定作業の条件です。


カエデさんの美の命であるところの、枝先の繊細さを、損なわず。
作業後に、一回り大きく見えるようにと。



太目の枝も、はずしました。
カエデ系の樹木さんたちは、紅葉の時期に吸水が止まるので、今が強剪定の適期です。
その期間は、ほんの数週間しかありません。

冬至の頃になると、また吸い始めます。
枝先まで、水が満々で、細枝を落とすだけで水滴がにじみます。
木枯らしを受けて、つららになることもしばしば。
寒中の頃には、既に奔流が流れているのです。



カエデさんは、水に親しみがあります。
こちらの、大人で一抱えもある老木さんが、カエデの大河に見えてきました。

 すると、背中のほうから、おう、おう、と呼ぶ声がします。
知り合いの、歩く老木さんのお出ましです。
休日の市内の現場では、想定内の展開に。



しばしの談笑。
老木はいい、老木は。
若いうちは、だめなんだよ、勢いがありすぎて。

老木さんを褒めちぎって、お帰りになりました。



そのお話は、キクさんたちも、聞くばかりの大熱弁。
その先も、面白い展開でしたが、またの機会に。



お天道様と、大カエデさんのご縁のお陰です。
貴重な出会いに、感謝の作業でありました。
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