ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

滝流れ再生で地下水躍動の記

2019-08-28 07:31:32 | 庭の仕事誌
 ザ、現場。



水もしたたる地盤を、バックホウで掘削。



現場発生土は、こんな感じで、バケットの型抜きそのままに。
井戸屋さんの予想は、ズバリ的中したようです。



ありがたや、ありがたや。
お陰様で、比較的浅いところから湧水が満々。



さらに掘り進んで、単粒砕石を投入。
地下に貯水層を埋設して、庭の給水の水源とする工事。
給水と申しましても、循環式の滝流れの補給用ですから、余力あることが望まれる状況。



その目的にも、十分に対応できる湧出量が確認できました。
素朴な構造ながら、全ては自然のお陰様ですので、長期に亘って使用に耐えます。



早速ポンプアップして、水みちの安定を図ります。
1~2週間ほどで、望ましい構造と水質が得られるとの、井戸屋さんの解説もあり。



二日目に、残りの部分も終えて、整地して完了。
来春には、竹林も再生するでしょう。



 ところで、こちらは、あの史跡・大石邸跡のすぐ上ですので、もしかしたら。
ただ今湧き出た水のご先祖様で沸かした産湯で、大石内蔵助さんのご先祖様も、産声を上げたかもです。
ちょっとややこしいですが、やはり現場にも、ロマンは大切なのです。



話を戻して耳を澄ませば。
閑かさの中に、石走る垂水。
さらにまた。


その大石に、しみ入る蝉の声もあり。
巨匠の名作とともに、清流の躍動をお楽しみいただければ幸いです。

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