
さて、路上用のアンプも購入して、どんどん軌道に乗っていく「第2期アップルビデオ高津店」。
おいらと店長は1週間に1度ずつ、溝口近辺で会っては、カラオケで練習をしております。
もちろん、路上での演奏に、前回紹介したアンプを使ってみて、その素晴らしさに感動したりもしております。
そして、ある練習のときに、店長がいつもの「オベーション1985」ではないギターを持ってきていることに気づいたのです。
そう、それが現在の店長のメイン・ギターである、オベーションの12弦ギター!!
扉絵にしてあるギターですね!
つっかさんが、雑踏の中で撮影してくれた、かっこいい写真ですわ!!
このギターは、今から20年以上前に、店長が友人から5万円という破格の値段でゆずってもらったギター。
おいらもそれを店長が持っていることは知っていたけど、12弦ギターとしてはあまり使ってなくて、6弦しか張らずに、路上演奏などで使っていたのを見たぐらいでした。
それこそ20年くらい前に、おいらに貸してくれたこともあって、おいらとしては珍しがって弾いていたもんです。
でも、後で書くけど、12弦ギターって、すごく弾くのがしんどいので、あきらめました(笑)
それを店長が持ってきて、しかも、ちゃんと弦が12本、張ってある・・・
いやあ、びっくりしましたあ!!
12弦ギターというのは、ある種の「イロモノ」であって、ちょっとした効果音として使われたり、ちょっと毛色の変わったサウンドがほしいときに使われる程度のものでして。
12弦ギターを、完全に自分のメイン・ギターとして使うギタリストは、ほとんど居ません!!
というか、おいらが知る限りだと、12弦ギターがトレード・マークになっている人は、戦前ブルーズの時代のアーティストである、
レッド・ベリー

この人ですね。
それと、
ブラインド・ウィリー・マクテル

この人です。
えらい写真の大きさが違うけれども(笑)
12弦ギターを使っているのがわかりますよね。
この2人くらいしか、知らないんだよね~。
もちろん、12弦ギターが効果的に使われている楽曲はたくさんあるんだけども、ずっと12弦をメインに使って、ギター・ソロも12弦でとってしまおうなんていうのは、ほとんど知らないっす。
特に、12弦の、アコースティックギター、というのが大きい。
12弦の、エレキギターなら、それをメインに使っている、ロジャー・マッギン(バーズ)なんかもいるし。
ジョージ・ハリソン(ビートルズ)も、メインで使っていた時期があります。
でも、けっして、メジャーな存在ではない。
なぜなら、12弦ギターというのは、当たり前のことだけど、弦が12本も張ってあるわけで、ものすごく弾きにくい・・・(涙)
単純に考えて、弦のテンションは倍だし、そのぶんネックは太いし、ちゃんと押さえないと、きれいな音は鳴らないし・・・(汗)
とにっかく、しんどいのですよ。
それなのに、店長は、
「(にこにこ)つぁん、俺はこれから、12弦をメイン・ギターとして使うよっ!!」
と相変わらずにこにこしながら言うわけですよ。
で、店長に、その理由を聞いたら
「(にこにこ)やっぱりさあ、もっとも大切なことは、オリジナリティだと思うんだよね。人と同じことをやったって、つまらないし、プロの人たちに勝てるわけがない。だからこそ、俺たちにしかできないことを、探すべきだと思うんだな。つぁんの歌とかギターの弾き方とかは、上手いかどうかはともかく、すごくオリジナリティがあるじゃん。だからこそ、俺も普通じゃないことを選んで、その道を突き進みたいと思ったのだよ。」
か、かっこいいぜ、店長!!(感涙)
というわけで、それ以来、店長は、うちのバンドで演奏するときは、12弦ギターだけを使ってます。
すごく、しんどいと思うんだけど、愚痴も言わず、たんたんと続けているんだよね~。
ここらへん、本当に、ギターの修行僧みたいな人ですな!
そして、この決断のおかげで、店長はさらにギタリストとして上達し!
その店長の姿勢を見ていたおいらが、自分のギターの弾き方を徹底的に見直すきっかけとなったのです!!
人生は1度しかないんだから、人と同じことをやっていても仕方がないぜ!!
という、うちのバンドのコンセプトが、がっちりと決まった瞬間でした(ドヤ顔)
そして、まだまだ続きます!!