さて、店長とおいらは、「ホット・ロッキン・ナイト」で、無事に復活し、というか、バンド「アップルビデオ高津店」としては初めてのライブをこなしたのですわ。
で、これからの活動はどうなるのかなと(笑)
というのも、店長はかなり仕事が忙しい状態だし、またバンド休眠になっても仕方ないかなと。
そうしたら、店長が、
「(にこにこ)つぁん、今、音楽的にいい感じだし、これをこのままつぶすのはもったいないよ。土日のどちらかなら空けられるから、1週間に1度のペースで練習したり、路上でやったりしようや!」
と言い出す始末(爆笑)
おおお、そうきたか、それなら、こっちも望むところだぜ~(喜)
で、思ったより簡単に、バンド活動が恒常的になったわけです。
ただ、路上、ということになると、ハードルがたくさんありますぜ!!
まず、場所!!!
基本的に路上で演奏活動をするのは、道路交通法で禁止されてます。
川原とかでやるのも、厳密にはダメなはず。
でも、我々が「第1期アップルビデオ高津店」で活動していたころには、警察の方に止められたことはほとんどありません。
警察官が歩いてきても、おいらたちを見ても、基本的にスルー(笑)
しかし、我々が休眠しているうちに、情勢は変わったのです。
路上で活動していたバンド同士のいさかいで、ケガ人などが出て、いっきに規制が厳しくなったのです(泣)
そのせいで、駅前のコンコースなどには、
「ここで楽器を演奏することを禁止します」
などという紙がたくさん貼られるようになりまして・・・
生きにくくなったものです(泣)
で、考えたのは、東京都が新しく作ったシステムで「ヘブン・アーティスト」というのがあって、東京都のオーディションに合格すれば、都が定めた公園とかなら演奏できる、というもの。
しかし、これはいろいろ調べてみると、ロック系のアーティストにとっては畑違いな感じ。
大道芸などを主眼として考えられたシステムだから、まあ、仕方ないといえば、仕方ない。
路上で活動したいバンドが応募しても、書類審査でほとんど落とされます・・・
というか、ロックって、基本的には、反体制だからね(爆笑)
東京都に認めてもらうっていうのも、釈然とはしない・・・
でも、まあ、合法的に外で演奏できるなら、「ヘブン・アーティスト」になりたいなあ!
ただ、そうなるためには、相当の実力やオリジナリティが必要になってきそうだから、すぐには、なれません(涙)
というわけで、非合法であるということを知りつつも、どこまで迷惑にならないように、演奏するか。
演奏する場所は、とにかく駅前から離れて、人は通るけれども、住宅地がそばにないところ!!
そして、マナーを守って演奏して、それでも苦情を言われてしまったら、謝ってすぐに撤収!!
これでいくしかない。
次に、季節!!!
これはねえ、異常に寒さに強い、とかじゃなければ、1年のうち、半分は活動できません・・・
「指が、かじかんじゃって、うまく弾けないよ!!」
はい、洋楽に詳しい人にしか、わかりませんね(笑)
これはビートルズが、真冬に自社ビルの屋上で演奏した時(ルーフ・トップ・コンサートという)に、ジョン・レノンが言った言葉。
そりゃそうだ、真冬に外でギターなんか弾けません・・・
ちなみに、この屋上演奏も、30分くらいで警察が来て、止められてしまいます(笑)
まあ、ビートルズが演奏してたら、町の交通機能がマヒしてしまうだろうからねえ(爆笑)
最後に、音!!!
アコースティック・ギターという楽器は、1人で弾いているぶんには、十分な音量ですが、雑踏の中だと、とても弱い!
戦前ブルースについて書いた回でもふれたけど、ボーカルとギターのバランスがとれません。
さらに、店長がギター・ソロでも弾こうもんなら、雑踏では、まったく聞こえません。
だから、アンプが必要!
でも、路上で使うわけだから、アンプは電池式のものでないといけない。
電池式のものだと、基本的にちゃちだから、ちょっと音量を上げると、音がゆがんでしまう・・・
アコースティック・ギターの音色がだいなし・・・(泣)
これは、「第1期」のときに解決できなかった問題でもあるのです・・・
でも、時代は変わったんですのよ!(笑)
おいらは、歳をとって金銭的に余裕ができているし!
さらには、インターネットという、強い味方もある!!
なもんで、おいらは、すばらしいアンプに出会うわけですよ!!
以下次号!