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ピッキング~、ピッキング~。
ギターを弾くときに、大切なのは、運指よりも、ピッキング~。
右利きの人でいうと、「左手の運指」よりも「右手のピッキング」が大切!!
これは間違いない事実ですわ!
左手の華麗な指さばきに感動しがちですが、本当に大切なのは、右手のピッキングなのです!!
これはね~、なかなか意識しづらいうえに、一度クセがついてしまうと、なかなか直せない・・・
おいらがライブのたびに弦を斬る、その原因は、ピッキングだったのです!!
順序立てて話すと、おいらがギターを弾き始めたころのアイドルというか、目標は、この方!
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ニール・ヤング様です!!
で、ニール・ヤング様のギターの弾き方は、かな~り、クセがあります!
百聞は一見に如かず、見てみましょう!!
Neil Young - Solo - Rockin in the Free World - Acoustic Guitar
ものすご~く、かっこよくて、今でも、血が熱くなる映像なんだけど~!!
1分20秒くらいのところを見てください!!
ニールヤング様が、感情の高ぶりを、ギターにたたきつけるように演奏しているのです!!
これ、おいらが20歳くらいのときに見て、ものすごく、影響されちゃったんだな~。
こんなふうに弾きたいよっ!!
そして、以下の計算式がおいらの中に、不動の存在として刻み付けられたのです!!
「ピックを叩きつけるようにして演奏する」=「かっこいい」
そう、普段はやらないんだけど、ライブになると、やってしまうのです・・・
なぜって??
興奮しているから!!(爆笑)
んで、弦が斬れてしまうのです・・・(当然)
ていうことは、簡単じゃん、この弾き方をしなきゃいいんじゃん!!
と考えた、そこのあなた!! 100パーセント正しい!!
でもね、無理なのよ、興奮しているからね、無意識のうちにやっちゃうの・・・
そして、弦を斬って、初めて気がつくのさ~!!(遠い目)
いや、あのね、あまりにも悲しいから一応、言い訳しとくと!
ライブ本番で気持ちがたかぶることによって、いい演奏ができるときもあるのよ!!
普段では考えられないような、感情的なヴォーカル表現ができたりとか!
普段では考えられないような、奇抜なフレーズのハーモニカが吹けたりとか!
でも、普段では考えられないような、ギタープレイは、できたことない・・・(号泣)
やっぱり、ギターがへたくそなんだよ~!!
そいえば、おいらのことを、40年近く知っている幼馴染の、VROOOMに言われたさ~。
こんな感じで、さわやかに、言われたな~!
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「お前は、一番うまいのが、ハーモニカ! 次がヴォーカルで、それに比べたら、ギターはダメだな~(笑)」
返す言葉もありません・・・
さて、具体的には、弦を斬らないためにどうするか・・・
「ライブの1曲目をバラードとかにして、自分を落ち着かせる」とかも考えましたよっ!!
でも、2曲目でアップテンポの曲になったら、やっぱり興奮して斬るのです!(涙目)
自分が制御でき~ん!!
んで、忘れもしない、昨年の夏のことですよ。
出張先で山道を歩く用事があって、けっこう長い時間、山道を一人で歩いたのです。
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こんな感じの山道!
んで、考えた、と。
おお、夏目漱石の「草枕」みたいじゃないですか!!
かっこいいぞ、俺!!(笑)
といっても、頭の中は、ず~っと、
「弦を斬らないですむ方法はないのか~!」
「なんで俺はこんなにバカなのか~!」
「店長にまた怒られるのか~!」
「VROOOMに笑われるのか~!」
とか、そういう、煩悩ばっかり(笑)
んで、とある瞬間に、ピコーンと、ひらめいたのですよっ!!
ひらめきの内容は、次号じゃ!!