つっかです。
先日、嫁さんと川崎駅近くにある北海道居酒屋「魚一丁」へ行った。
結婚前、北海道にいたころにも、何度か行ったことのある店が、
川崎にもあったので、入ってみた。
で、注文したのが「ざんぎ」。
「ざんぎって、からあげの方言でしょ?」
と、言われることがあるが、
北海道人は「ざんぎ」と「からあげ」を使い分ける。
では、何を根拠に「ざんぎ」と呼ぶか…。
からあげと比較したざんぎの特徴は…。
1、まず、味が濃い。
2、しょうゆベースに、しょうがとかにんにくのたれに付け込んである。
3、外側はカリカリしている。
なので、そうなっていないものは北海道人でも「からあげ」と呼んでいる。
あたり前だが、
からあげ粉で揚げたものは、「ざんぎ」とは呼ばない。
「ざんぎ」の語源は、中国の「炸鶏(ザーギー)」とも言われる。
しかし、そんなことはどうでもよく、ざんぎ=からあげではない。
まぁ、単純に「からあげ」と称しているもののうち、
味や調理工程や食感などの違いで、その一部を「ざんぎ」と呼んで、分けているのだ。
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これは、川崎駅近くのからあげ屋で食べた「からあげの2種盛り」。
タレがかかっている下のは、確かに「からあげ」だった。
しかし、上にあるものは、見た目も味も「ざんぎ」だった。
でも、お店が「からあげ」と言っているのだから、
「からあげ」なのだが、
うちの嫁とは、「これ、ざんぎっぽいね。」と、話していた。
(そこで、これは「ざんぎ」でしょうが!とクレームまがいのことは言わない。)
上の方は見た目でも「ざんぎ」感あるが…。
まぁ、どーでもいいと言ってしまえばそうなのだが、
「ざんぎ」が、北海道人のソウルフードのひとつであることは、間違いない。