この歓楽街の階段をのぼったところに、音楽居酒屋「農家」はありまする。
いやあ、すっかりオジサンになってしまったけど、こういうところ、行きつけないんだよな~。
「スナック」とか「キャバレー」とか、「キャバクラ」とか、行ったことないのです・・・(ため息)
おいら、オジサンとしての経験値、少なすぎだな~(笑)
さてさて、立川の音楽居酒屋「農家」に初めて出演した時のことはよく憶えておりまする。
まずは、土曜日に行われる「農家の歌会」に、観客として参加して、その後、オープン・マイクで、2曲披露したのです。
それは、
ホテル・カリフォルニア(イーグルス)
と
ロッキン・ザ・フリーワールド(ニール・ヤング)
いやあ、おいらたちの気負いが伝わってきますなあ~(笑)
ホテル・カリフォルニアは、問答無用のキラー・チューン!!
ロッキン・ザ・フリーワールドは、うちのバンドの当時最大の自信曲!!
なめたらあきまへんでぇ!
という気持ちがあったのでしょうなあ~(遠い目)
実は、「農家」はおいらたちが想像するよりも、もっとアット・ホームで、和やかなお店。
しかも、そこに集う方たちは、音楽好きの、年配の方ばかり!!
おいらたちの気負いなんて、まったく必要ない感じの、ふところの広い方たちばかりですよ!
年齢についても、農家の女将さんに、
「あんたたち、農家じゃ、すんごく若手だよ(笑)」
と言われたほど(爆笑)
でも、たしかにそうなんだよね~。
ここに集う方たちは、フォークが好きだった方が多い!
筋金入りのアコギ好きの方たちが多いのです!
だからか、マーチンの使用率が高いこと、高いこと!
ほら、この写真を見てくだされ!!
あっというまにマーチンが4本も集まってますよ(驚愕)
そして、おいらたちが農家に出演するときに、よく出会うのが~
野次将軍こと、せいいちさん!!
おいらがレッド・ツェッペリンの「天国への階段」を必死になって歌って、最後の高音パートが出そうにないので、音程を下げて歌ったら~。
「こらあ~! 逃げてんじゃないよぉ~!!(笑)」
と強烈なツッコミを入れてくれるのです(爆笑)
いやあ、やっぱり、観客が良いと、楽しさも倍増!!
おいらたちは、すっかり「農家」の常連になっていったのです。
こうして、欲しかったホームグラウンドを手に入れて、2ヶ月に1度くらいのペースで、ずっと農家に出演し続けております。
で、バンドにどういう変化があったかというと。
現在、おいらたちのバンドの専属カメラマンとして、写真を撮ったり映像を撮ったりしてくれる、つっかさん。
彼が、ちょうどこのころに、金沢から川崎に引っ越してきていたのです。
もちろん、彼のことだから、そこにはいろんな事情があったんだろうけれども。
少なくとも、おいらたちとしては大歓迎で、さっそくのように飲み会を企画したり、うちのバンドの写真を撮ってもらったりしておりました。
ほんで、つっかさんは毎回のように、ライブを観に来てくれるんだけども。
前にも書いたけど、「農家」のシステムとして、あらかじめ出演が決まっていた演者さんの演奏が終わると、今度はオープン・マイクで観客が2曲ずつ歌うのです。
つっかさんは、観客。
ということは、2曲歌う権利がある!
つっかさんは、歌専門。
ということは、おいらたちが伴奏をつけるのが必然!
つっかさんは、邦楽が好き。
ということは、おいらたちも邦楽がやれる!
一石三鳥、やるしかないじゃん(爆笑)
というわけで、オープンマイク用に、邦楽の名曲を用意して、練習し、つっかさんに歌ってもらうことになったのです!!
これをVROOOMが、
アップル裏ビデオ高津店
と名づけたのです。
裏を、そこに入れるところがセンスってもんですなあ~。
まあ、若い世代には何のことやらわからんでしょうけど(笑)
で、農家では、まずアップルビデオ高津店が30分ほど演奏して、オープンマイクになると、アップル裏ビデオ高津店として2曲演奏するというのが、すっかり定番となってしまいました(笑)
しかも、観客の反応がとてもいい!!
とくに野次将軍せいいちさんなんかは、
「いやあ、アップルビデオは、裏のほうが良いよな~(笑)」
なんておっしゃる始末!!(爆笑)
そう、うちのバンドは、表の顔と裏の顔を持つことになったのです!!
ふふふ、オジサンにもなれば、2つの顔を持つのがたしなみってもんよっ。
一筋縄ではいかんのよ、オヤジは(鼻息)
我ながら、オヤジの鑑(かがみ)ですなあ~(爆笑)
というわけで、アップル裏ビデオ高津店の演奏をお楽しみください~。
曲は、ガッチャマンの歌!!
このとき、たまたま、ガッチャマンのTシャツを着ていた、こまっちゃんたちと、楽しくたわむれておりまする~!!
農家の雰囲気が味わっていただけるのではないかと~。
ガッチャマンの歌 アップル裏ビデオ高津店
続きは、次号でやんすっ!