![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/25/7b83ce0f6abb83153804bd819efe14b2.jpg)
さてさて、前回は、バンドが小芝居をやるようになった、というところまで。
こういうことって、やっぱり、大げさな言い方をすると、意識改革だと思うのですよね~。
考え方が変わることによって、これまでだとできなかったことが、できるようになる!
いや、実はこれは、バンドの楽器編成にもかかわることなのですよ。
というのは、これまで長々と書いてきたけど、おいらと店長の関係が、師弟関係からスタートした、というのが大きいのですわ!
御存じのとおり店長は、おいらからすれば、ギター・ソロがとんでもなくうまい。
その店長に、おいらの歌の合間の、間奏を弾いてもらおうではないか。
つまり、このバンドは最初、「店長に気持ちよくソロをとってもらうバンド」としてスタートしたのですよ。
なもんで、第1期~第2期の序盤は、すべての曲で、こういう楽器編成でした。
つぁん ギター・ヴォーカル・ハーモニカ
店長 ギター
VROOOM パーカッション
そう、おいらは必ず、ギターを弾きながら歌い、間奏のときは、店長のギターソロのバッキングをやる。
そして店長に、けっこう長めにギター・ソロをやってもらう。
おいらがハーモニカを吹くときは、ハーモニカ・ホルダーを使って、ギターを弾きながらハーモニカをやる。
すべての曲で店長にギター・ソロをとってもらうには、こういうふうにせざるをえない。
それぐらい、店長のギター・ソロは、うちのバンドの「売り」だと認識されていたわけですね。
そりゃあ、実際に、店長のギター・ソロはそれぐらいインパクトのある「バカ・テク」だったわけですよ。
で、問題は・・・
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これですよっ!!
はい、ハーモニカ・ホルダーですね。
いや、これがすべてイカンというわけではないですよ。
そもそも、おいらのあこがれの
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ニール・ヤング様や、
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ボブ・ディラン様も使用してらっしゃいますし!!
でもね、だんだん、おいらがブルーズに傾倒していくようになってくると、「ハーモニカ・ホルダーの限界」というやつにぶち当たるようになるわけなんです。
それは何かというと、この動画を見てもらったほうが早いっすね。
おいらが、「ハーモニカの神」として尊敬している、ハーモニカの達人の動画ですよ!
Sonny Boy Williamson- "Bye Bye Bird" 1963 #Reelin' In The Years Archives#
まあ、とにかく、その風貌からしてとんでもないんですけど(爆笑)
顔、インパクトありすぎ(笑)
それは置いといて、手のひらでハーモニカを包んでいるのがわかりますよね。
その手のひらを動かすことによって、音色を変幻自在にあやつっている!!(驚愕)
こういうプレイは、ハーモニカ・ホルダーを使用していると、できません・・・
最後は、ハーモニカを口にくわえて、手をたたきながら吹いているからね~!!
もはや、神業すぎて、何も言えないっすね!!
これはハーモニカ・ホルダーを使わないからこその芸術ですよな!!
いや、というか、ここまですごいプレイは、誰にもできませんけど・・・(苦笑)
でも、こういうことがやりたいおいらとしては、ハーモニカ・ホルダーを使わずに、ハーモニカを吹きたい!
そのためには、ギターを手放す必要がある!!
そう、つまり、店長にギターバッキングだけをやってもらうしかない!!
そうして、おいらは、ギターを弾かずに、歌とハーモニカだけに専念する!!
いや、もちろん、すべての曲でそうするわけじゃないんだけども。
これはねえ、意識改革ですよ!!
誰の?? いや、おいらのなんですよ(爆笑)
店長の意識の問題ではなく、おいらの意識の問題(笑)
というのは、店長におそるおそる
「この曲は、バッキングだけ、やってもらう感じにアレンジしてもいいっすか??」
と言ったら、
「(にこにこ)いいよ~!!」
「え?? そうするとこの曲は、店長、ギター・ソロ弾けないけど、いいんすか??」
「(にこにこ)もちろんだよ!! バッキングだって奥深いからね、弾いてて楽しいんだよ~!!」
「(あぜん)」
そう、店長はギターが弾ければ、それがソロだろうが、バッキングだろうが、関係なく上達したい人だったのです。
いやあ、本当に、ギターの修行僧みたいな人だよな~(感嘆)
というわけで、おいらの意識改革によって、バンドのレパートリーに、
「おいらがギターを弾かない曲」
が入ることになったのです。
これによって、バンドの楽器編成に新たなパターンが増えたのですよ!!
これって、やっぱり、20年くらい付き合いがあるから、初めてできたことのような気がするなあ~。
おいらの中では、いまだに、
「店長にバッキングだけやってもらうなんて、ぜいたくだな~」
と思う気持ちがあるからな~。
でも、そのぜいたくがやれるようになったことが、バンドの進歩でもあるのだっ!!
続きは次号やっ!!