![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/2e/fbc1728c5a7bef1fa9b34193686009d8.jpg)
さて、前回は、VROOOMが「カホン自作セット」を購入して、零号機を作成した、というところまで。
で、この零号機の音なのですが、市販品のカホンと比べると、やや弱い、といったところかと・・・
もちろんカホンという楽器として、演奏するぶんには、なんら問題が無いのだが。
問題は音量ですよ。
カホンはアコースティック楽器であるという側面があるので、アンプなどを使って、音を増幅させることは、基本的には想定外。
ということは楽器単体で、どれほど大きな音が出せるか、という問題がいつもつきまとうのです。
VROOOMも、そこはいろいろと試行錯誤したらしく、カホン自作に踏み切る前に、前回も紹介した、スプラッシュ・シンバルの導入をやっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/fa/b1572199b5e8511a9988645bf271bd2b.jpg)
これによって、けっこうな音が出せる。
カホンだけだと、いまいち弱いので、それを補おうとしたわけですね。
ところが、ここで直面するのが、腕は2本しかないんだよ問題(笑)
ふつう、ドラムセットの場合だと、足でバス・ドラムを叩き、両手でスネアやタム、シンバルを叩きます。
両足でバスドラを叩く、ツーバス、なんていう猛者さえもたくさん存在します。
でも、カホンの場合、足で叩くことは基本、ない。
(中には、足を使ってカホンを演奏する人もいるらしいですが・・・)
バスドラを担当するのも、腕、なわけだから、通常のドラムの人に比べても、使えるコマが1枚足りない・・・
そこで、VROOOMはシンバルを足で叩くことを考えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/e5/48f459f8e621d4c304e46a665223b1fa.jpg)
ハイハットの導入ですね!!
これなら、足を使ってシンバルを担当することができる!!
さらにさらに、VROOOMの看板楽器、「与作」の導入!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/31/6d9bc641806138c2d2b5d015bfa58b3f.jpg)
正式名称、ヴィヴラ・スラップといいます。
北島三郎の名曲「与作」において、ここぞとばかり多発して使われているので、通称「与作」!!
これをシンバル・スタンドに取り付けて、さらに音色のヴァリエーションを増やす!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/87/e09cfa7daeff0e55882b51910bce3035.jpg)
そう、前回書かなかったのですが、VROOOMはカホンを自作する前に、アタッチメントの部分に改良を重ねていたわけですね。
このアタッチメントの部分は、パーカッションとしての、オリジナリティを決める大切な部分でもある。
ここに、まさか「与作」を持ってくるとは(爆笑)
これ、立川の音楽居酒屋「農家」のライブで、冗談抜きに、鳴らすたびに爆笑をとったほどのもんですよっ(笑)
どうやら、この楽器を知っている人にとっては、笑いのツボを直撃してしまう存在らしい。
さて、そこまでやった上で、カホン自作に踏み切ったVROOOMですが、その理由はわりと単純らしく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/dc/f52e0486f7ad80fc31e9f6ab0a8251f9.jpg)
「ネットで見たら、自作している人がけっこう存在したから」
たった、それだけの理由かよっ!!(爆笑)
そして、試作零号機に満足するはずもなく、やつは新たな地平に進んでいきます。
で、作成されたのが、記念すべき初号機!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/4d/7d07224c567006756eca78e7590d90b0.jpg)
これだあ!!(爆笑)
初号機なのに、まっ黄色!!
よく見てもらうと横幅が狭いのがわかるはず。
全体的に小型化しています!
カホンというのは、四角い箱の上にまたいで座る必要がある楽器。
これは、VROOOMが、股を開いて演奏するのがはしたない(うそ・笑)から、なるべく股を開かなくていいように設計したらしいのです。
それから、下の部分に四角く穴が開いていることがわかるはず。
これは、容積が小さくなったぶん、低音が響かないことを考慮して作られた、低音ブースト・システム。
そう、初めての完全自作カホンにしては、かなりの独自設計思考!!
で、これがうまくいったのか、というと・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/2c/c8f633af75c18406c1661cc000961b37.jpg)
てな感じ(爆笑)
まっ黄色なボディは、まるで遊園地の遊具のようで。
板の厚さの問題かなあ、音がくぐもったように聞こえ。
低音ブーストは、まったくブーストせず・・・
アコースティック楽器って、小さくなるとダメなのねえ、の典型・・・
自分が作ったわけでもないのに、この評価、VROOOMすまん(笑)
ここから、VROOOMの反撃が始まります!
まだ、続くぜっ!