林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
火曜に店長、木曜にVROOOM、土曜につぁんが投稿します。

バンドの歴史50(弐号機の安定)

2015年09月17日 05時55分55秒 | バンドの歴史


前回は、VROOOM初の完全自作カホン「初号機」が、独自の設計思想を持ちながらも、出来としてはイマイチであった、というところまで。


そして今回は、リベンジに燃えるVROOOMが、次なる完全自作カホンの作成に踏み切るというところ。


で、その進化の速さといったら無いですぜ!!

まず、前回の復習。
これが、初号機です。

まるで遊園地の遊具のような、黄色く、かわいいカホンですな~。
なんか、ほのぼのしてくる。
これはこれで、かわいいから嫌いではない(笑)



ところが、この次の弐号機は、

これですぜっ!!

アコースティック楽器としての、風格というか。

高級感が違う!!

その大きな理由として、木目の存在が大きいかと!!

縦に入った、色濃い木目が、否が応でも高級感を醸し出す・・・

さぞかし高級な木材を使ったんだろうな、というそこのあなた!!


甘いっ!!!

あんころもちのように甘いっ!(笑)


この木目実は高級な美しい木材を、ものすごく薄く、うすぅ~く、削ってあるシールのような存在(笑)

これを何の変哲もないベニヤ板に張り付けるだけで、あら不思議!
高級感あふれる外見になってしまうじゃないですか!!


これは家具などによく使われている手法で、森林資源が枯渇して高級木材が不足しがちな、現代らしい発想なのですよ。


これをカホンの打面の一番目立つところに張り付けて、高級感を漂わせる、VROOOMのセンス恐るべし!!


繰り返すが、これがついちょっと前まで、まっ黄色のかわいいカホンを作っていた男とは思えんぜ!!



しかも、このカホン、打面が斜めになってます。
カホンという楽器は前傾姿勢で演奏しなければならないところが、泣き所。
これだと、コーラスをつけたりするときに、背筋が伸ばせないのが痛い・・・


それを少しでも改善するために、打面を斜めにしてあるのです!!(驚愕)
簡単に言うと、底面と上面は、地面に平行で、背面は地面に直角。
だけど正面の打面だけは、斜めになった、台形の構造なのです。

まさにチラシの裏に書かれた説明図(爆笑)

白いノートに描けばいいものを、つい、チラシの裏をつかってしまう、おいら。
貧乏性なんだよね~。

とくに、ノートとか、大切に使います。
考えてみれば、ジュース1本くらいの値段なんだから、どしどし使えばいいのに。

紙は高級品!

という、まるで昭和初期のような考え方が、おいらの頭に浸透してます・・・
親父の影響だな・・・(笑)

おいらが小学校のときに死んだ親父、チラシとか包装紙とか、ちまちまと集めてメモに使ってたなあ(遠い目)



それはともかく!
横から見たら台形のカホン!!
これは、カホン界にとっては画期的なことではないのかと!!
問題点としては、上に人が座って演奏するとなると、いまいち安定性が弱いこと。
でも、それも気にならない程度で、VROOOMによれば、実用面では概ね快適だったとのこと。


しかも、音が良い!!
市販品と比べても遜色ないどころか、低音の迫力、高音の伸び、ともに市販品を上回る出来!!

なんと、完全自作2つめのカホンで市販品を超えるという快挙!
やはりVROOOMの工作技術は高い。


ていうか、さすが、弐号機!

兵器としての完成度は最強だぜ!
なんたって、ドイツで作られてるからな!
パイロットの精神状態が良ければ、無敵だぜ!(鼻息)



あれ、何の話をしてたんだっけか?(笑)


そう、ひとまずこれで、納得がいく実用レベルのカホンが作れたわけなんだけど。

VROOOMは、進化の道程をまだまだ突き進むのです!!

以下次号じゃ!!