林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
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新しいギターを買ったけど!! その2

2017年08月10日 05時32分15秒 | 新しいギター購入計画



さてさて、みなさま、暑い日が続いていますな~。

毎日こうも暑いと、なんだか南国に引っ越したような錯覚に陥りますわ・・・


それはともかくとして、おいらはネット上で発見したリゾネーターギターを求めて、御茶ノ水に向かったというところまででしたな。


そして、ご対面したのが、冒頭の写真のギターでございますよ。
「ドブロ」というメーカーの「デレク」というモデルです。

「ドブロ」というのは、リゾネーターギターでは「ナショナル」と並ぶほどの老舗の名門ブランド!!


まあ、簡単に言うと「ドピエラ」という姓の兄弟が、「ナショナル」という会社でリゾネーターギターを開発したんだけども。

いろいろもめて、「ドピエラ」兄弟はナショナルから独立。

そしてリゾネーターギターの、自分たちのブランドを立ち上げたわけですよ。


ピエラ」のブラザース(英語のつづりだとブロザースに近い)から「ドブロ」という名前になったのですな。


もともとの会社の「ナショナル」も、1回倒産かなんかして、今のは復刻版「ナショナル」

「ドブロ」の方も、今では大手ギターメーカーのギブソンの傘下になってます。

そりゃあ、そうだよね、リゾネーターギターなんて、時代遅れですからね(笑)
今では、ギタリストの中に、ほーんのわずかな愛好者がいるだけです。

それじゃあ、健全な経営がしにくいのも当然・・・




まあ、それはともかく「ドブロ」社の「デレク」というモデル。

見れば見るほどカッコいいではないか!!




はっきり言おう!!
おいらが今まで見たギターの中で、外見ではナンバーワンだと!!!!




それくらい、おいらのハートは、わしづかみにされておりますっ!

いやもう、ほんとに、居ても立ってもいられないって、まさにこんな感じですわ。





まず、


リゾネーターギターである!

カッタウェイがある!

Fホールがある!

ピックアップがついている!



この4つがそろっているギターなんて、そんじょそこらにはありませんぜ!!??



はい、リゾネーターギターというのは、かなり昔の存在ですからね。

カッタウェイが無いモデルがほとんどなのです。



さらに、これは今のメインギターであるナショナルのリゾネーターギターを購入した時にも感じたのだが。


ピックアップがついているものも、ほとんど無い。


これはリゾネーターギターという存在の成り立ちにも関係するんですわ。


そもそもリゾネーターギターは、普通のアコースティックギターでは、音量が足らないから開発されたもの。
当時は電気機器が発達していなかったから、電気を使って音を増幅するなんて考えられなかったんですね。

なので、ギターのお腹の部分に、共鳴するアルミのお椀みたいなのを取り付けて、音を増幅させたわけです。

ピックアップが開発された今となっては、そんなけったいなモノ、つける必要が無くなるわけですね(笑)


でも、音量を上げるためだけに開発されたリゾネーターギターには、開発者の思いもよらない副産物があったんですよ。


それが、独特な音!!


おいらが愛してやまない、リバーブがかかったような、本当に独特な音が鳴るんです。
この音があるから、今でもごくわずかながらリゾネーターギターの愛好者がいるわけです。

でもね、その人たちは、おいらみたいにバンドで使うわけじゃないから、ピックアップなんてついてなくていいんです。


ただでさえリゾネーターギターは、部屋とかで弾くには十分すぎる音量がありますからな~。
(下手すりゃ、普通に弾いていても、近隣から苦情が来るかも・笑)


なもんで、おいらみたいにバンドでリゾネーターギターを使いたい人だけが、ピックアップがついたリゾネーターギターを欲しがるわけで。


そんなヤツ、ほとんどいないのが現状・・・
つまり、需要が無い・・・





それなのに、このギターは!!

何度見ても、何もかもが、完璧ではないかっ!!




こんなもの、おいらの人生で、そうそう出会えるチャンスないぞ・・・



そう思ったおいらは、すぐさま現金を引きおろし、購入したのです!!

これでこいつは、もはや、おいらだけのものさっ!!


そして一刻も早くバンドで試したかったのに、その週の練習は店長がお休みしやがっので延期。




とりあえず、部屋の壁掛けギタースタンドに飾ってみると、

とにかく、とんでもなく、カッコいい!!





わくわくドキドキしつつ1週間を過ごして、この前の練習で初めて、このギターを使ってバンド練習をしたのです。





そうしたらなんと、このギター、うちのバンドとは、全然合わなかったのですよ・・・


涙を飲んで、以下次号じゃっ!!