![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/6f/ff521e8ec90bfb0edfe0e172f1eed377.jpg)
さて、前回は、ネットで発見した新しいギターを購入して、バンドで試したというところまででしたな。
はい、大失敗でした・・・(泣)
そこにはいろいろな要因があったんですが、まずとにかく、致命的にダメだったのが、
音でした・・・
うちのバンドで試す前、部屋で弾いているときとかは、そんなに気にならなかったんだけども。
このギターは、ボディが木製だから、温かみのある音がして、さらにサステイン(音の伸び)があまり無い。
考えてみると、金属製ボディのギターって、サステインとか音のトガリとか、すごいんですなあ。
毎日使っていると、それが当たり前になってしまうから、そのありがたみが分からなかったんですわ・・・
なので、このギターは前のギターよりも音に力が無いんで、アンプの音量を上げるしかない。
んで、音量を上げると、
思いっきり、ハウる・・・(涙)
これは、ギターを買う時に店員さんから聞いたんだけども、このギターの前のオーナーは、全然このギターを弾いていなかったらしく。
中の電気系統は完全に壊れてしまっていたみたい。
それを楽器屋さんが直したらしいんだけども、珍しいギターだから、その仕組みがイマイチつかめておらず。
もともとのセッティングと完璧に同じかどうかは確信が持てないとのことだったのですわ。
そのせいだけじゃなくて、おいらもよくわかっていないから、試行錯誤したけども、うまくいかず。
結果的に、カラオケでの練習においては、散々な出来でしたわ・・・
まず、おいら自身が楽しくない・・・
メインギターなら、こういう音が出せるはずなのに、それを出せないもどかしさ・・・
さらにVROOOMとリズムの一体感が持てない・・・
これはギターを替えてみて初めて気づいたんだけども、おいらとVROOOMがこのバンドのリズムを作っているわけで。
そのリズムの大部分を、金属製のギターの低音が支えていたことがわかったのですわ。
というのは、おいらが金属製のギターに持ち替える前は、マーチンD28をピックで弾いていたので、そのでかいボディから出る低音がバンドのリズムを支えていたわけですね。
(当時は低音を意識して出せていなかったけれども・・・)
それを金属製のリゾネーターギターに替えて、指で弾くようにしたので、必然的においらの右手の親指がこのバンドの低音を支えていたわけですわ。
ところが、おいらの親指に力があるんじゃなくて、実は金属製のリゾネーターギターは低音がものすごく出るということだったみたい。
だから、今回購入した木製のリゾネーターギターだと、低音が思ったように出なくて、リズムがうまくまとまらない・・・
わかりやすくするために、それぞれのギターを横から撮影してみましたよ。
これが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/81/bcc906ce7f921429c1d50be0b894abbc.jpg)
今回購入したギター。
ご覧のとおり、エレキギターかと思うくらいボディが薄いですね。
これが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/7c/c282d6b4d4036847d5938efe7b932260.jpg)
金属製のリゾネーターギター。
倍くらいの厚みがありますね。
さらに金属製で重いので、低音もビシバシと、殴られるような音が出ます。
これが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/32/22daba288fda67ed48c3ff0522de5485.jpg)
マーチンD28。
もはや、でかすぎ(笑)
超弩級戦艦の「ドレッドノート」という名前がついたのも、うなづけますね・・・
そこで今回の反省。
確かに金属製のリゾネーターギターは、
重いし、錆びるし、カッタウェイはない。
だが、それを補って余りある、音があったのだっ!!
そしていつの間にか、その強烈な音にうちのバンドは支えられていて、他のギターの音ではバンドがまとまらないのだ・・・
それは店長もはっきりと「これじゃない感」を出しながら演奏していたので、間違いない。
うわあ、新しいギター、外見は完璧なのに、中身がおいら達とは合わなかったということか~!!(痛恨)
みなさま、外見だけで大切なことを決めてはいかんのですぞっ(意味深・笑)
そして当然のごとく練習の後のミーティングでも、
「このギター、今のままじゃ、厳しいね~」
「とりあえず、次の練習からは金属製のやつに戻そう」
「このギターを使うなら、ハウらないように電気系統をいじくるしかないね~」
「それか、このギターはあきらめて、別のやつを買うか・・・」
という話になり、おいらはまたもや、厳しい選択を迫られることになるのですわ・・・
以下次号じゃ!!