京島の「魚 やまちゃん」が取り壊されて更地になったのは既報のとおりです。
建物が無くなると、民家の間からスカイツリーが現れた現場です。
その跡地の確認に来ました。すっかり全面道路が広くなって歩道ができています。
ここ墨田区京島は古い木造住宅が密集していて火が廻りやすい環境です。いわゆる「木密度が高い」地域です。また、路地が狭くて消防車両が入って行けなくて消火活動が困難です。東京都はこの状態を解決すべく、数軒の木造住宅を取り壊して鉄骨の共同住宅に住まわせ空地を造って火避け地とし、延焼を防いだり化学消防車が活動できるよう路地を拡げたりする計画を持っています。しかしその計画は、住宅地の所有権が複雑だったり、高齢の住民が新たな投資を拒んだりで、思うように進んでいません。
改めて「魚 やまちゃん」が取り壊された直後の景色です。
ずいぶん路地が拡張されています。その先は数年前に古い住居を共同住宅化して道路を拡張した部分です。なるほど、この位置まで道路を拡張できたようです。
その為に、やまちゃんだけでなく、この古いモルタル造りの家屋を含めて、3軒が立ち退いたのが分かります。
でも、広くなったのはほんの数10mだけです。早く拡張しないと大型地震が迫っています。待ったなしの事業です。
すぐそこに新しい「魚屋 やまちゃん」があります。
その前は公園です。元気に子供が遊んでいます。東テレの大江アナがTV番組で靴を飛ばしたブランコです。
大江アナがコケた大滑り台です。
木密度が高い地域には火避け地が必要です。だからこの公園は無くなりません。