荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

千住タカラ湯になんかあったな?

2020年01月27日 | 散文

こんな時間に千住のタカラ湯の玄関が開いていました。

 

沢山の靴が脱がれています。これは若い人が履く靴ですね。工事業者が履く靴ではありません。

 

庭の塀にも照明が入っています。以前撮影があった時と雰囲気が似ています。

 

風呂屋のシンボル「湯入る」の下の看板にも明かりが点っています。

 

そもそも「ぬ」板で玄関が開いているのは、普通のことではありません。

 

自販機前のこれは? 撮影機材のようでもあります。ここはドラマとかCMとかの撮影がある銭湯です。

 

また撮影かな?

 

さて、玄関前でず~と井戸端会議が続いています。やっぱりなんかあったな?

 

決して暖かい天候ではありません。タカラ湯からお目当ての人が出て来るのを待っているのでしょうか?

 

それにしても、そんな場所で話し込まなくても良いだろうに・・・

私は寒いので帰ります。

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こうして歴史がロンダリンされていく。

2020年01月27日 | 散文

前回報告の娼館跡がある路地の入り口です。

 

右手に新しい店がオープンしました。

 

季節柄冬の粧いです。

 

子供向けの店のようです。

 

 楽しい雰囲気が伝わります。

 

 

 

 すぐそこに娼館があったとは思えないカテゴリーの店です。

 

 

負の歴史もきちんと伝えていって、子供達が幸せに大人になれる世を望みます。

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千住の遊郭跡、再訪

2020年01月27日 | 散文

時が止まった一角です。

 

見上げる丸窓が民家の造りではありません。

 

青く丸いタイル柱がその特徴の一つです。

 

今は目隠し板で隠していますが、大きな窓もその特徴の一つです。ここから中と通りがお互いによく見える造りです。

 

大きな扉は一遍に多くの人の出入りを可能にしました。

 

隣には、朱のタイル柱が妖艶ないかがわしさを放っています。

 

 

白い扉は当時の物ではないでしょうが、左右のタイルに妙にマッチしています。

 

ここにも大きな窓です。外側にテーブル様の張り出しがあります。何かの必要があって造ったように思います。

 

2階は当時の様式ではないと思います。改造したものだと思います。

 

 

店の前の柳が怪しげです。

 

小さなタイルの集合体が美しく整然としています。お金を掛けた造作だと思います。

 

時の政府は娼館のデザインをカフェ風に統一させたと聞いています。その時代がそのままここに在ります。

 

門柱の番号も意味ありげです。

 

ここで沢山の女性の悲劇があったのでしょう。時代の名残りが時を重ねて滓が溜まった風情です。

 

重要文化財じゃないから、そのうちに無くなる、いや、むしろ早く無くしたい遺物かも知れません。

私だけでも忘れないよう、また来ます。

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